女性の休日のレビュー・感想・評価
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感動しました
諦めていたのですが、こんなにロングランになるとは。やっと観られて感謝です。
じわっと感動の波が押し寄せてきました。攻撃的なデモとは違って、実に平和的なストライキ。
まだまだ日本は男女平等とは言えないけれど、昔に比べれば確実に女性の地位は向上していると思います。それは、彼女達の行動も何かしら影響はあるのではないかと思うのです。
でももし我が家で同様のストを起こしたら…
きっと皿も洗濯物も洗われずそのままで、帰宅後の自分が大変になるだけ。ご飯は外食かテイクアウト。女性の休日が大して男性の痛手にならない結果となることでしょう…
というわけで、アイスランドの素晴らしいところは、男性達も柔軟に対応したところだと思います。
インタビュー映像を繋いだものがメインとなっていますが、間に挟まれるアイスランドの風景がとても美しく、アニメーションも巧みでした。
なるべく字幕を見ないで聞いていたら、時々突然アイスランド語と思われる言葉も入ってきます。ちょっと頭の切り替えが難しかったです。
アニメ化させた画像が秀逸
男女同権は近代になってから
Iceland、、、国名は知っていても正直の話、どのような国なのかは知らなかったです。Classic音楽で女性の作曲家 アンナ・ソルヴァルドスドッティル(Anna Thorvaldsdóttir)や、バラ・ギスラドッティル(Bára Gísladóttir)をたまに聴くぐらいです。ちなみに同国の女性の作曲家でもあるヒルドゥル・グーナドッティル(Hildur Guðnadóttir)はドラマや映画の音楽においてグラミー賞、アカデミー賞の2冠に輝きました。これは女性単独では初だそうです。1975年10月24日、Iceland全女性の90%が仕事や家事を一斉に休んだ 日本とは単純に比較出来ませんが驚嘆しますね。映画を観た感想はこれを平和的に進めていること 中には打算や忖度があったかも知れないけれども それを乗り越えて成就させたこと 取材を受けている女性達は皆生き生きしていて観ているこちらも幸せな気持ちになります。僅かですが時折見せるIcelandの自然🏞️は美しく癒やされます。
全男性が見るべき映画
1975年にアイスランドで家庭内でも、社会の中でも不平等を感じている女性達が起こした「ストライキ」。この運動に賛同した国民の90%がこのデモに参加したという。
今では国会議員の50%近くが女性議員という他の国では考えられない程のジェンダー格差のない国にまでなった。今を生きる若者は50年前に勇気を出して声を上げた女性達に大きな感謝の気持ちを抱いているという。
普段僕がどれだけ「男女平等は当然」と思っていても、不平等を感じている女性の気持ちは分かっておらず「男尊女卑」のムードが拭いきれていない社会の中で、その恩恵を受けて生きているのだろう。
そういう無自覚から生まれ、声の小さな人を消す可能性を誰もが持ち合わせていることを気付かせてくれた。
この映画は自分が今まで抑えてきた小さな声に耳を傾けることで世界が大きく変わる可能性と、自分が見ていた世界がまだ半分かもしれないという気づきを見るものに与えてくれる映画だった
50年
50年前の素晴らしいパワーに圧倒される
“休日”と称したストライキ
映画の舞台は今やジェンダー平等指数第一位の国、アイスランド。
1975.10.24.──アイスランドの女性たちが1日、家事も仕事も休むと決めて広場に集まり、自分たちがいなければ社会が回らないことを証明した。それは「女性の休日」と銘打った、いわば「ストライキ」だった。
その様子が記録された映像と、当時、運動に参加した女性のインタビューが本作の主軸。
今から約50年前、新聞記者や銀行員、主婦など様々な立場の女性が集結して自らの権利を守ろうとする“ゆるやかな”ストライキを起こしていたことを、この映画で初めて知った。とても貴重な歴史の1ページを見せてもらった感じ。
「女性の休日」を経験した男性のインタビュー(当時や現在の心境など)もあると、もっとよかったな〜と思った。
女性は強い!
