劇場公開日 2025年10月10日

スノードロップのレビュー・感想・評価

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2.0ただのサイコパスな女性の話

2025年10月30日
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鑑賞方法:映画館

認知症や生活保護など現代の問題を描いていると聞いて鑑賞したが結局は駄作。主人公の直子がサイコパスで自分勝手過ぎて全く感情移入出来ない。まずリアリティが主人公にない。女優だから最低限綺麗にって事なのか?月15万で化粧品買えるのか?母の介護ベットは何故買えたのか?社会保険入ってないんだろう。母の介護のために仕事してないって設定だが、これは演出が駄目だと思う。母親は奇声あげるぐらいで全く大変そうに見えない。介護経験のある人から見ればむしろ楽。食事シーンで少し見せるがただそれだけ。認知症の介護はそんなものではないし、10年やっていのであれば相当な進行状況度合いだろう。徘徊、昼夜逆転などあるから付きっきりでこれでは働きに出れる。直子はそこにかこつけて外に出なくていい理由にならないし、脚本もそうはなってない。
父親も生活保護せっかく通ったのに死のうとは話を進める為のご都合。それに乗っかる直子もまたサイコパス。死を考えるのであれば姉に相談すべきだし、どこかで見たような確執で親族を描くことは愚作だと思う。
生活保護が悪いとか良いとかは全く思わないし、権利だと思う。
こうゆう題材を扱うのであればちゃんと人間を描いてほしい。あまりに雰囲気映画でいい加減すぎる。

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るい

5.0真面目な西原亜希さん

2025年10月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

今日の上映後の佐津川愛美さんとのトークショーで真面目な西原亜希さんだからこの映画が出来たと仰ってて、佐津川愛美さんのコメントに涙してしまった西原亜希さんにますますファンになってしまった。すごく重いテーマなのに、見終わったあとの二人のトークですごく爽やかな気持ちになりました。西原亜希さんの代表作になると思います。セリフは少ないけど、表情で言葉以上に語る演技は素晴らしかったです。大好きな女優さんこれからもますます応援します。

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よこ

3.5まるで生活保護、更生施設の教科書、それでも取りこぼす。

2025年10月21日
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鑑賞方法:映画館

ちょっと生活保護に興味あって「スノー」と「爽子」を見た。こちらは京都で実際あった事件をベースにしてる。
なんだろうなぁ、良いケースワーカーに当たっても崩壊していく人間の脆さのコントラストが凄かった。前半だけでは主人公の気持ちが分かりづらいと思うところはあるものの、現実でもこうなんじゃなかろうかと思う。この崩壊の予兆を気付くのは難しいのだ、そこを描いてる点が本作の優れた所ではないかと思っている。
審査基準としての財産、資産、収入、病気、肉体的なハンデ、、数値化できるもの以外に心の中に積もるストレスと尊厳の崩壊。法整備や審査基準で解決出来るかは甚だ疑問である。

監督も大病をして生活保護を受けた事があるそうだが、きっと何かを掴んだんだろうなぁ。個人的には更生施設に関してはもっとさらっとで良かったかなぁと思う、それが教則ビデオぽく見えた原因じゃないかな。
しかしアフタートークで監督は再生の可能性も描きたかったと言ってたからしょうがないかな。

西原とイトウは凄く良かったし、撮影部の頑張りが作品の質を上げている。

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masayasama

5.0よくぞこの気持ちを拾い上げてくださった❗

2025年10月19日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

驚く

斬新

タイトルのように、俯いて咲く小さな花のような一人の女性の半生を丁寧に描いた物語です。

貧困、生活保護という再三取り上げられているテーマを、受給申請者の内面からの視点で描写しようとしていることに、物語の後半でようやく気付きました。
とうの昔に忘れていた、小さな記事の記憶と一緒に。

