「極左礼賛にはなってないっスよ」ワン・バトル・アフター・アナザー アントニオ3世さんの映画レビュー(感想・評価)
極左礼賛にはなってないっスよ
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革命グループ「フレンチ75」の主要メンバーである二人、ぺルフィディアとその夫ボブを軍人であるロックジョーが追い回す物語。
一部極左礼賛映画などと批判されている様だけど、そうなのかなあ。
確かに極右への揶揄は強く感じるけど、それは割りと表面的。
「革命家は始めは悪魔と戦い、最後は自己と闘う」
そんな様なセリフがあったが、革命テロリストのシンボルの様なぺルフィディア、英雄とされたボブの成れの果てはとても勝利した人間とは思えない。
糸を左右両端から引っ張り合えばいずれ糸はちぎれる。ちぎれるのは糸の最も弱い部分だ。何が、誰が犠牲になるのか。この映画はそれがしっかり表現されていると思う。
ラストシーンは穏やかに見えるが、繰り返しを予感させるしね。
ディカプリオ、良かったー。特に目線とか指先の演技が細やかで見入ってしまった。最近はこういうことなかったけど。
ロックジョーこと、ショーン・ペン65歳?まだまだ全っ然余裕じゃないか。
デル・トロのセンセイ。空手の先生というからてっきり空手でボブを助けると思ってたけどな。でもこの映画で1番好きなキャラ。途中マラドーナに見えてたのは僕だけですか。
この3人の共演が観れただけでもお祭りでした!
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