「期待以上」この本を盗む者は sasanishikiさんの映画レビュー(感想・評価)
期待以上
原作未読。
正月休み中に何か映画鑑賞をしたく、上映スケジュールを見ていたら、ちょうどいい上映時間帯に、予告でも少し興味があった本作があったので鑑賞。ただ、12月26日に封切した作品なのに、すでに1日1上映しかしていなかったので、あまり期待をしないで観に行きましたが・・・。
物語が始まると、ぐいぐいと引き込まれる・・・というか物語の展開が早い。無駄を一切省いたかの如く、怒涛のように話が進んでいきます。あれ、これってなんだっけ??この人は確か…?真白ちゃんの正体は…?ブックカーストって?ん、これはあの伏線…?なんてじっくりと考える暇をほぼ与えてくれません。
お話自体は、本の中に入り込んで、その本を盗んだ犯人…というか盗まれた本にタッチして本を元に戻すという単純な展開なのですが、登場人物が劇中劇よろしく全員同じ町の人が配役として出てきていたり(名前は作品ごとに異なるが気にならない)、深く人物は掘り下げられていないから、もとの性格はよくわからないけど、全く別人を演じているのがよくわかって、それが面白く、やもすれば同じ展開を見せられているはずなのに、まったく飽きは来ず(「BLACKBOOK」が作画も変わって面白かった!真面目にバカやっている感がたまらなかった)、先にも言ったように物語の展開は早いので、気がつけばあっという間に終盤、クライマックスに到達。真白ちゃんとのお別れは途中でちょっと予想できてしまったけれど、それでも、劇中劇の物語が全部父親の創作物だとかは予想できず…。ばあちゃんとの決着のつけ方も、あれはどういうことだったんだ?と鑑賞時にはすっきりと理解はできなかったけれど、タイトルでもある「この本を盗んだものは」にかけているところは「なるほど!」と感じました。
最後の深雪ちゃんはハッピーエンドが好きだから…の伏線回収も素敵でした。真白ちゃんにまた会えてよかったね!
期待していなかったのですが、予想以上にいい映画に出会えました。映像も音楽も素敵でした。
この作品、もっと人気が出てもいいのにな。惜しい。
【本を開くと、新しい冒険が待っている!】
鑑賞後に本屋さんに寄って原作本を買ったことは秘密ですよ(笑)
映画のスピード感とは違って、じっくりと冒険に浸ろうと思います。
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