スプリングスティーン 孤独のハイウェイのレビュー・感想・評価
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派手さはないが
一時期スプリングスティーンを聴いていたが、すでに大スターだったから...
一時期スプリングスティーンを聴いていたが、すでに大スターだったから、彼のことを典型的なアメリカンナイスガイなのだと思っていた
この映画を観て、彼が繊細で思い悩んだ末に名曲を生み出したのだと知ることができ、好感がもてた
スカッとしたいときに観る映画ではない
鬱映画
冒頭、「ボーン・トゥー・ラン」で景気よく始まりましたが、劇中の大半が「ネブラスカ」同様、「鬱」展開
「ボーンinザ・USA」制作秘話も少しだけあるが、主演のジェレミー・アレン・ホワイトが終始トラウマを抱えた顔で(この人、こんな役多し)「ボヘミアン・ラプソディ」みたいな誰もが盛り上がる話ではない
アラフィフの自分にとってブルース・スプリングスティーンは当時、ド演歌ファイター(越中詩郎)っぽくってあまり聞いていなかったのだが(多分ウィ・アー・ザ・ワールドの絶唱ぶりのイメージ…)、いま聞くととてもいい(特に歌詞)
日本の歌手(HもSもOも)当時かなり影響を受けており、「カセットテープ・ダイアリーズ」はボスに感化された主人公の青春映画の傑作だし、ミッキー・ローク主演「レスラー」の主題歌「ザ・レスラー」も最高
あとマネージャー役のジェレミー・ストロング(トランプ映画の悪徳弁護士やサクセッションの長男(次男!?)役の人)この人はいつもホント上手い、いい役者
あと、スプリングスティーンの母親役のギャビー・ホフマン、「フィールド・オブ・ドリームス」のケビン・コスナーの娘役の人、光陰矢の如しである…
勘違いが修正されました
その時々、彼に
ブルース本人も言っているように 普通の音楽映画にして欲しくなかった...
期待度◎鑑賞後の満足度◎ スーバースターではなく、人間ブルース・スプリングスティーンを描いた驚く程誠実な伝記映画。但、個人的に最も響いたのは父と息子の物語であること。
①ブルース・スプリングスティーンを今風の言い方ですると“ロックのレジェンド“なんだろうけど、どうも“レジェンド“という呼び方は好かない。何か崇め奉っているようで実は暗に「過去の遺物」「終わった人」みたいに言っているようなニュアンスを感じる。
70年代半ばから90年代の洋楽を聴いていた身としてはブルース・スプリングスティーンは同時代というかとてもリアルな存在である。
ただ、個人的には同時代のアメリカを代表するシンガーソングライターとしてはジャクソン・ブラウンの方が好きだったのと、様々な音楽は好きだけれども基本的にミーチャンハーチャンなので、『ハングリー・ハート』が好きになり(『涙のサンダーロード』や『明日無き爆走』の入った『明日な無き暴走』も良いと思ったけど)買ったレコードは『ザ・リバー』のみ。*あっ、ベスト版(1995年版)も買ってたの忘れてた*。それでも『ハングリー・ハート』と『ザ・リバー』以外はなんか暗い曲ばかりで、次の『ネブラスカ』も輪にかけて暗かったので、脱落しました。いまい聴くと良いなあ思うけど遅すぎるかな。
と言うことで私にとってのスプリングスティーンは『ハングリー・ハート』や、ポインター・シスターズに提供した『ファイアー』やパテイ・スミスに提供した『ピコーズ・ザ・ナイト』といったキャッチーな曲(パティ・スミスをキャッチーというのもなんだけど)の作者というイメージの方が強い。それだけソングライターとして幅広いというこどだけれども。
まあ、スプリングスティーンの音楽については本当のファンの方達にお任せするとして、ロックの王様の賑々しい伝記映画だと予想していたら、意外にも内省的な映画でちょっと面食らった。
アメリカ合衆国の、ニューヨークやLAといった大都市ではなく、またトウモロコシ畑が見渡す限り広がるド田舎でもない、地方の都市に住む人々の喜怒哀楽を吟う代表的なシンガーソングライターといえばジミー・ウェブとスプリングスティーンと思っているのだけれども、アメリカの労働者の思いをロックに乗せて歌っているお兄ちゃんというイメージがあったので、はじめはその繊細な内面をなかなか受け入れられなかった。
*ちょっと脱線:スプリングスティーンは“Born to Run“、ジャクソン・ブラウンは"Running on Empty "、二人の作風の違いを如実に表しているようで面白い。二人は仲は良いみたいだけども。
②期待に反してこれくらいステージシーンが少ないスターミュージシャンの映画も少ないかもしれない。ただ、レコーディングシーンは多い。今でも思い出すけれども、『ネブラスカ』はリリース当時かなり衝撃・賛否両論を持って受け止められていた記憶がある。ある意味スプリングスティーンのキャリアのターニングポイントになったアルバムだから時間を取って産みの苦しみを描く必要が有ったからだと思うけれども、その背後にスプリングスティーン自身の人生にも前に進むための苦しみが有ったことが本作を観て初めて知った。
