劇場公開日 2025年10月3日

「冒頭からヒリヒリした展開が続き、先がまったく読めなかった。。」ワン・バトル・アフター・アナザー はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 冒頭からヒリヒリした展開が続き、先がまったく読めなかった。。

2025年10月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

レオ様の映画を映画館で見たのは初めてだったかも知れない。。
映画サイトの口コミが良かったので見に行ってみた。
この監督のポール・トーマス・アンダーソンは、ベルリン、カンヌ、ベネチアの3大映画祭で受賞歴があるのを知ったのも理由の一つ。

日曜日の朝イチの回で鑑賞。
観客は私を含めて4人。
同時間帯でやっていた鬼滅は40~50人くらいはいたと思う。

さて、映画の方は口コミ通りの内容でした。
通好みというか、見ていて何故か、ふと、園子温監督の『愛のむきだし』を思い出した。
話の流れ方でそう感じたのか理由は定かではない。。
単純な娯楽映画ではないです。
そして、ディカプリオが主演という感じでもなかった。
二人の女性が主役だったのかな。。(親子の二人)

冒頭からヒリヒリした展開が続き、先がまったく読めない。
やっぱり、まったく展開が読めないっていうのは見ていて緊張感がありました。
内容を知らずに見に行ったのが良かったと思う。
ただ、最初はなんのために戦っているのかが分かりづらかった。

簡単にストーリーを説明すると。。
前半は、革命家というかテロ組織の闘志というのか、テロ行為を行う黒人女性と仲間のレオ様。
そこにショーン・ペンが演じる狂った軍人が絡み物語が進む。
中盤以降、話は一気に16年後となり、二人の革命家の子どもが話に巻き込まれていく。

メキシコ移民問題、白人至上主義の組織、テロ組織の残党、いろいろ絡み合って、見ごたえのある完成度の高い映画でした。
最後は家族が描かれ、ハッピーエンドだったのかな。。

ショーン・ペンの軍人役は良かった。
昨年見た『ドライブ・イン・マンハッタン』のタクシードライバーとはまったく違う演技。
名優ですね。

若い頃のディカプリオはなんか苦手だったんだけど、今や普通のオッサンですね。

はりー・ばーんず
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