富士山と、コーヒーと、しあわせの数式のレビュー・感想・評価
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感動しました
富士山とコーヒーとしあわせの数式 感想
プレミアム舞台挨拶付き試写会を含めて三度目の鑑賞。印象に残ったシーンや私の大好きなシーンを中心に、思いつくままに感想を。
大切な家族や友達と観たい映画です。
そして、観終わったあとはコーヒーが飲みたくなります。
▶紗季とのデート
久しぶりのカフェデート。インターンが決まったことを話す紗季が「でも、バイトを辞めるのは寂しいなぁー」と言いながら拓磨を見るのに、「でも、バイトよりインターンの方が大事だから」と正論で返す拓磨。
違うよ、紗季ちゃんは「バイトを辞める(=拓磨に会うチャンスが減っちゃう)のは寂しいなぁー」って言ってるんだよーー!!ここ、もどかしくて可愛いカップル過ぎた。
▶絵手紙に鼓舞される拓磨と、清野さんとの対話
コーヒーが好きだが仕事にするにはまだ迷いがある拓磨が、偉志の絵手紙の「真の旅はひとり」という言葉を見て、インターンで忙しい紗季には声をかけずに一人で清野さんのカフェに行く。
そこで、清野さんに「自分もコーヒーが好きでコーヒーに携わる仕事に興味があるが、『好き』という気持ちがどれくらいあれば仕事にしても良いのか」と尋ねる。清野さんの答えは「人生において『好き』と思えるものに出会える確率はそんなに多くない。それに出会えただけで半分成功しているようなもの。僕はその『好き』にしがみついただけ」と言うもので、それを聞いた拓磨は明るい表情でコーヒーを飲む(わたしの大好きなシーンです!!)
▶拓磨、文子の友達にコーヒーを振る舞う
ひょんなことから文子の家に生涯カレッジの仲間たちが訪れて、拓磨がコーヒーを振る舞うことに。時間はかかるが1杯1杯丁寧にいれたコーヒーを美味しそうに飲む学友たちと、それを嬉しそうに眺める拓磨、そんな拓磨を見てニッコリと微笑む紗季。好きな人が満足している姿を間近で見ると自分も幸せになるよね、わかる!
▶「学び」の重要性
投資詐欺に巻き込まれたことを打ち明けた時に、投資詐欺に関する知識を文子がすでに授業で学んでいたことを知り「授業で……」とつぶやく拓磨。詐欺のターゲットになりそうな老人世代ではなく、若い自分が投資詐欺に引っかかったこと、文子がすでにそのことを知っていたことに、「学び」の重要性を拓磨が実感しているように見えた、良きシーン。
▶投資詐欺
投資会社を紹介してくれた森田先輩の事務所に、文子とともに乗り込む拓磨。自分は投資会社を紹介しただけで何も分からない、会社の評判を落とされて自分も迷惑をしてるんだと話すという森田に、おそらく紹介者がお金を振り込むたびにキックバックを受け取っていただろうに無責任なその態度に、「警察に行きます!!」と怒り心頭の文子。その2人に何か言い返すこともせず、ポケットからスマホを出して操作する森田、、さりげない動作だが、まるで他人事と思っている無責任な態度に観客の怒りも2035倍に膨れ上がる迷シーン。
▶ずっと褒めてもらいたかった綾
拓磨の画策で(もしかしたら紗季も一緒に計画したかな、)、文子と一緒に富士山に登ることになった綾。数日前に文子とケンカしたので少し気まずい空気の中、文子がかけた「拓磨はほんとうに良い子に育ってるわね。貴方は、よくやってる」という言葉で、綾の心にずっとあったわだかまりが溶けていくシーン。文子自身もまた、共通の話題があって楽しそうな父娘に対して寂しさを抱えていた。思わず涙ぐむ綾。このシーンで私の涙腺が必ず決壊します。ほんとうに大好きな言葉。私も、誰かに褒めてもらいたい一人だったから。
▶感動のラスト、絵手紙コンクールにて
富士山五合目のレストハウスで開催されている絵手紙コンクールの作品を何気なく見ていた文子が、偉志の作品が出品されていることに気づく。それは、「私の富士山」というタイトルで、富士山のイラストの他、文子の日常を描いた作品が4枚。「日本一のお味噌汁」「いつもありがとう」「うつくしい、ひと」「いち枚、いち枚、丁寧に」、、それらの日々を回想するとともに泣き崩れてしまう文子。文子の肩を抱く綾。思わずもらい泣きをする拓磨、それに気づいて肩をトンとぶつける紗季。。じいちゃんの残した数式と絵手紙のプレゼントに、4人の心が1つになった瞬間だと思う。
ずっと富士山だけを描いてきた偉志に、「たまには他のものも描いたら?」と言った文子の言葉を覚えていて、、初めて描いた富士山以外の「好きなもの」は生活の中にいつも居てくれる文子さんだったのでした。舞台挨拶で、文子を演じた市毛良枝さんが「こんなにおじいちゃんに愛されていた文子さんが羨ましくなります」と仰っていたけれど、映画を見た今、その言葉がとてもわかります!
