「イタいおじさん達と強い女性たち」ワン・バトル・アフター・アナザー　YOTSUBAさんの映画レビュー（感想・評価）

ショーン・ペン演じるロックジョーはイタさも度を超え、恐怖を感じました。スゴイ。
対してディカプリオ演じるボブのイタさは笑えるのにカッコイイ。ダサいのに愛おしく見え、ギルバートグレープ以来、最高の演技だったと思います。
一方、デル・トロ演じるセンセイは親方感というか貫禄が半端なく素敵でした。

ボブの妻も強い女性でしたが、娘のウィラは遺伝というより、育った環境により強くなっていったように思えました。
母親からの手紙を読んだ後、ボブの頭にガシっと抱きつくハグが印象的で、ボブの母のようなあのハグが大好きでした。

笑えて泣けてドキドキするエンタメだけで無く、アメリカの怖い部分もリアルに感じ、面白かったです。