「単にライブを再編集しただけのものではなく、まさに映画そのものでした」ハンス・ジマー&フレンズ ダイアモンド・イン・ザ・デザート SHさんの映画レビュー(感想・評価)
単にライブを再編集しただけのものではなく、まさに映画そのものでした
期待通りの音楽と音響、そればかりでなく、名だたる映画関係者とのやりとりを捉えたドキュメンタリー、そして再現した演奏をライブ映像と組み合わせたりとか、予想を超える映像作品で、まさに映画体験といった感じでした。
奏でられる音楽も単に映画の中の楽曲などではなく、映画の中のあらゆる音楽を再構成したもので、聴き馴染みがありながらも何か別の新作を聴いた、という印象でした。
♪What are you going to do when you are not saving the worldが鳴り出すと同時に「MAN OF STEEL」のタイトルが出て、あれ?と思ったけど、1曲ではない重厚で複雑な楽曲が長大に流れていった─といった感じです。
ゼンデイヤとはなんか父と娘といった感じだったし、ノーランとはまさに戦友といった雰囲気で、差し込まれるインタビューも最高でした。
音楽は全部良かったけど、特にダークナイトとインターステラーが良かったかなぁ。かっこいい!映像表現がスゴ過ぎる!といった感じで─。
長いからどうしても何らかの休憩は個人的には欲しかったところですが、まぁ自己判断でパイレーツとライオンのところで・・・
こういった作品を見ると、どうしても映画そのものを見たくなるものなんですが、これに関しては、またこの映画を見たい!と思った次第です。

