これらが全てFantasyだったあの頃。

劇場公開日:2025年9月5日

解説・あらすじ

映像制作集団「世田谷センスマンズ」に所属する林真子が長編初監督を務め、ぴあフィルムフェスティバル2024で審査員特別賞を受賞した作品。苦悩する自主映画制作者の現実と虚構が、創造した作品世界の現実と虚構と混ざり合い、内面の黒い感情と共鳴していく様子を描き出す。

次のステップへ進むため留学することを決めた俳優の塚田えみは、引っ越しの準備中に見つけた1冊の脚本をきっかけに、これまでの歩みを振り返っていく。仲間や友人、恋人と過ごした毎日は、もがきながらも夢を諦めず、着実に進んできた美しい日々のはずだった。しかし、いつしか記憶の中に違和感が漂い、矛盾が生じはじめる。そんな彼女の様子を、孤独な青年が見つめていた。

短編映画「夜が明けるまで」の塚田愛実が主演を務め、「地球星人(エイリアン)は空想する」の町田英太朗、「不死身ラヴァーズ」の米良まさひろが共演。主演の塚田が韓国へ留学することを受け、林監督とともに本作を企画した。

2024年製作/72分/日本
配給:KUDO COMPANY
劇場公開日:2025年9月5日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5

(C)世田谷センスマンズ

映画レビュー

5.0 時空間省略が光る映画内映画

2025年9月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

斬新

女優である主人公の追想と創作に苦しむ脚本家男性の物語が交互に描かれるダブルプロット作品。互いの物語は互いの世界に影響を及ぼし合い、様々な形の違和感となって常識を歪ませる。

映画における時空間の省略が非常に上手い。通常の劇映画であれば当然描かれる日常の風景を映像表現・音響表現に間接的に落とし込み、さらに登場人物はほとんど感情を露わにしないにも関わらず、彼ら彼女らの苦しみが画面からしっかりと伝わってくる秀逸な構成。

終盤、最悪の事態の予感があっさりと回避される瞬間は、快感さえ覚えるほど鮮やかな裏切りだった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
くらさん

4.0 一生は無理、面目ない

2025年9月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

苦悩する自主映画制作者の現実と虚構が、創造した作品世界の現実と虚構と混ざり合い、内面の黒い感情と共鳴していく様子を描き出す。

↑ちょっと難しい表現。
明確なストーリーがある訳ではないような気がするけど、映画に携わる皆さん(脚本家、俳優)の苦悩が伝わってきました。他人の感情に届く作品を創る皆さんを尊敬します。

一旦立ち止まって、今までの人生を振り返ることで、この先の人生をどうやって進んでいくか考えることは必要なこと。
無我夢中で走ることも、目的地までの最短距離を確認することも、大切です。

多分、1回観ただけじゃわからないことが、この映画には隠されている、そんな気がします。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
tnk_san

0.5 モンスター

2025年9月6日
Androidアプリから投稿

難しい

自主製作映画界で悩めるメジャー俳優志望の女性の話…?

オンライン通話で留学がなんちゃら語る女性からの自転車事故???と始まって行くストーリー。

「バルトーク路地の黄色い自転車」がなんちゃらと、そこで過去に知り合った人たちが出てるんだなとか、それが名作っぽい感じなんだなとはわかるけれど、街頭インタビューみたいな行もあるし、メジャー作品の扱い?

ヘッドホンニキがちょろちょろと挟まれて、これは過去の話?ニキの頭の中か今書いてる本の中味か???

上映が進んで行っても話しが進む感じも交わる感じもせず、なんだコレ?
そしてニキは全然ペン進んでないんかい!

理解力に乏しい上に色々と考えちゃう自分が、事前にあらすじ紹介を頭に入れないで観賞したら、何のことやらちんぷんかんぷん。考え過ぎた?

終わってからあらすじ紹介を読んで、なんとな〜〜〜くこんな感じかな?と思うところはあったけれど、だとしてもじゃあ何が言いたい?とやっぱり理解できなかった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Bacchus