「これだけの長さを撮り切る力量。」ワン・バトル・アフター・アナザー じゅむさんの映画レビュー(感想・評価)
これだけの長さを撮り切る力量。
予告で釣られて観た作品。
ただ、監督の力量と演者の上手さで長さを感じさせない。画、音、音楽、ストーリー、セリフの構成が秀逸。時間も場所もどんどん変わるのに、破綻しないのは流石です。
兎に角レオナルド・デュカプリオの情けない事この上ない革命家崩れが素晴らしい。彼は齢を重ねてどんどん良くなる。ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドでも感じたが、クズの風情は彼にしか出せない。ショーン・ペンの変態っぷりも流石です。
物語は親子の愛とそれを邪魔する変態が極端なイデオロギーに翻弄されながら平和に活動を続けるってもので、どちらの勢力に対しても皮肉が効いてて好きです。(笑)
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