BAD GENIUS バッド・ジーニアスのレビュー・感想・評価
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虐げられる者
前半がもっとコメディっぽかったら、もうちょい楽しめたかも。同級生がナイスなキャスティングすぎて、社会的な事まで投影してしまう。
主人公達に感情移入しにくいのだ。
ヒロインは学費免除とかの待遇を受けてるのにカンニングの片棒を担ぐ。友達の為ではあって、まぁ可愛い部類のカンニングだ。それが組織的になって金銭が絡んでくると笑ってられなくもなる。
元々あるテストの意義が蔑ろにもされ、つまりは、学力に特化してた自分の価値さえも貶めていくように思う。
頭悪いなぁと思う。
またこの同級生達が権力者の子供とかで…金さえ積めばなんとかなる主義で向っ腹がたつ。
主人公サイドに何一つ大義名分がないと来てる。
そこそこシリアスな話しにもなってくから、余計にテンションも下がる。
自業自得の一部始終を見せられてる感じなのだ。
時差を使ったカンニングとか、お♪とも思うのだけど、コメディでもなければクライムでもないし、この頃はだいぶシリアスになって、大人の事情も介入しまくってるから、溜息しか出ない。応援出来ないのだよ。
つまりは、権力のある者達にいいように使われた能力ある者って構図になって、それが落とし所にもなってるから爽快感すらもない。
劇中で、「winwinの関係なんてあるわけない。誰かが犠牲になってるんだから」なんて台詞がある。
当事者達は損をしなくても、どこかで損害を被る人間が出てくるって話だ。
フェラデルフィアのテストは、彼女達のせいで無効になった。人生を狂わされた人もいるだろうって話だ。
後日、彼女が提唱する救済案も、ドヤ顔で話されりゃイラっともする。
…とは言え、表面化しないだけで誰かの幸せは誰かの不幸せの上に成り立っているのが世の常なのだろう。
それが真理だとするなら、中途半端な懺悔とかよりも振り切った方が良かったなとも思う。
タイの作品のリメイクらしいのだけれど、改悪とは言わないまでも、お国柄故にズレてもしまったんだろうなぁと思う。
主役のキャスティングがさぁ…悪いというか合致しすぎてるというか、頭いいだけじゃなくて、腹黒くも見えるからこんな感想にもなったんだろうなと思う。
もはやスパイ映画!
カンニング手法が秀逸。
ここまでやる?
勉強したほうがよくない?
そのレベルの苦労。このカンニング。
そして、
苦労するのは勉強ができる学生。
できない奴は金と親の権威で擦り寄る。人を利用する。
サイテーやな。と思う。
何ならできる子の弱みにつけ込むところも嫌い。
まあ映画だし面白くするためにはしょうがないけど、
ことごとく人間のイヤな部分を見せられた。
できる学生を移民との設定により、国際社会の問題も浮き彫りに。
あぁだからこのキャストなのかと思った。
アメリカ映画なのに主人公をアジア系の俳優でキャストしていたで
何でだろうと思っていたから。
(そう疑問に思った背景は、もともと本作がアジア映画のリメイクだから)
集団的なカンニング作戦がもはやスパイ映画といっても過言ではないレベル。
そのスリリングさは非常に面白かった。
でも、ここまでやる?は本当に疑問。勉強しよう。まじで。
リンのお父さん役 ベネディクト・ウォンがいい味出していた。
グレース役のテイラー・ヒックソンも表面だけの友情演技が素晴らしかった。
不条理の可視化と真実の行方
本作は、少々退屈な時間も在りましたが面白い作品でした。
宣伝広告を見た印象の先入観としては、どのようにカンニングを繰り広げ、大舞台の見せ場や完結はどうなるのだろう、との心持ちで鑑賞しました。
私は鑑賞前にあまり下調べをせずに観るタイプで、本作がリメイクであり実話を基にしている事は知らないまま鑑賞いたしましたが、カンニングの緊張感や技術の開発、そして実行中や実行後の緊張感が十分に体感でき、また登場人物それぞれの個性もしっかり表現されていて感情移入もしやすく全体的に面白い映画でした。
ただ、見せ場のSAT会場の山場が、ちょっと間延びしたシーンが多い印象があり、眠くなりました。
作品中の貧困の差においては、過度な差別やいじめが描かれていなかったことは良かったのですが、裕福ではないために危険な考えに意識が向いてしまう非凡な才能を培った人。
