富士山と、コーヒーと、しあわせの数式のレビュー・感想・評価
全130件中、81~100件目を表示
“富士山”に惹かれるのはなぜなのだろうか
文京学院大学の前身である”島田裁縫伝習所“を創設した島田依史子氏の伝記的小説をもとに。とても閑な、親子の関係の新たな姿を描いた素敵な映画。亡き父の不思議な数式で。それにしても不思議なのは“富士山なんて!”と思う人でも、海外から戻る飛行機で富士山を見ると”あ〜、日本に戻ってきたな“と思うのは日本人のDNAにあるのかもしれません。
学びと挑戦
教育に尽力した島田依史子さんの著作が原案。
後半、感動して目頭が熱くなりました。
なんてほっこりする作品なのだろう。
心がとても穏やかになりました。
なかなか一歩踏み出せない孫のたっくんと
どんどん前に進んでいく彼女の紗季ちゃん。
このふたりのキャラクターのバランスが◎
愛情深いおじいちゃんも素敵。
文おばあちゃんの前向きな人柄にも憧れます。
終盤の酒井美紀さんの涙にこちらも…。
コーヒー好きにはたまらないシーンあり。
鑑賞後は絶対に飲みたくなりますね。
好きなことへの向き合い方に
背中を押してくれる優しい映画。
家族と何度も観たくなること間違いなしです。
ただ、気になった点もありました。
主人公のひとりごとが多すぎ問題と
ベテラン勢に囲まれていたせいか、
豆原一成さんの演技がどうしても粗い印象。
経験を考えると仕方ないかもしれませんが…。
これからに期待します!
感動が押し寄せるラスト
祖父の数式の答え合わせ
ほんとの祖母と孫のよう
とても温かく癒されるお話でした
文子役の市毛良枝さんと孫の拓磨役の豆原一成さんがどことなく似ているなぁと
思っていたらお茶を美味しく入れる文子さんにコーヒーを美味しく入れる拓磨
DNAだぁと思いました。
拓磨の要れるコーヒーも飲んでみたいし筍の酢味噌和え食べたくなりました
大きな事件は何も起こらないのに最後にそう来たか!と思わさせられる感動の展開
景色にも癒されました。
ごく普通の大学生拓磨と彼の良さを見つけるたびにこっそり微笑む紗季がかわいかったです
丁寧に描かれた序盤から
終盤の涙止まらぬ感動に向けてのストーリー展開は
秦基博さん楽曲提供JO1が歌う主題歌
「ひらく」の曲調ともシンクロしてると思いました
「ひらく」沁みます
思いやりが繋ぐ世界
夕方から予定があったので、公開初日の朝一で観に行きました
近所の映画館は平日はお客様があまりいないのですが、朝一にも関わらず年配の方々も沢山いらっしゃって、まずそこにビックリして作品の期待度が高いことを体感しました
私自身おばあちゃん子で、祖母は当時にしては珍しく一人っ子でお手伝いさんがいる様な家庭で育ったとても品がある人でした
市毛さんの演技がとてもリアルで祖母にリンクして、一緒に暮らしていた時に料理・裁縫・着付け・お花だっりも手伝いながら教えてもらった事や家事をする姿を思い出しました
隅々に昔ながらの日本のお家の風景を感じて、お庭の植物や小道具からも懐かしく感じました
文子さんは拓磨と暮らし始め同じ大学に通う様になってから生き生きとしていて、私がとても嬉しい気持ちになったり、逆に拓磨だったら少し嫌だろうななどと思いながら拝見しました
本当に演技派な方達ばかりでアルバイト先での会話や等身大の大学生カップルの姿、母と子のケンカ、夫婦の何気ない日常全てがとても自然体だからこそ、誰もが感じる悩みや葛藤、温かな愛と幸せなどが表現されていて、所々でポロポロ泣いてしまいました
数式を解いていったラストはすごく幸せな気持ちになり嗚咽しそうになりながら泣いてしまいました
