劇場公開日 2025年9月5日

タンゴの後でのレビュー・感想・評価

全23件中、21~23件目を表示

3.0すべては1本の映画から

2025年9月5日
PCから投稿

難しい

全ては、彼女を一躍有名にした問題作、『ラストタンゴ・イン・パリ』(1972)から始まった。その映画の内容は、 パリのアパルトマンの空室で偶然居合わせた中年男(マーロン・ブランド)に若い娘ジャンヌ(マリア・シュナイダー)は犯されてしまう
ジャンヌには恋人がいたものの、匿名の関係を条件に、そのアパートで逢瀬を重ねるようになる。
しかし、徐々に二人の関係は変わっていき、二人の関係は悲劇的な終わりを迎えてしまうという内容。
性的描写の過激さで、話題になった映画の内幕を描いた本作。
とはいえ、リスクの高い役としてオファーされていたものの19歳の彼女には、ちょっと覚悟が足らなかったみたいでした。
女性が凌辱される姿を取りたいと、同意なしに過激な性描写シーンの撮影されてしまった(悪趣味極まりない)彼女の負ってしまったトラウマが丁寧に描かれている。
本作では、「ラストタンゴ・イン・パリ」での場面が多く描かれているものの、内容については過激な性的描写も抑え気味だったので、元の作品を知らない人には、何の事やらピンとこないかもしれないと思った。
監督や、有名俳優の力に新進女優の意志など確認されることはない。
でも、この作品の事前知識がなくとも映画の撮影現場でのある種のパワハラ問題については見る人に刺さってくる内容だった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kinako-cat

3.0映画業界における女性の立場

Kさん
2025年8月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

《試写会にて鑑賞》
本人の許可を取らずに脚本にはない
一線を越えたシーンをさせられたマリア。

同じ女性として非常に心が痛みます。
そして誰も止められない現実。

映画業界の縦社会と闇を見ました。

「男によって男のために作られている」
マリアが言ったこの言葉が忘れられません。

70年代にもインティマシー・コーディネーターがいたら…と何度思ったことか。

どうかこれから先の映画業界が裏切りではなく
誠実でありますようにと願うばかりです。

アフタートークでは当時の反響や映画を作る過程を審査する映適さんの貴重なお話を聞くことができて大変有意義な時間でした。

本日はありがとうございました。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
K

1.0たかが映画

2025年9月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
Ksy