逆に、裕福であるがゆえに全てが簡単に「どうにでもなる」と身勝手な意識に自然となってしまった人。
それぞれの人物が社会とうまく絡み合う事を阻害する原因が、作中に描かれている「貧富の差」が、究極悪と最終的にも表現していた作品と思えました。
それは、選択が違っていたとしても、結果的な不条理は解消されないように思えたからです。
以下、その理由場面
①主人公がお金がないために身を引こうとするシーンと、父親が何とかキャリアを築いてほしいと必死にお金の心配をするなと説くシーン。その後の金銭状況。
主人公が身を引いて三流で頑張っていったとしても、貧困の中で不条理に恨みを抱き、間違った道に進んでしまう可能性も高いと思える。
父親や周りの人との確執や衝突は自然と発生してしまう環境だし、そして名門に進学したとして父親が必死に働いたとしても、長い就学期間の学費(形式の学費は無料で有ったとしても、校長が寄付まがいな購入の斡旋を、対象者の経済を顧みず購入するしかない場を設けるなど、ある意味での別の形の学費が掛かる)や生活費は、絶対に賄えそうに思えなかった。
一時は「無理」できても、リアルな食費・物品費・消耗品・交際費・インフラが必ず家計を圧迫し、非情な現実を味わってしまうそうな圧倒的貧富差がある。
父親も人間、体を壊す可能性も高い。
②グレースの存在。
冒頭で言ったように、裕福なために、自然と悪意がなく簡単に「不正」と「利用」ができる事の恐ろしさを、どうしようもなく痛感した。
はじめは普通に接してくれる「いい人」で安心したが、ところがどっこい、リンがちょっと助けてやったが最後、利用し続ける。平然と不正への罪の意識がまるで無く。金で。
しかも、学生。
もし、リンが再度の不正を完全に遮断したとしても、何とか利用するためにあらゆる手を使って引きずり込んでしまうか、逆切れの復讐をするかのどっちかしか想像できない。
そうなる傾向は、バンクを貶めた卑劣な行為に準じている。※グレースは、多少抵抗するかもしれないが利益のため結局パットに委ねるハズ。
③リンも、頭が良すぎるがゆえに、結局我慢する不条理を受け入れられない。
どう「正しい」選択をしても、報われることがない「可能性が圧倒的に高い」のが、貧富の差。
数パーセントの成功を得る陰には、身内や自分自身の犠牲が必ず起きてしまう。
それほど、貧困の差を克服するのが困難なのが現実であると感じます。
バンクもしかり。バンクの意志とは関係なく、どんなに努力しても、背負った罪が消えない。
そういう意味で、あのラストは誰の不幸も描かれてないし、リンのあの「選択」も良かったと思う。
受験生たち。バンク。リン。みんな、新しい人生を歩めるから。
そしてグレースやパットを始めとする、どこまでも身勝手な富裕者達は、必ず報いを受けると思う。
不正ゆえに、正当な環境の人たちだったら、本性をあっさり見抜くでしょうから。
犯罪は正当化できないかもしれないが、逆に新しい人生を手に入れたリンやバンクは、素晴らしい人物に成る事によってその罪を償う事とし、新しい人生を正しく生きてほしいなと思いました。
最後に、ベネディクト・ウォンさん演じる父親像。最高に感動しました。
なんてすばらしい親なんでしょう。子供に寄り添い最後まで、手を上げない。
大事なことです。「信頼」しているという事が伝わりました。
あの父親との最後のシーンが、すべてを明るく捉えて鑑賞を終えることができ、個人的には秀逸と感じるラストシーンと父親像でした。
父親の髪型が
気になって気になって、、、MCUでは短髪だからかもだけど。っていうか、もしかしてカツラなのかなあ?ちょっと浮いてたよね、あの髪型
オリジナルに忠実なリメイクだけど、キャスティングミスったかもなあ。ベネディクトウォンの父親ってやっぱMCUからだろうけど、後が続かないよね。主要メンバー、もう少し華のあるキャスティングできなかったのかな?完全に「B級」テイストでした。
更に序盤でカンニングがバレたのがよくないよ。あれじゃあ、その後疑われるの確定じゃん。あそこはうまく乗り切らなきゃ。
さらにラスト。もうカンニングの時点で「悪事」なんだから、ラストで涙流して良心の呵責を訴えてもねぇ。ストーリー上、ラストを締めるための展開としかいえないんじゃないかな?
