「見事なチェイシング劇」ワン・バトル・アフター・アナザー Yumさんの映画レビュー(感想・評価)
見事なチェイシング劇
かつて革命家であったボブの娘が拉致され、娘を取り返すために追って追われての追走劇になっていきます。
パスワードのやり取りや、なかなか充電に辿り着かないセンセイ宅、スーパーで盗んだサングラス、変態軍人に卑猥なセリフなどなど所々が滑稽で笑ってしまいます。
アップダウンの激しい一本道を走るシーンは酔ってしまいそうになるほどウネウネしていてとにかく印象的です。娘の真実が明らかになってからのボブのショットにウルッとしたり、ウィラの「Who are you ?」に胸を打たれたり、スリルだけではありません。音楽もとても効果的でした。
個人的にはポール・トーマス・アンダーソン監督の『There will be blood』が宗教とエゴが絡み合ったとても好きな作品だったけど、今作もとても面白かったです。
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