「かっこ悪いディカプリオに拍手」ワン・バトル・アフター・アナザー masa.kさんの映画レビュー(感想・評価)
かっこ悪いディカプリオに拍手
主役のディカプリオの慌てふためく元革命家ボブがそれでも懸命に娘を探す姿には共感してしまいます。シリアスドラマでありながらコメディ要素たっぷり。IMAXに相応しいラストのカーチェイス。人種問題、移民問題など背景にした現代に蘇ったニューシネマです。
まずディカプリオ扮するボブのカッコ悪さ。パスワードを思い出せなくて周りに八つ当たり、革命のヒーローもここでは普通のおじさんです。彼を助けるのは娘の空手のセンセイ、慌てずサポートする彼の姿に武道魂を感じました。彼がディカプリオに「トムクルーズみたいに飛び降りろ」という場面は笑ってしまいます。
もう一人のキーマン、ショーン・ペン扮する軍人ロックジョーのキャラも強烈、冷酷無比な軍人、「アイアムサム」の面影なし。貫禄十分な演技に圧倒されます。DNA鑑定の娘とのシーンは愛憎ないまぜのすごいシーンでしたね。
そしてなんといってもオープニングから釘付けになるテイヤナ・テイラーのカリスマ革命家。革命一直線、淫語を常に口にしながらの銃撃、爆弾。性欲旺盛でまさに自己中、やりたい放題、後半、もっと出てきて欲しかったです。
とても楽しめた作品でした。
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