昔「ザカンニング」って映画あったの思い出した。
「オーシャンズ11」や「スティング」みたいに犯罪系はどう切り抜けるかの種明かしが大事なわけで。ストーリーの各分岐点で「悪い方」に曲がっていってたら「最後どうなるの?」ってワクワクより「それラスト大丈夫?」って不安の方が膨らむよ。
オリジナルの企画の良さだけに支えられた感じかな。あ、あと音楽は良かった!シーンに合ってるかは別にして。
2025年度劇場鑑賞34作品目(35回鑑賞)
かなりリスキー
BAD GENIUS バッド・ジーニアス
2017年のタイ映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」をハリウッドでリメイクとのこと
天才少女リンは特待生として優遇されながら名門高校に入学し、学校の顔として良い成績を収める中、成績の悪い親友グレースにテスト中カンニングさせてしまう
それがきっかけで、グレースの恋人パットから話を持ちかけられ
他の劣等生達にも驚くべき方法でカンニングを成功させる
さらにはSATの試験の大がかりなカンニングまで企て、驚愕の方法で実行する
リンの貧しい家庭環境
バンクの違法移民問題
それぞれ問題を抱えていて、それを解消するにはお金がいるにしても
リンやバンクのようなジーニアスは時としてとんでもないことに頭を使ってしまうものだ
何度もバレそうになり
ヒヤヒヤして手に汗を握るが
SATの試験での計画は心臓に悪かった
いやしかし、それだけ頭良かったら
そんなリスクあること選ぶかなーと
残念な気持ちで鑑賞
いや、頭がいいからそこ
びっくりするような犯罪を思いつくのだろう
中途半端に自首もしなけりゃ逃亡するわけでもないこんな終わり方で良かったのだろうか
それでジュリアードはどうなったのかとっても気になるが
受かれば受かったでそれは実力のような言い回しだったが
今までのカンニングが帳消しになるわけではない
冒頭のトマス・モアの言葉が誰の心情を表しているのかを見ていくと面白みが増すかもしれません
2025.7.23 字幕 T・JOY京都
2024年のアメリカ映画(97分、PG12)
2017年のタイ映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のリメイク映画
中国系移民の高校生が富裕層と結託してSAT(大学進学適性試験)にてカンニングを行う様子を描いたスリラー映画
監督はJ・C・リー
脚本はJ・C・リー&ジュリアス・オナー
物語の舞台は、2016年のアメリカ・シアトル
名門校エクストン校への編入のために校長ウォルシュ(サラ=ジェーン・レイモンド)の元を訪れたメイ・リン・カン(カリーナ・チャン、幼少期:オリヴィア・ナグート)と父メン(ベネディクト・ウォン)は、面接でもその秀才ぶりを発揮し、見事に学費免除を勝ち取った
父はコインランドリー経営をしていたがあまり実入りは良くなく、リンの交通費のためにウーバーを始めなければならないほどだった
その後、リンにウォルシュ先生直々の命令を受けたグレース(テイラー・ヒクソン)が案内役に就くことになり、彼女の彼氏パット(サミュエル・ブラウン)とも交流を深めていく
そして、定期試験に臨むことになった彼らだったが、劣等生のグレースは全く問題を解くことができず、リンは彼女に救いの手を差し伸べてしまう
それを知ったパットは、期末試験に向けてのカンニングプロジェクトが立ち上げ、リンは試験の答えを音楽のコードに準えることで他の生徒たちに伝達する方法を編み出す
それに乗った生徒たちがたくさん集まり、1教科200ドルが展開する
だが、クラスの異変を感じていたバンク(ジャバリ・バンクス)は、ウォルシュ校長に不正が行われているのではないかと告発するのである
映画は、タイ映画のリメイクで、内容はほぼ同じとなっていた
グレースへの初動、ピアノを弾くふりをするカンニング、そして最終試験にて「トイレにスマホを隠す」というところもほぼ同じだったと思う
この映画の予告編を観て、既視感あるなあと思っていて、その決定機だったのがバンクがトイレシンクのフタを落としてしまうシーンで、「あ、これ観たことあるやつや」と思い出していた
それでも、かなり記憶が薄れていたのと、予習をしなかったおかげで、スリル満点の映画を堪能することができた
映画では、冒頭にトマス・モアの言葉「If honor were profitable, everybody would honorable.」という結構有名な言葉が引用されていた
本作では「高潔で利を得るなら、皆高潔になるだろう」という翻訳だったが、一般的には「名誉」というニュアンスの方が有名かもしれない