後世に残すべき貴重で感動的な作品
ある国で、その国の女性の9割が参加した「女性の休日」という名のストライキ(のようなもの?)があった。
これがフィクションだったら、感動的だけど「所詮、夢物語だよね」と思われるだろう。しかし、これが50年前、アイスランドという国で現実に起こったらしい。
フィクションは、ある時代の、ひとつの重要な側面を切り取り、記録に残すことにその意義がある。「女性の休日」は、後世に語り継ぐべき歴史的な事実を、「女性の休日」に参加した人の証言と、発掘した当時の写真や映像と共に、記録に残すという偉業を成し遂げている。
当時のニュース映像などはほとんどが消去されていたものの、民間人が撮影し保存していたものを見つけ出したとか。
また、その映像や写真から、インタビューした方を見つけ出し、当時の画像と合わせてインタビュー映像を映しだすことで、格段にリアル感が増している。
完成までに7年の歳月を費やしたからこその成果だろう。
さらに、インタビューで語られた当時のエピソードがアニメーションで表現されることで、今の私たちにも想像しやすくなっている。そのアニメーションも、歴史家たちに丹念に確認してもらい、正確さを重視したとのことである。
監督のパメラはアメリカ人であるが、現地アイスランドの監督フラッパがプロデューサーとしてとして加わり、内側からも外側からも、それぞれ納得がいくものができあがったらしい。
この作品は、物語として感動的なものであるのはもちろん、歴史的資料としても後世に残すべき貴重なものとなるだろう。
ところで、
今やアイスランドは、世界経済フォーラムから16年連続で「男女平等第1位」と評されている(いわゆる「ジェンダーギャップ指数」。ちなみに日本は2025年、148か国中118位!)のは、50年前のこの「女性の休日」が大きな転機になっていることは間違いないが、その日を境に急激に男女平等社会が実現したわけではなく、その後も様々な活動家や政治家の地道な働きにより、少しずつ男女平等社会に近づけていったとのこと。
今の日本で仮に「女性の休日」が実現できたとしても(まったく想像できないけれど)、今のアイスランドと肩を並べるためには50年の歳月が必要となるのかと思うと、気が遠くなるなぁ。
男は観るべきでしょう。
怒りではなく、前進したい気持ちと希望が実現させた50年前の奇跡を描く。文句無しの星5つ。
出てくる女性の名前にみんな「ドッティル」が付いてくる。これはアイスランドの名前の一般的風習で、苗字というものがなく、セカンドネームは、父のファーストネームに女の子ならドッティル(dòttil)、男の子にはソン(son)を足して表すから。例えば大統領だったヴィクディス・フィンボガドッティルさんはお父さんのファーストネームがフィンボガさんだったということ。
このこと一つとっても、「家族」といった受け皿があるわけではなく、個人から個人に文化が継承されていく社会といった印象がある。家族といっても、そもそもは夫婦関係と親子関係に分解できるわけで、個々の事情を考慮せず、一般的に「家族」という単位で括って家族の絆が一番大事ですって言ってもね。まあ余談だけど、夫婦別姓問題で家族を論点に持ち出す人は、基本的には「家族」に昔からの「イエ」のマボロシをみてるんじゃないかと思うんだけどね。つまり家父長的権威をもとめているということになる。
話がズレたけれども、やはりアイスランドの社会はもともと個人中心主義的伝統があって、それが強い人権意識につながっていること。そしてそれもあって労働組合の組織力が強かったことが「女性の休日」が成功した原因だと思うのです。
それにしても不公平に対して異議申し立てをする女性たちの迫力と明るさに圧倒される。
日本では、もはや、ストライキどころかデモに参加するだけでサヨクの烙印を押され村八分される雰囲気がある。ひょっとしたら、もうしばらくすれば選挙に行くことですら異常な行動とみなされるかもしれない。権威主義なんですね。我々を押しつぶそうとしているものは。
休ませろ
日曜日の夕方でほぼ満席@シアターイメージフォーラムでした。皆さんの関心の高さが伺えて嬉しいです。
私、“女性の休日”というタイトルを初めて見た瞬間に「そうだよ。女性は休みが欲しいんだよ。」という誤った解釈をしてしまいました。それくらい、私の周りの女性たちは毎日疲れきっています。国際比較調査では、40〜60代の日本女性の睡眠時間が一番短いという結果なので当然と言えば当然か。
フェミニズムとか上野千鶴子さんとか、そんな難しいことが分からなくても、恐らく日本女性の9割は感情で“おかしい”と気づいています。毎日毎日、仕事、育児、家事に追われる。それだけではなく、面倒な厄介事を押し付けられるし、男性のお気持ちのフォローも求められる。平均賃金は男性の約75%だし、本当にやってられらませんわ。
「休ませろ」
この凄くシンプルな感情だけで、日本でも“女性の休日”ができませんかね?日本では沢山のハードルがありますし、本質とはずれてしまいますが、とにかく「休ませろ」と。
ここまで我慢し頑張ってしまうのは日本人が「我慢が目的化している」からなのではないでしょうか?本当にその我慢、自分に必要なのかな?