そしてエンディングのひらくを聴いて更に泣きました。大好きな楽曲で映画館で聴くのを楽しみにしていたからボロボロ泣きながら聴きました
当たり前に平凡でも暮らせていることや夢を持つことはとても幸せなことで、何気ないことを深く感謝しながら、誰かを思いやる優しい気持ちを持って生きていこうと思いました
素敵な作品を観ることができて本当に良かったです
関係ない事ですが、1つ席を空けて隣にいたおじさんが後半のシーンでもずっとポップコーンを食べていたことに、なんでだよ!と心の中で思ってましたw
ポップコーンを食べる方はもう少し周りに配慮してくれたらなと密かに思っています(届かぬ声)
おじいちゃんのおばあちゃんへの無上の愛
孫(豆原一成)の視点でおばあちゃん(市毛良枝)を巡るおじいちゃん(長塚京三)、
母親(酒井美紀)との家族の物語を描いている。
※おじいちゃんはすでに亡くなっているが、回想シーンあり
とにかくおばあちゃんを想うおじいちゃんの真心、おばあちゃんを見つめる目、
そして日頃の感謝の気持ちを自筆の絵葉書に込めているのだけれど、
この絵葉書を富士山五号目で結婚50周年の日に見ることを予定していたのだ。
それを孫with彼女(八木莉可子)・娘と一緒に見た時に、
おじいちゃんの無上の愛情を受け止めたおばあちゃん。
ここで私も涙腺崩壊だった。
孫もおばあちゃんとの一緒の時間を通じることで、
おばあちゃんが前向きな思考に変化したり、
母親も不仲だったおばあちゃんとちゃんと向き合ったり、
孫は孫で自分の進むべき道を、おばあちゃんに背中を押されたり、
おじいちゃんとおばあちゃんの関係性がよくわかった孫は、微妙な空気が流れていた
彼女へ率直な話ができるようになるという
なんと完璧な話なのだろうか。
孫を投資詐欺に陥れた先輩くらいが悪い奴で、他はみんないい人。
もう観ているこちらの心が洗われるくらいにいい人しか出てこない。
現実ではあり得ないのだけれど、それが映画世界だから成り立つし、
この作品を今週の観おさめとできたことは良かった。
明日から前を向いて頑張ろうかなと思えた作品。
※おじいちゃんのクイズ的な数式は、私はだいぶ後半でわかった
是非、ご夫婦で
あったかいコーヒーが飲みたくなる映画
夫婦愛に感動
コーヒーパーリー
シンマの母親が仕事で海外に行くことになり、祖父を亡くして一人暮らしとなった祖母の家で暮らすことになった大学生と、祖母の話。
母親と婆ちゃんの関係があまりよろしくない影響で、自身も婆ちゃんとは気楽に話せる感じじゃないとか言ってる主人公が、wi-fiのパスワードを調べに爺ちゃんの部屋に入ったら、婆ちゃん宛に自分の通う大学への入学案内が?そして脳トレ好きだった爺ちゃんの手帳に謎の数式が?と始まって行く。
その設定必要だった?という主人公と婆ちゃんの距離感の詰まり方から始まって、婆ちゃんの生涯カレッジ通いもストーリー上はちょっと浮いている感じはあったけれど、コーヒー大好きタックンが、背中を押されてまずは資金を…。
いくらだったのかは解らないけれど、まあ、そりゃあそうなるよね(´・ω・`)
婆ちゃんよりも母ちゃんが強烈だし、話しを聞けば数式はすぐに解けそうだし、なんで爺ちゃんだけそこと関係ない+4枚?と、色々思うところはあったけれど、なかなか面白い家族愛のお話しだった。
手に届く幸せの大切さ
心に響く映画
八/5×2305=家族愛。
母が海外出張のため「アンタに家を任せるのが心配だから」と言われ、半ば強引に祖母・文子の家に行かされ泊まることになる安藤拓磨の話。
