「これも愛か。革命家父娘の宿命と運命、裏切りの真実が二人の心の中に揺れる!」ワン・バトル・アフター・アナザー The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
これも愛か。革命家父娘の宿命と運命、裏切りの真実が二人の心の中に揺れる!
邦画鑑賞が多い中、洋画もチラホラ観るんですけども。洋画のヒーロ-物とか癖スゴ作品が多い中 やっと本来の洋画らしい洋画に出逢えた気がします。
今日は「ワン・バトル・アフター・アナザー」を観ましたよ。
監督:ポール・トーマス・アンダーソン氏
上映時間:162分
ちょっと長目上映ですがね、飽きずに最後まで引き込まれました!
場内、異様にお客様が多いかな。先週封切ったのにね。ほぼ満席でしたよ。
評価を見て来られてる映画ファンが多そうですね。
兎に角 話のしっぽが掴めない展開。前に観た” ANORA アノーラ”の様でして。
先が読めずそして飽きない展開。最後の車で逃げて追いかけて、追いかけて・・・
いや~面白い。ロケ-ションも撮りも素晴らしい。
総評は★4ですね。
(スペック)
監督:ポール・トーマス・アンダーソン氏
-----------------mc----------------
(極左革命グループ:フレンチ75関係者(移民を救出活動))
パット/ ボブ・ファーガソン(父)役: レオナルド・ディカプリオさん
パーフィディア・ビバリーヒルズ(母)役:テヤナ・テイラーさん
シャーリーン/ウィラ・ファーガソン (娘)役:チェイス・インフィニティさん
(移民収容所の指揮官)
スティーヴン・ロックジョー警部(ウィラの実父)役:ショーン・ペンさん
(メキシコ)
セルジオ・セント・カルロス(ウィラの空手師範)役:ベニチオ・デル・トロさん
(秘密結社:クリスマス・アドベンチャラーズ・クラブ)※白人至上主義
ティム・スミス(ロックジョーを狙撃)役:ジョン・フーゲナッカーさん
-------------------------
(話展開)
カリフォルニア移民収容所から移民救出する極左革命グループ「フレンチ75」の話。パットとパーフィディアは仲間で革命活動し、お互い愛し合っていた。ある時パーフィディアは収容所でロックジョー警部に出逢ってしまう。彼は黒人女性が異常に好きな白人男性であった。彼女は有る時捕らえられて窮地に。警察内でロックジョーの言い成りに成ってしまう事でフレンチ75が壊滅的に追い込まれてしまう。
彼女は裏切り警察側と司法取引をしてしまったからだった。
命からがら国外(メキシコ)へ自分の赤子と逃亡するパッド。メキシコで16年潜伏し彼(ボブに改名)と娘(ウィラに改名)は偽名のファーガソンを名乗っていた。
そしてそこへ ロックジョー警視が乗り込んでくるのであった。
執拗にフレンチ75の残党を追い込む彼。
果たして 父と成長した娘の運命は どうなる・・・・。
--------------------------
さすが アンダーソン監督作。話が良く練られていて面白いです。
どうなるのか 先が分からず、そこが楽しい。
父と娘の 妻(母)への葛藤。
破天荒な娘を守る父、革命家の宿命を背負って大人に成った娘の生き様。
兎に角 終盤の車の逃亡と追跡と更に追っていく姿が非常に見もの。
あの 激しく上下繰り返す道路が彼等の運命を物語ってます。
娘の銃口がティムを狙う。革命の合言葉を言え、合言葉を・・・ ズド--ン!
ここね。とってもイイ。
そして次に父・・・合言葉を言え、合言葉を・・・
本当に奇跡な再会と 生きてると信じる思い(確信)が交差する瞬間でした。
この間が とってもリアルで。演出も素晴らしいです。
ほんと 久し振りに良い洋画に出逢いましたよ~!!
十分楽しめました。
ご興味御座います方は
是非、早めに劇場へ どうぞ!!
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。