「最後のカーチェイスに圧倒される」ワン・バトル・アフター・アナザー MiMaさんの映画レビュー(感想・評価)
最後のカーチェイスに圧倒される
前半部分は、なにが起こっているか、どういう状況なのかを理解できないまま物語が進んでいきました。私の理解力が足りなかったのかもしれません。
終盤のカーチェイスの場面は大変な緊張感があり、手に汗握りながら見入ってしまいました。見せ方が非常に巧みで、波打つような道路が緊張感をさらに高めます。映画の展開は目まぐるしく、観ているこちらも息切れしてしまいそうです。
演技では、ショーン・ペンのロックジョーが強烈なインパクトを残します。怖さと異様さが同居した演技で、物語に不可欠な緊張をもたらしています。ディカプリオは、普段見せるヒーロー像とは異なる“欠点を抱えた父親”像を抑制的に表現しており、その違いも魅力的でした。
情報量が多く、登場人物の描写が十分追い切れていないと感じる場面もありますが、何度か観返すことで、理解が深まる可能性もあると感じました。本当に2時間40分も経ったのだろうかと思うほど。体感的には2時間程度だったのではないか、という印象です。
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