生涯 学びですね
日常の幸せを感じる素敵な映画です
後半にかけて涙が止まらない
なんて事のない日常にあるような話だったけど、誰もが直面する悩みや壁を少しずつ乗り越えて行く最中の話かな。
祖母と孫の関係も良かったし、母と娘の関係はリアルで終始ほのぼのしたストーリーだったので酒井美紀さんの演技がかなりのスパイスだった!
拓磨を演じてた豆原一成くんは初々しくもあったけど、大学生でふわふわしながら悩みや自分の考えを上手く伝えられないもどかしさをリアルに演じてたと思います!
後半で祖父と祖母のエピソードが出て来てそこから母娘の拗れた関係に巻き込まれながら将来を考えて前を向いて行くのが良かった!
祖父の絵葉書シーンから涙がポロポロ出て来て止まらなくなってエンディングの曲『ひらく』でさらに涙倍増で大変でした…
いい作品に出会えて良かったなって思いました!
“富士山”に惹かれるのはなぜなのだろうか
学びと挑戦
教育に尽力した島田依史子さんの著作が原案。
後半、感動して目頭が熱くなりました。
なんてほっこりする作品なのだろう。
心がとても穏やかになりました。
なかなか一歩踏み出せない孫のたっくんと
どんどん前に進んでいく彼女の紗季ちゃん。
このふたりのキャラクターのバランスが◎
愛情深いおじいちゃんも素敵。
文おばあちゃんの前向きな人柄にも憧れます。
終盤の酒井美紀さんの涙にこちらも…。
コーヒー好きにはたまらないシーンあり。
鑑賞後は絶対に飲みたくなりますね。
好きなことへの向き合い方に
背中を押してくれる優しい映画。
家族と何度も観たくなること間違いなしです。
ただ、気になった点もありました。
主人公のひとりごとが多すぎ問題と
ベテラン勢に囲まれていたせいか、
豆原一成さんの演技がどうしても粗い印象。
経験を考えると仕方ないかもしれませんが…。
これからに期待します!
感動が押し寄せるラスト
祖父の数式の答え合わせ
思いやりが繋ぐ世界
夕方から予定があったので、公開初日の朝一で観に行きました
近所の映画館は平日はお客様があまりいないのですが、朝一にも関わらず年配の方々も沢山いらっしゃって、まずそこにビックリして作品の期待度が高いことを体感しました
私自身おばあちゃん子で、祖母は当時にしては珍しく一人っ子でお手伝いさんがいる様な家庭で育ったとても品がある人でした
市毛さんの演技がとてもリアルで祖母にリンクして、一緒に暮らしていた時に料理・裁縫・着付け・お花だっりも手伝いながら教えてもらった事や家事をする姿を思い出しました
隅々に昔ながらの日本のお家の風景を感じて、お庭の植物や小道具からも懐かしく感じました
文子さんは拓磨と暮らし始め同じ大学に通う様になってから生き生きとしていて、私がとても嬉しい気持ちになったり、逆に拓磨だったら少し嫌だろうななどと思いながら拝見しました
本当に演技派な方達ばかりでアルバイト先での会話や等身大の大学生カップルの姿、母と子のケンカ、夫婦の何気ない日常全てがとても自然体だからこそ、誰もが感じる悩みや葛藤、温かな愛と幸せなどが表現されていて、所々でポロポロ泣いてしまいました
数式を解いていったラストはすごく幸せな気持ちになり嗚咽しそうになりながら泣いてしまいました
そしてエンディングのひらくを聴いて更に泣きました。大好きな楽曲で映画館で聴くのを楽しみにしていたからボロボロ泣きながら聴きました
当たり前に平凡でも暮らせていることや夢を持つことはとても幸せなことで、何気ないことを深く感謝しながら、誰かを思いやる優しい気持ちを持って生きていこうと思いました
素敵な作品を観ることができて本当に良かったです
関係ない事ですが、1つ席を空けて隣にいたおじさんが後半のシーンでもずっとポップコーンを食べていたことに、なんでだよ!と心の中で思ってましたw
ポップコーンを食べる方はもう少し周りに配慮してくれたらなと密かに思っています(届かぬ声)
是非、ご夫婦で
あったかいコーヒーが飲みたくなる映画
夫婦愛に感動
コーヒーパーリー
シンマの母親が仕事で海外に行くことになり、祖父を亡くして一人暮らしとなった祖母の家で暮らすことになった大学生と、祖母の話。
母親と婆ちゃんの関係があまりよろしくない影響で、自身も婆ちゃんとは気楽に話せる感じじゃないとか言ってる主人公が、wi-fiのパスワードを調べに爺ちゃんの部屋に入ったら、婆ちゃん宛に自分の通う大学への入学案内が?そして脳トレ好きだった爺ちゃんの手帳に謎の数式が?と始まって行く。
その設定必要だった?という主人公と婆ちゃんの距離感の詰まり方から始まって、婆ちゃんの生涯カレッジ通いもストーリー上はちょっと浮いている感じはあったけれど、コーヒー大好きタックンが、背中を押されてまずは資金を…。
いくらだったのかは解らないけれど、まあ、そりゃあそうなるよね(´・ω・`)
婆ちゃんよりも母ちゃんが強烈だし、話しを聞けば数式はすぐに解けそうだし、なんで爺ちゃんだけそこと関係ない+4枚?と、色々思うところはあったけれど、なかなか面白い家族愛のお話しだった。
手に届く幸せの大切さ
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