亡き祖父・偉志の部屋に入ったら机に置かれた大学入学案内の封筒…偉志の字で書かれた安藤文子の文字、入学を断るつもりで大学へ顔を出したものの入学志望の動機に書かれた「若い頃の夢を叶えたい」の文字に文子の気持ちは動き拓磨と同じ大学へ通うことになるが…。
文子役演じた市毛良枝さんと偉志役演じた長塚京三さんが一緒にいる描写、文子を優しく見守る偉志の姿に何か観てて落ち着くし癒されるしで。
作品の雰囲気もよく、コーヒーへ向き合う拓磨の姿も良かったんだけど、詐欺の件が何か作品雰囲気を壊してしまってる様に見えて…あの件は正直いらなかったかな個人的に。
これは作品だけど偉志の様に結婚50年目でも妻の文子を大事にする姿、何かしてあげようとする姿は単純に素敵ですよね。
いい話であるが、最後にちょっと引っかかった。
いや、おかしくないし、ちゃんと話としては申し分ないないよ。
主人公がバイトを変えて、より自分の夢に近い場所を移るのは間違いではないし、正しい選択だと思う。
それは分かりますが、
バイトがいなくなった(のように見えた)、あの店のオーナーが気の毒に思えて仕方ない。
沢山の人に届いて欲しい作品
プレミアム先行試写会にて観ました。
序盤は孫と祖母の交流を中心に描いてるからゆったりとした時間が流れていて面白さは正直ないんだけれど富士山よりも大きくてどんな陽だまりよりも暖かい愛に気づいた時涙が止まらず終わった後もなぜか涙が止まらず一緒に来ていた友達にごめん涙止まらないからちょっと待ってと言おうと隣見たら私以上に泣いてて2人して座席からしばらく動けなかったです。笑
あなたが羨ましかったの、ごめんね
「大河への道」がとても良かった、名もなき人々の真摯な心意気に思わず涙が出ました。
なたので、同じ中西健二監督ということで観に行った。
ありがたいことに、近所のシネコンでは、このような映画を掛けてくれます。
「大河への道」もここで観ました。
文子さんみたいな老後が送れたらいいなあ、と夢のように思った。
私なんぞは数年後に年金もらえるようになったところで、元気なうちは働かないとなので、一生老後なんか来ないような。。
優しくてひたすら文子さんを愛おしんでくれた亡き夫は、文子さんがかわいくて良い人だったからなんでしょうね。
富士山の5合目の偉志さんの絵手紙は、ちょっと恥ずかしい。富士山関係ないけど良かったんでしょうか。(個人の感想です。)
「あなたが羨ましかった」親の立場でなかなか言えることではないかもしれませんが、率直に反省して「ごめんね」が言えたので、凍った娘のこころも、じわじわ溶けだしたではないですか。唇をかみしめて涙を堪えている娘の気持ちがとても分かります。
その娘は、必死で働いて息子を育てるシングルマザーにしても、一人息子に対してちょっとドライ過ぎな感じ。関心がないわけではなく、息子を、特に将来を心配しているのは分かるが、2か月も連絡しないっていうのはどうかと思う。
文子さんの娘育てが突き放し系だったので、それを継承しちゃったような気がする。
完璧な人はいないので、人を傷つけたり自分が悪かったことに気づいたら、ちゃんと反省してきちんと謝罪することで、でこぼこを馴らしていければ幸せに近づけると思いました。
琢磨君が思いやり深い、とてもいい子なので、周囲の大人たちがそこそこ良い子育てをしてきたことが伺えます。
数式見た時から、八は富士山で5合目ってことだろうと思いました。5合目の標高は分かりませんでしたが。
良い映画なんでしょうが、映画館で観なくても良いかな。
全130件中、81~100件目を表示








