「少しややこしかった」ワン・バトル・アフター・アナザー ツネさんの映画レビュー(感想・評価)
少しややこしかった
・冒頭、移民の施設を襲っていた。屋根もなさそうだし金網だし、毛布はなくアルミホイルみたいなので断熱してて酷い状況だったのが印象に残った。多分、メキシコからの不法移民と思われるシーンがあった。様子を見る感じ、どうしても居られずに逃げた来た感じに見えた。現状の日本も移民の問題と重なってみえて複雑な気持ちになった。(思うことはあるけど、いったん置いておく。)
・ディカプリオがレジスタンスとして活動していた時の収入源なんだったんだろうと思った。
・ショーン・ペンが変人で狂人で国家権力をもっているというやべぇ奴っていうことだったんだけど、アイアムサムのイメージがあるせいか振り切って悪人って思えなかった。
・ショーン・ペンが純白人?だけが所属できるダボス会議みたいなのの会員になるために過去にレジスタンスの黒人女性と性交した事実を隠蔽するため、実子の疑惑がある娘を殺そうとする。ディカプリオはショーン・ペンの子とは知らず自分の娘と思っているので、彼女を死に物狂いで守る。といった感じだった。
・ディカプリオが暗号を言えと言われておぼえてなくて、そりゃそうだよなって思った。
・ディカプリオとショーン・ペンが15年後も同じ見た目だったので時間の経過がわかりにくく、過去の時の話をしてるのか今の状況の話をしてるのか時々わからなくなった。
・ショーン・ペンが娘をインディアン?の殺し屋に引き渡したとき子供は殺さないと言って断っていた。その後、別の殺し屋?に引き渡した後、守るため?積み重なった怒り?のために引き渡した殺し屋たちを殺していた。死ぬ覚悟を持ってまでいくのが少しわからなかった。
・冒頭で移民関連のことをしていたので、ディカプリオ親子がメキシコに逃げたのか国内にいるのか混乱した。多分、アメリカだろうけど。
・ラストにかけて勘違いが展開の中心になった印象。ショーン・ペンが娘をさらう→それをディカプリオが目撃して車で追いかける→娘を殺し屋に引き渡す→殺し屋が娘を助けてくれるが殺し屋は死んでしまう→娘が殺し屋の車で逃げる→ディカプリオ、娘が車を運転してるとは知らない。ショーン・ペンの車に乗ってると思っているためショーン・ペンの車を追いかける→ショーン・ペンが上級国民みたいな組織の命令でショットガンで撃たれて車体ごと転倒する→それを見たディカプリオがショックをうける→娘、上級国民の車がショーン・ペン一味の車が追走してきてると思って乗ってきた車を降りて追突させる→降りてきた男にレジスタンスの合言葉を言って仲間か確認するが答えないので射殺する→その後、ディカプリオが来るが憶えてないという状況で撃つか撃たれるかみたいな状態になるも説明して2人助かる。といった掛け違いがうまくて面白さよりも感心が勝った。
・ラストで娘は自分が実子ではない事をディカプリオに言ったのかどうかわからなかった。まぁ言ってもしょうがないしとも思った。家に無線機があってどこかで何かが起こっている連絡だった。それを聞いて娘はレジスタンスとして活動しているのかどうか、少しわからなかった。多分、そうしてるんだろう。
・作品とは関係ないけれど、鑑賞中に近くでどなたかの携帯電話の着信音が何度も鳴った。最初、BGMにそういった音楽を差し込んでいるんだと思ったら、何度も鳴るので違うってことに気づいた。ガラケーかと思ったら、たまたま見知らぬ通行人がその着信音にしていてスマホだった。その音を聞くと、この作品を思いだす状態になってしまった。
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