巷では、静かな退職がホットですが、既に一部の日本女性は結婚も出産もしない、自分を主役にした人生を選択しつつあります。このまま社会が変わらなければ、女性は大変すぎて異性とは距離を置くのがベストな選択になるかもですね。
「雨ふらなかったね。神様って女の人なんだね・・」と集会の帰途、車の中で得心したように男の子が言ってた。
アイスランドは北の海の孤島です。
氷と溶岩が、つまり「地熱」と「氷雪」の”矛盾“が同居している不思議の島。電力の殆どは地熱の発電から取っている火山島なのです。寒いのに熱い。
なにか象徴的ではありませんか。
このドキュメンタリーは、あれよあれよと実現してしまった「女性の休日」というスーパー・イベントの顛末でした。
短い尺です。テンポは抜群ですし、何が起こったのか、そこ説明調にならないようにと北欧系の素晴らしいアニメーションが物語をぐいぐい引っ張ります。
そして何よりも登場する女たちの表情が素敵なんですよ。
「あんなふうになりたい」と僕は思いましたね。
今夜の塩尻市・東座。
女性だけを贔屓ひいきして、入場料は大幅値下げの東座とかズルくないですかァ?(笑)。
入り口でピンクの包みのチョコレートが配られていました。
野郎には無しかよ?と思ったら僕にもご褒美にチョコレートをくれました。
・・
上映前に、そしてエンディングで薄暗い館内に流れるのはビョークです。
アイスランドという北海の島国は、僕の大好きなピアニストで指揮者=亡命ロシア人のウラディミール・アシュケナージの住む国。(先年、辻井伸行とのラフマニノフで日本でのコンサートを成功させてくれたお方です)。
そしてご存じ、唯一無二の震える声。前衛ロックシンガー、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のセルマ役をつとめた歌手ビョーク(ビョルク)の地元です。
島国アイスランドは、ヨーロッパ大陸からはずいぶんと離れていて、不便な地の利。ノルウェーとグリーンランドの中間に浮かぶ島で、人口はわずかに40万人。
にも関わらずそのアシュケナージや、あのビョークが居住地として選んだ魔法の島として、僕の注目の島だったのです。
・・
「女性の休日」プロジェクトの、当日までの苦労はずいぶんと明かされています。
・「ストライキ」の語にはどうしても乗れない右派グループもいれば
・「私たち女性は家庭内におらせてもらって守られているのに」と男社会を非難するスローガンに反対する女たち。そして
・「なんかこのムーブメントは自分のやってきた家事を否定されている気がする」と悲しんだ女達の声もちゃんと汲み取られて紹介される。
このあたりの「落とし所」を探る委員会の様子がとても丁寧で、親近感を憶えます。大変だったはずです。
― 僕も小さな学校で学生会長として、檄文の文面や採決方法で頭を悩ませた経験があったから。
でも結局あの大集会の場を制したのは政治活動家たちの扇動ではなく「女たちみんなが、毎日台所のテーブルでタバコを吹かしながら駄弁っていた」そのまんまの言葉だったのでした。
《男たちの事は嫌いじゃないけど自分たち女も平等に扱われたいんだよね》という当たり前の本心。
小さな島と思っていたけれど、島の反対側、500キロ離れた街でも連帯の集いは開かれ、船の上からも電報が届き、世界中の女たちが固唾を飲んで見守った「女性の休日」でした。
飛行機も止まり、電話局も止まり、店も、銀行も、新聞社も、劇場も閉まり、男たちは泡を喰らって職場にチビ達を迎え入れた。
やってやれない事はない。
