「色々もったいない」ワン・バトル・アフター・アナザー やまちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
色々もったいない
ディカプリオ主演、ポールトーマスアンダーソン監督、これだけで期待して観てきましたが、個人的にはかなりの不発。
まず、必然性を感じない長尺、
もうちょっと削れたでしょ、と思わざれるを得ないシーンがいくつかあります、
特に序盤がかったるい。
長尺の場合、後から振り返ってみて、納得感を与えてくれるような構成か、
ミッション・インポッシブルのようにずっと全力で突っ走るような構成でないと結構キツイ。
今年、前者を上手くやったのは国宝、後者は鬼滅あたりかと。
さて本作、
終始真面目な話なのはどうかと…
一瞬、タランティーノっぽい、70年代っぽい、そういう流れを期待しましたが、笑いもエンタメも乏しい、それでいて長い、どうなの?ってなる
ショーン・ペンの最後も全く笑えないし。
演者さん達は良かった、
ベニチオ・デル・トロの渋さ、
ショーン・ペンのイカれっぷり、
ディカプリオの円熟、
ほんとにもったいないに尽きる。
脚本、監督をチェンジでお願いします。
もしくは、実はディレクターズカット版とかあって、そっちの方がよほど面白いとか。
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