「八/5×2305=家族愛。」富士山と、コーヒーと、しあわせの数式 SAKURAIさんの映画レビュー(感想・評価)
八/5×2305=家族愛。
母が海外出張のため「アンタに家を任せるのが心配だから」と言われ、半ば強引に祖母・文子の家に行かされ泊まることになる安藤拓磨の話。
亡き祖父・偉志の部屋に入ったら机に置かれた大学入学案内の封筒…偉志の字で書かれた安藤文子の文字、入学を断るつもりで大学へ顔を出したものの入学志望の動機に書かれた「若い頃の夢を叶えたい」の文字に文子の気持ちは動き拓磨と同じ大学へ通うことになるが…。
文子役演じた市毛良枝さんと偉志役演じた長塚京三さんが一緒にいる描写、文子を優しく見守る偉志の姿に何か観てて落ち着くし癒されるしで。
作品の雰囲気もよく、コーヒーへ向き合う拓磨の姿も良かったんだけど、詐欺の件が何か作品雰囲気を壊してしまってる様に見えて…あの件は正直いらなかったかな個人的に。
これは作品だけど偉志の様に結婚50年目でも妻の文子を大事にする姿、何かしてあげようとする姿は単純に素敵ですよね。
おはようございます。コメントありがとうございます。
「親としては子供に苦労を見せずに自分だけで頑張りがちだが」、あんたのために私はこんなにやっている、という恩着せがましいのはどうかと思うが、苦労はそのまま見せたらいい、そういう意味でした。
タクマくんは、親の苦労を見ているのであのように育ったんだな、と思います。
共感ありがとうございます。
拓磨くん、詐欺に遭ったけど自分の貯金だけで賄ったところで、親の育て方が透けて見えました。親の苦労を見ているから迷惑かけないように自分の責任を自覚してその範囲で行動するんでしょうね。親は「子供のために苦労している」と恩着せがましいのはどうかと思うけど、生活のための苦労は、そのまま見せたらいいんじゃないかと思いました。