その瞬間、言語化せずに主人公の内面を描こうとしてきたこれ迄の試みが、それ故に緻密に張り巡らされた数々の伏線が、一気に観客の脳裏に蘇ります。
そして、更に終盤の長い対話シーンへと実に効果的につながってゆきます。
冒頭で挟まれた短いシーンは「あゝ、そいうことだったのか」と。

言葉を発することなく俯いた主人公の表情、無駄や乱雑さを排してどこまでも端正に整えられた画面、誰一人として悪意のある人が登場しないキャラクター設定。
全ては、この作品が描きたかった一見して分かりづらい、目立たたない感情が様々なノイズでかき消されることを避けるための計算しつくされた構成だったのだと感じられました。
最後まで観客を突き放さない、監督の優しい心遣いと共に。

この作品に出会えて良かったと思える一作です。

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さとうきび

4.0家族だからという一言

2025年10月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

『生活保護』をテーマに、家族とは何か?自分の価値は?などを考えさせる作品でした。私も5年くらい前まで母親の介護をやっていて、やり切れなさを感じたりしていました。でも、介護をしていると楽という気持ちもなんとなく頭の片隅にはあるものでした。直子の行動の、何故?は、なかなか頭から離れませんでしたが、父親が直子の気持ちを一番分かっていて、代弁していると思うと分かるような気がします。この作品、重たいテーマですが、なんか最後に一筋のヒカリがあるような感じがして、悪くない後味でした。

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Bird Life

3.5介護する方が楽なんです

2025年10月18日
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鑑賞方法:映画館

私にはこの台詞が一番響きました。実際の行政の方々が観てるというのも納得。

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Mr. Planty

4.0これから一緒にがんばっていきましょう

2025年10月18日
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鑑賞方法:映画館

生活保護を受給することに対し“根本的な矛盾の選択”をした、実在の一家をモデルに描いた社会派ドラマ。

ずーっと静かに物語は進んでいく。
登場人物はみんな真面目で他人に迷惑をかけないように生きていて、胸が苦しくなる。
慎ましい生活の中にも何か自分の楽しみを見つけて笑顔になる時があるように、みんなが暮らしていける世界になったらと思います。

痛風、辛いですよね。

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tnk_san

2.0間違える人

2025年10月11日
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悲しい

単純

介護が必要な認知症の母親と、痛風の悪化で働けなくなった父親を抱えて生活保護を受給する決断をするに至った家族の話。

次女が仕事から帰宅すると、既に家を出ている姉が自宅におり、姉妹が幼少期の頃にいなくなった父親が行き場所がないと20年ぶりに帰宅して、それを受け入れる母親と母親の選択を尊重するという次女から始まっていくストーリー。

そして10年後、いきなり介護が必要な状態になっている母親と、足を引きずる父親となるけれど、話し飛び過ぎじゃね?

そして暮らしの状況は生活保護申請をする中で語られるけれど、その年で何の備えも無し?そしてそして機微の描写も飛ばし過ぎ。

確かにキツイ展開だけれど、負の連鎖というより、選択肢をことごとく間違えまくっているだけに見えてしまったし、没入感もなくててあまり響かなかった。

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Bacchus

3.0気の弱い真面目な日本人…

2025年10月10日
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盛り上がりに欠けるのは『生活保護』を題材にした為に意識したのかな?
商業的なこと考えたら生保支給される為の一悶着や家族で最後に軽自動車に乗り込む前のやり取りとか山場を幾つか作った方が見応えがあったのになぁって。

昨今の朝ドラ宜しくいきなり年月がジャンプアップするのもどうかと。
だったら冒頭の五分くらい全カットでも問題ないよねー
真面目で気が弱い事を印象付ける会社員シーンも生保申請時のやり取りでも十分表現できたのではと。

久しぶりに新宿出たけど外人の多さに辟易した。
でも生保申請の役場のシーンに外国人全く見なかったんだよね(見落とした?)
ただただ日本人の真面目さに切なくなった。

わざわざ新宿まで行く事は無かったと思います。
あくまでも個人的ですけど。

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REGZA521