「もはや誰が何と戦ってんだ?な2時間42分」ワン・バトル・アフター・アナザー コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
もはや誰が何と戦ってんだ?な2時間42分
昨晩、変な時間に寝落ちして、変な時間に目が覚めてしまい、予告編の途中でヤバい眠くなってきたと心配になったけど、開始数分でバッキバキに目が覚めた。
革命とテロは紙一重で、数々の破壊行為や暴力も、強行手段を取るまではいかないスレスレだったのが、死人が出たら話は別って事なんだろう。そっからはどっちもどっちで何が何やら。
そういや2003年のイラク戦争が始まった日、当時通っていた学校のすぐそばで抗議運動が起こり、人口1000万人超のニューヨークで逮捕者30人なのに対し、人口70万ちょっとのサンフランシスコは3000人、護送車足りなくて市バスを使うという、ワケの分からない日を思い出した。
とりあえずアメリカって何かと熱い。
近年の移民問題や人種間のいざこざを盛り込み、それぞれの大義が交錯するも、なにしろ登場人物が多すぎて老若男女、多人種、白人至上主義者が入り乱れて誰が誰か分からんけど、ずっと面白い。
初っ端からショーン・ペンが気味が悪くて素晴らしい活躍。中盤でベニチオがまくるも、終盤に再び突き放しての独壇場に拍手喝采。
綿棒とか最高に気持ち悪い名演。
あんだけ暴れたら演じてて楽しいだろうな。
前半しか出てこないペルフィディアの人も、なかなか腹立つキャラで良かった。
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