この言葉は、リンの父の言葉「正しいと思うことをしなさい」が源泉となっていて、不正のせいで巻き込まれた受験生たちにどう報いるかという命題の中で生まれている
リンはパットの父テッド(デヴィッド・ジェームズ・ルイス)に直談判し、自首をしない代わりの条件を提示する
それらは再試験の生徒たちへの支援と、巻き込んでしまったクラスメイト・バンク(ジャバリ・バンクス)への償いだったが、彼女は何も望まなかった
このシーンはいわゆる「取引」というもので、テッドに対してそこまで無茶なものではなかった
元々ニューヨークに買う予定だったタワマンよりも安く、救済の基金を設置するのだがら総額をテッドが負担することもない
そうして出来上がる真のWin-Winがあり、これがテッドの心を動かしていた
映画では、SATと呼ばれるアメリカの大学進学適性試験が描かれていて、そこで不正を行う様子が描かれていく(リメイク元はタイのSTIC試験という架空の試験になっている)
別の試験会場で受験し、その時差を利用して、フィラデルフィアからシアトルに解答を送るというもので、そのために150近くの設問を解きながら覚えなくてはいけない
そこでバンクを巻き込むことになるのだが、そこにはリンも知らないパットたちの思惑というものが隠されていた
裏切られ、奨学金もフイにしてしまったバンクだったが、乗りかけた船から降りることはできず、その作戦に加担することとなったのである
リメイク元にも格差社会が根底にあって、単に見せかけの学歴が欲しい富裕層と実利が欲しい貧乏な天才が手を組むのだが、強欲さに関しては富裕層が一枚も二枚も上のように思える
グレースは大学を1年間遅らせて旅に出ると言い出すものの、一刻も早くジュリアードに行きたいリンはその余裕がない
彼らには無尽蔵に使える金と時間があるものの、リンはそれに染まっている時間はなかった
富裕層は目的のために人を道具のように使うのだが、パットたちは自分で金を稼いだことがないので、その感覚がさらに歪んでいる
そのために「話ができるテッド」を相手にすることになるのだが、この選択をすることがリンが唯一無二の天才である所以であろう
起こっている物事の根幹を理解し、その構図を壊さないまま最大の利益を得るにはどうするのか
これが「現代のアメリカにおける正しさ」であると考えるものの、彼女自身はそこに身を委ねない潔さがある
これが冒頭のトマス・モアの言葉に繋がっていると言えるのだろう
いずれにせよ、犯罪映画なので真似をしてはいけないのだが、できる人間もほぼいないと思う
だが、リメイク元の原作は「実際の事件に基づいている」ので、この内容を実行した人がどこかにはいたことになる
方法は違えども、組織的なカンニング計画を立てて実行したというものがあるので、頭の使い所を間違える人はどこにでもいると言えるのだろう
それでも、マークカード方式の試験だからできた作戦で、記述式に変わればやりようがない
なので、暗記型や選択型の「採点の簡易さ」から脱却したときに始めて、このような試験において真の実力が測られるのかな、と感じた
ピカレスクと青春物語の狭間で……
オリジナル版は未見です。
金銭的に恵まれない才女リンが名門校で富裕層のカンニングを手伝う話、と書くと身も蓋もないですが事実で予告からもそれはわかります。
リンが親友から認められるために悪事に手を染め、その価値を知り、矛盾のある教育システムへの反抗として、大掛かりなカンニング作戦を企てる。この映画の弱いところは、その信念を貫徹する強さがやや希薄なこと。リンはもともと優秀で希望する進学先にも順調にアプローチしてるため、教育システムへの反抗という大義がなく、逆にいえば富裕層にうまく利用されてるだけ。
リンは才女とはいえ、まだ10代。間違ったこともするし、悩むこともあるでしょうが、悪いことをする、というモチベーションが金銭的なものや「友情」を維持するためだけであるので、その帰結があまり気持ちのいいものになっていません。
似たような境遇であくまで生真面目なバンクの存在で、さらにリンの優柔不断さが目立ちます。
逆の視点でいえば、劇中のセリフにもあるように「いつも辛い思いをするのは貧困層」である現状を描くには、リンはノリノリで悪事に手を染めすぎなのです。
終盤その構図に気づき、ラストも万事うまく解決し、リンは悪事の精算をしているように見えますが、贖罪までしてるようには見えず、稼いだお金がどうなったのか不明なため、ちゃっかりおいしいところを持っていったようにも見えるのです。
解釈の余地が広い、とか、社会の複雑さをしっかり描いている、といえばプラスの評価もすることは可能です。とはいえ、リンというキャラクターがどっちつかずになっていたのは事実で、心に引っかかるところも多い作品でした。
まさにミッションインポッシブル!
