「恐い映画でした。アリア・シュナイダーの恐怖を追体験します。」タンゴの後で snowwhiteさんの映画レビュー(感想・評価)
恐い映画でした。アリア・シュナイダーの恐怖を追体験します。
19才のマリア・シュナイダーは映画の撮影で騙し討ちで裸にされる。映画は騒動となり彼女も偏見を持たれる。
本作は問題シーンを撮影している監督やスタッフを映すことで映画業界における異常さ、芸術の名の下であれば性的暴力は許されるのか?と映画は問いかける。
女優が受けた傷・トラウマの残酷さ。長い時を経て「性暴力はNo!」と実名で声を上げて、その後のMeToo運動に繋がった。
ジャーナリストであるマリアの従妹、ヴァネッサ・シュナイダーの回想録『あなたの名はマリア・シュナイダー:「悲劇の女優」の素顔』が元になっている。言わばマリアの苦しみを側で見ていた従妹による証言なのでリアルである。
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