劇場公開日 2025年10月3日

「PTA作品とは相性が……」ワン・バトル・アフター・アナザー ぽてちさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 PTA作品とは相性が……

2025年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

レオナルド・ディカプリオ主演、ポール・トーマス・アンダーソン監督によるアクション映画。ディカプリオはともかく、PTA作品とはあまり相性がよくないので心配だった。本作も前評判の割に、千葉の田舎映画館ではしょぼいスクリーンに追いやられ、初日初回上映にも関わらず十数人の観客しかおらず、不安が募る。3時間近い上映が終わり、この内容じゃ日本ではヒットしないなと思った。
人種差別や移民問題など現代アメリカが抱える闇の部分を主題に据え、“革命戦士”と称する(←称してなかったかもしれない)あまちゃん軍団を好意的に描く。でも、こいつら実際には何をしているのかよくわからない。革命ごっこを楽しんでいるだけなのか?
あることがきっかけとなり仲間が次々に狩り出され、16年の潜伏期間を経て再び表舞台に現れた理由とは……。これがまた、ため息をつきたくなるようなことで、予想の斜め上をいっていた(もちろん悪い意味で)。
全体として見れば、先述した現代アメリカの闇を戯画化したような内容で、その意味ではおもしろい。ディカプリオのこれまで見たことがないようなダメ男ぶりも楽しかった。ただ、解決できない疑問がいくつも残っていて、消化不良感は否めない。
やっぱり今回も……とガックリだ。

ぽてち
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