脚本と演出、撮影も秀逸
テンポが良いしわかりやすいし、分断が悪化するアメリカ社会をしっかりと描いている。
あっという間の2時間、最後はしっかり勧善懲悪で納得の結末。
CGや長期間海外ロケ、スタントなしで飛行機にぶら下がるアクションがなくてもこんなにスリリングな時間が過ごせたのはまさに映画の力、監督の力
おすすめです!
おバカボンボンもピアノは弾けるのねぇー天才ダークヒロイン!
カンニングするために、ピアノコードでa.b.c.dのマークシート解答を知らせるくだりで、おバカボンボンでもピアノコードは分かるのねえーってモヤモヤした🤣ラストの落ちも決して罰せられる事もなく、ボンボンの弁護士に仲間の黒人が助かるように依頼して終わり!っていうダークヒロインっぷりがイマイチだったなあ。パパも正義感強いのかと思えば違うし、舞台がアメリカだと、そこまで出来ないだろうと冷静に見てしまう自分がいて没入できなかった。オリジナルのタイならば、カンニングもありそうだから面白いのかなあ。これはネトフリで十分でわざわざ映画館行かなくても良かったかもー作品でした。とんでもおバカでもピアノは皆弾ける設定なのねー🤣ドクターストレンジのウォンさんがいい感じだったー
Scholastic Asshole Test
ほぼずっとカンニングしてました。笑
冒頭からサクサク進む中で、時折差し込まれる“尋問”シーンが序盤を牽引する。
真相自体はハズしの部類ではあったが、あの場面がいつくるのか、というのが上手く緊張感を生んでいた。
しかし最初のグレースへの“パス”は靴使う必要あった?
消しゴムだけ投げればいいし、互いに落としたフリしてわざと取り違えるとかの方がスマートでは。
続く“ピアノ教室”の発想は面白く、BGMとのアンサンブルも相俟って一番よかったシーンかも。
教師側もただの阿呆にはせず、テストを2種類用意したり、リンが両方の計算をしてることにも気付いたり。
それ以前に試験中の監視をちゃんとすべきなんだけどさ。笑
クライマックスのSATに関しては、リンとバンクのリスクが高い割に色々ガバガバ。
特にトイレのタンクを利用するのは危う過ぎる。
答え丸暗記も瞬間記憶能力でもあるなら別だけど…
そして、あのタイミングで気付かれて逃げ切るのはサスガに無理だろ。
それなりにハラハラ出来たが、逆に言うと毎回ピンチに陥るためメリハリには欠けた印象。
駆け足進行がそれを助長し、キャラの背景の薄さも手伝って「面白かった!」とまでならないのが残念。
母親の描写も多い割にあまり活きてないし。
中盤からグレースやパットが名有りのモブくらいになってしまうのは、尺的には仕方ないか。
というかアイツら結局その場しのぎでしかないし、そのうちボロ出して終わりでしょ。
バンクは散々殴られた上にデカい失敗を抱えただけ。
父親に言われた後にも返金した描写はないし、最後の補填もパットの親にやらせて、リンだけ得してない?
利用されてたオチより利用してたオチの方がよかった。
計画の計算。
名門高校に特待生で編入した天才少女リンが落第クラスメイト女子を助けたことで巻き起こる話。
落第女子グレースをカンニングさせ成績アップさせれば、グレースの恋人パットに話がいき…持ち掛けられた裏ビジネスを実行し前代未聞のカンニング大作戦となるが…。
本作の情報を知り予告動画を観れば「コーダあいのうた」スタッフなんちゃらな文字を目にし、“コーダあいのうた”は好きな作品で熱い感動的な何かを勝手に期待し観に行っちゃって。
終盤のトイレの件辺りは観ててハラハラしたけど、カンニングさせて成績アップ、志望校へとみたいなストーリーが刺さらずで少し眠かった。変な先入観入れずに観たらもっと楽しめたかも。
オリジナル未見です。
オリジナル未見且つ、ストーリーも
知らないまま観ましたが、大変面白かったです。
チラホラ散見するレビューで
「スパイ映画のよう」とあり
なるほど!その通り!と思うほど
007やM:Iのテーマ曲が脳内再生され
ハラハラしっぱなしです(笑)
確かにカンニングは良くない事だけども
リンとバンクを応援したくなるし
利用されただけとわかった時の悔しさったら😫
でもそこは天才リン、やられっぱなしじゃありません。
気分いいーっ👍
ただ親目線で見るとジュリアード音楽院より
MITに進学して欲しい🤣
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