正しい主張は明るい笑いを生むのです。
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【スペインの「何もしない」女性の彫刻】でYouTube検索を。
それはスペイン、トレホン・アルデスにあるフアンホ・ノベラJuanjo Novellaの彫刻「荷を負う女性」の紹介です。この映画の前準備で見つけた画像動画です。
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映画館東座の、館主合木こずえさんは、配られた自作のパンフレットで、ひとつの事、書き落としませんでしたよ、ちゃんと釘を刺してます ―
「彼女たちの発言と行動に触発され、精神的な自立を確立すれば、日本はもっと住みやすくなると思います」
「新しい女性総理(高市早苗さん)に平等とクリーンな政治を期待して」、と閉じている。
洋上の漁船から打たれた連帯の電文には、胸が熱くなります。「ドアを開けなさい」と激しく扉を叩く船長や甲板員。震えて耐えた女。
てもドアを開けなきゃいけなかったのは男たちのほうでしたね。
館主からもドアをノックされて「きみはどう思うの?」と問われている感じです。
90歳の母に、どうやってこの映画を見せようかと思案中です。
女性の休日
子や孫に感謝されたい
1975.10.24にアイスランドの女性が一斉に休日を取得したらしいのね。実質はストライキ。
その話をスト参加者のインタビューを中心にまとめてんの。
映画館まで結構あるいて体が温まってたからか、前半で少し寝ちゃったんだよね。
レッドストッキングが活躍しはじめるあたりで目が覚めたんだけど。
この活動でまずいいなと思ったのは「ワンデイストライキをやろう」って言ったら右派女性が参加に反対するんだよね。そこで「ワンデイオフならいいでしょ」って変えるのがいい。
レッドストッキングのメンバーには「それは違う」と思う人達も多そうだったんだけど、そこは譲歩してんの。
活動って、こういうところで双方譲らずに分裂して終わることが多い印象だけど、そこを避けてくのが良いと思ったな。
新聞社勤務の人たちのデイオフ参加でも「デイオフには参加しろ。でも深夜に戻って紙面を作れ」で、やっぱり一部の人は「それは違う」と思うんだけど、そのまま進めるんだよね。
こういう落とし所の作り方がうまいと思ったの。
デイオフ当日の参加するかどうかで「参加するかしないかは各人の判断に任せます。私は参加するけどね」はカッコいい。芝居がかった感じでやってみたい気持ちわかる。
全体通してなんだけど、みんなきちんと議論してる感じがあるね。
感情的になるんじゃなくて、私はこう思うけど、あなたはどう思う?って感じで。
熟議を中心とした民主主義が徹底してる気がした。
それが大きな社会活動ができる秘訣なのかも。
出てくる人はみんな魅力的だね。
1975年当時の映像みると「こんな魅力的な女の人いたら惹かれる」と思うの。
それから50年経ってるからね、いま幾つなんだよって話だけど、やっぱり惹かれる。すごいね。
活動の歌があるんだけど、その歌詞のなかに「子や孫が、私達が変えてくれたと感謝する」みたいな歌詞があるの。
これだよね。
後の世代に誇れることをやりたい。
日本もガラスの天井が破れたから「ほら、俺たちの世代で破ったぞ」と誇りたいところだけど、どうなるかなあとも思ったな。
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