「太陽の道を歩み、天使の階段を登れ。黄金色の秋に向けて」夏の終わりのクラシック さとうきびさんの映画レビュー(感想・評価)
太陽の道を歩み、天使の階段を登れ。黄金色の秋に向けて
夏の終りの済州島を舞台に中年の男女の一時の触れあいを描いた物語です。
主人公自らが「おばさん」と自称するように、美男美女の甘い甘いラヴ・ストーリーではないかもしれません。
けれど二人の顔に刻まれたその皺が、たるみが、見る者の胸に二人が歩んだ人生の尊さをまざまざと映し出します。
素敵なインテリア、美しい風景、心に響くクラシック音楽。
それは息を呑むような華々しさを持つものではありませんが、普段は日常に隠れているこの世の美の煌めきに気付かされてハッとなる、人生の歩みと同じように確かな実体を感じさせる安心感に満ちた美でした。
どうかな?と思いつつ劇場に足を運びましたが、思ったよりも秀作でした。
一つとして高い建物の無い済州島の広い広い空と海が殊の外印象的でした。
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