「エロと破壊とポンコツ父に注目!」ワン・バトル・アフター・アナザー 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
エロと破壊とポンコツ父に注目!
うーん前評判がとても良かったので、かなり期待していましたが、腑に落ちるところが少々少ないようなモヤモヤ感がありました。とはいえ、褒められるところはたくさんありました。まずエロテックなところ、想像するだけで感情がやられそうなところがありました笑。それも、最後まで怪演で、気色悪かった変態軍人の印象があまりにも強いのでちょっぴり辟易笑。それからアメリカの抱えてきた差別主義や移民問題(今日本でも大変なことになりそう?)も絡んでいて、かなり複雑なイメージが全体を覆ってます。ですので単純なエンタメとはいきません。しかもテーマが革命なのか、プロパガンダなのか、アクションなのか、も定まっていないのがモヤモヤ感につながっているのかもしれません?それでもこの巨匠監督の作品が好きな人にとっては、たまらないものかもしれません。ところで、私が高得点をつけるとしたらディカプリオの演技。飲兵衛で薬物に溺れているのに、昔取った杵柄(爆薬担当の革命家)で、愛娘のためにヨロヨロしながら振り切って戦う必死さが、めちゃくちゃ滑稽さを通り越して熱いオヤジの愛情が感じられて涙です。そして、ラスト近くで親子の関係のどんでん返しがあってびっくりするのですが、それでも変わらないディカプリオの深い愛情に脱帽です。アクションの見どころは車での追跡劇でしょうか。今までにはないアップダウンの道での激走はとても印象に残りました。
追記 娘役のチェイス・インフェ二ティの毅然とした顔つきが素敵でした。将来が楽しみ!
共感ありがとうございます。
結局、ディカプリオとペンは覆面とかでアイツ?位の認識だったんですかね?
正直、自分は手紙以降の流れは苦手でした。実父が焼かれて、上手く着地!は難しいですかね・・デスプルーフみたいな終劇!とか。
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