「ビバザレボリューション!」ワン・バトル・アフター・アナザー sugsyuさんの映画レビュー(感想・評価)
ビバザレボリューション!
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…と叫びたくなるくらい、劇伴もアクションも素晴らしい。ただストーリーは(原案:ピンチョンらしくはあるが)混線気味で、特に結末で父娘の和解のためだけに出てきたような母からの手紙は唐突感が強い。(そんな殊勝で反革命的な女か?)走り回るだけでちっとも活躍せず、ディカプリオの役者力だけで成立しているようなダメ親父よりも、テロリスト女にメロメロになってしまうショーン・ペン演じる悪役の方がずっと面白いキャラクターになっていて、あんな雑な結末にしてしまうのは勿体ない。とはいえ結末に至るまでの疾走感はトンデモなく、傑作映画であることは疑いえない。16年の雌伏期間ですっかり官僚主義に陥ってしまった主人公たちの組織フレンチ75対KKK的陰謀団「クリスマスの冒険者」(アホな名前すぎる…)の争いを尻目に、移民支援の地下組織をきっちりやってるデル・トロ演じる「センセイ」が良い味。
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