「美しさの裏側に」タンゴの後で MARさんの映画レビュー(感想・評価)
美しさの裏側に
監督や相手役に詳細を知らされないまま過激なシーンを演じさせられたことにより心が壊れていく女優を描いた作品。
主演女優の切符を手にし、年齢差あるとは言え良い感じの相手役にも恵まれ、スターへの階段を登っていくかと思いきや…。
世代的にもワタクシ、元ネタ作品やそれが良くない意味で話題になっていたことは知らず。
それでも、ザッとラストタンゴ・イン・パリのことを調べただけでも、これは中々に感じるものがありますね。
私の映画に役者はいない…。確かに気持ちは分かるし、リアルを追求するならなおさら。そしてそれこそが芸術だという考えもね。
ただそれにより1人の女性の精神が壊れてしまってはな…しかしそれが皮肉にも出世作になるとは。本当に、観ていて狂おしくなった。
俳優という仕事の難しさや、作品を作り上げることの大変さ、残酷さをこれでもかと感じさせてくれた作品だった。
それにしても…主演のバルトロメイさん、可愛すぎやしませんか!?彼女の作品を観るのは恐らく初めてなのですが、初っ端からそのご尊顔の強さに、しょっちゅう一目惚れのワタクシ、またしても推しが増えてしまいました(笑)
今後にも期待ですね!
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