「革命は楽し!?」ワン・バトル・アフター・アナザー じゅんぢさんの映画レビュー(感想・評価)
革命は楽し!?
ポール・トーマス・アンダーソンは全作観てはないが、一番好きだったのは前作「リコリス・ピザ」。その娘がまた出てきた時は「うわーっどうやって物語に絡むだろ」と思ってたら・・・。
でもそれを抑えて今作が一番面白かった。監督らしいユーモアとサスペンスの演出アンサンブル、家族や人との絆、そして現政権への批判のバランス感覚は監督として成熟した感がある。もうこれ以上のものは撮れないのかもしれない危惧すら感じてしまった。
ベネチオ・デル・トロのセンセイは昔のハリウッドの変な日本解釈を感じさせて、本人も楽しそうに演じていて最高。[スーパーマン]の日本語ポスターが道場に飾ってあったのは意味不明の面白さと「スーパーマン」大好きな俺にとってずっとニマニマしてしまった。ピーター・パーカーの名前も出してきたりと意外とアメコミ映画大好きなのかもしれない。DCスタジオの新しいバットマンを撮らせたら傑作が生まれそう。
山場のマッドマックス風アクションは緊張感あって良かった。
唯一の不満はショーン・ペンと黒人女性革命家がよくわからなかった。俺が見逃しただけかもしれないので再見すれば解決するのかな?
でも今年必見の一作なのは間違いない。
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