「変なキャラクターばかり」ワン・バトル・アフター・アナザー PJLBNさんの映画レビュー(感想・評価)
変なキャラクターばかり
ポールトマスアンダーソンの映画は『マグノリア』以来。
相変わらず変なキャラクターを描くのが好きな監督だ。(マグノリアは、トムクルーズの役が好き)
デカプリオは好きな役者なので、最初から最後まであか抜けない爆弾魔でありつつ良い父親の役がハマっていた。これと対照的だったのが生粋のテロリストの母親と、敵のショーン・ペン演じる不気味な白人警官。どれをとってもキャラクターが変わっていて、感情移入は出来ないが、展開としては目が離せない。その意味では先が読めずにどんどんと話が進んでいく。筋だけ書くとアクション映画なのだが、間の取り方や見せ方は、隙間や余白があって、ちょっとわかりにくいというか、映像でほおっておかれる感じなので、とても映画的なストーリーテリングで、心地よかった。無理にドラマチックにもならないのもいい。
とにかく登場キャラクターが際立っていて、それを見ているだけで終わった感じだが、けして悪い印象ではない。ただ何が言いたのかはわかりにくい。
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