冬へのパッサカリア

劇場公開日:2025年7月5日

冬へのパッサカリア

解説・あらすじ

「ハーメルン」「モルエラニの霧の中」などで知られる映画作家・坪川拓史が監督・脚本・撮影・編集を手がけた連作短篇集。冬へと向かう北の大地を舞台に、誰かの記憶をめぐる3つの物語が紡がれる。コロナ禍で文化芸術が大きな危機に直面するなか、「文化の灯を消すまい」という坪川監督の呼びかけに集まったスタッフとキャストが、2020年から2025年にかけて北海道各地で断続的に制作。スタッフを最小限に抑えるため、全編iPhoneで撮影された。

フェリーターミナルに設置されたピアノを毎日のように弾いていた専門学校生が、ターミナルの閉鎖でピアノが使えなくなり、無愛想な清掃員の自宅である廃業した喫茶店へピアノを弾きに行く姿を描く第1話「無口なピアノ」、小さな画材屋を営む男性が、病気に侵された幼なじみとその娘とともに、幼い頃に河童を目撃した故郷の沼を探す様子を描く第2話「記憶と水音」、高齢者施設への入所を決めた元国鉄職員の老人と、家財処分のため呼び出された引取り業者の男、施設のインターン生が、老人の夢に繰り返し現れる場所を探す旅に出る姿を描いた第3話「昨日の煙」。これら3作品で構成されている。

小野武彦、中西良太、大塚寧々、草野康太、そして本作が遺作となった坂本長利が出演。

2025年製作/90分/日本
配給:TSUBOFILM
劇場公開日:2025年7月5日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

1.5 思い出は優しい

2025年7月6日
Androidアプリから投稿

幸せ

北海道各地で2020〜2025年に撮られた特に繋がりの無い3篇のオムニバス。

「無口なピアノ」
フェリーターミナルよ閉鎖でそこにあったストリートピアノが使えなくなり、そこで知り合った清掃員が営んでいた喫茶店のピアノを弾かせてもらう話。
ストリートピアノで毎日練習?からのうちのピアノ…って店だったのねからの、メインは清掃員なのね…。

「記憶と水音」
余命僅かな友人とその娘と共に、産まれ育った町で幼い頃にみた河童をもう一度みようと探しに行く話。
本当に一時は危篤に?からの本当に河童はいると?からの…。

「昨日の煙」
高齢者施設に入ることに決めた男の夢に出てくる場所を探して奔走する話。
戯言にお付き合いとか優しいねと思っていたけど、そりゃあやっぱりからの大丈夫?

どれも毒が無く優しいし、思い出や記憶に寄り添う話しだけれど、判然としないものが多いし、みどころもはっきりしなかったかな。

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Bacchus