③ヨーロッパでもなくアジアでもない紛れもない“アメリカ(USA)“の映画だなぁ、とも思った。
何せ「合衆国(正確には合州国または連邦国だけど)」ですからアメリカといっても州で違いはあるので一括りには出来ないとは思うけれども、広大な土地に横に拡がった街にへばり付く様に家を建て車を駆って生活を送っている地方都市の姿はまさに普遍的なアメリカ人の世界を思わせる。
(スーパースターになる前だからかも知れないけれども)スプリングスティーンがこういうところに住んでローカルなバーで演奏し普通の人々の中で生活していたのも驚きだったし、スプリングスティーンのバックグラウンドを映像として見せる映画的工夫。
④ある程度の男性には共通していることだと思うけれども、
とても地味だが心に染みる
初めて観に行った洋楽のライブがブルース・スプリングスティーンだった。それくらいには好きなアーティストだったりする。だからあまり情報を入れずに観たほうがいいかなと判断。「ザ・リバー」がヒットした後、「ネブラスカ」をレコーデイングするあたりがメインだった。なるほど。あのアルバムか。
アルバムがヒットして、シングルのヒット曲も生まれた状況で、レコード会社も世間も次なるヒットアルバムを期待する。だが、リリースしたのはアコースティックで地味なアルバムという流れ。自分を見つめ直し自分のことをさらけ出すかのような、この地味なアルバムは個人的にリアルタイムで聴いていたものではない。だから、そこまで思い入れを持つことはできないが、次なるメガヒットアルバム「ボーン・イン・ザ・USA」の収録曲も録音されていたからとても興味深い。
定評のある彼のライブシーンはわずかしかないし、派手にツアーに出かけるシーンがあるわけでもない。だからEストリートバンドのメンバーともほとんど絡みはない。地元で出会った女性と関係性を深め、次作へのプレッシャーを感じ苦しみながら吐き出すようにアルバム制作をした話だ。あのブルースがこんな苦しみを抱えていたのかと驚いた。でも、あまりドラマティックとは言えないから、彼のファンでなければ楽しめないかもしれない。ブルース・スプリングスティーンに心を揺さぶられた少年時代を送った人間だからこそ、この苦悩とそれに向き合う姿勢、そして家族との再生を受け止めることができた可能性はある。
実在のアーティストを扱った映画は本当に難しい。フレディ・マーキュリーの「ボヘミアン・ラプソディ」はそんな映画の稀有な成功例だ。本作は多くの人に受け入れられるとは思えないが、個人的にはいい映画だった。予告編ではジェレミー・アレン・ホワイトが似てないなと思っていたが、実際に歌ったり演じている姿を見ていたらだんだん気にならなくなってきた。この手の音楽映画では本人に似ているかどうかはあまり関係ないのかもな。
映画を観てから「ネブラスカ」を聴きながら帰った。あの頃は感じなかったが、この年になると染みてくる。変わらず地味だったが、とてもいいアルバムだった。
「ザ・ボス」と呼ばれた彼の内面の苦しみに焦点を当てた一作
ブルース・スプリングスティーンと言えば、骨太な楽曲と数時間のライブをぶっ通しで演奏する頑強さで「ザ・ボス」とも呼ばれており、間違いなくロックの歴史に名前を刻むであろう人物の一人です。
本作はそんな彼の自伝、というよりも、名盤として評価を受けている1982年のアルバム『ネブラスカ』の制作時期に焦点を当てて、そこに時折彼の少年時代の回想場面が入る、という構成の伝記ドラマです。
『ネブラスカ』制作と並行して恋人フェイ(オデッサ・ヤングが人間味たっぷりに演じているけど、本作では数少ない架空の登場人物)との絆を描き、少年時代の回想場面では彼と彼の父親が複雑な関係にあったことを明らかにしていきます。
このように本作は、もちろん彼の楽曲に酔いしれる(本作のために楽器の演奏や歌唱のトレーニングを積んだというジェレミー・アレン・ホワイトが熱演)場面も含むものの、彼が『ネブラスカ』制作中にどんどん精神状態が悪化していく過程に明らかな力点を置いています。
そのため「スプリングスティーンのライブをスクリーンで楽しみたい!」という人には意外な鑑賞感となるかも知れませんが、あれほど気骨があって、精力的な人物が、一方で長年鬱病に苦しんでいた、と知ることは、同様の精神的な苦しみを抱えている人に希望をもたらすのでは、と感じました。
なおスプリングスティーン自身は2016年ごろに長年うつ状態にあることを公表しており、その後も精力的に音楽活動に取り組んでいます。こういった、ファンにも自分自身についても真摯なところが「ザ・ボス」と呼ばれる所以なんだな、と改めて納得させてくれる一作でした!
鑑賞後は彼の楽曲、特に『ネブラスカ』と、その影の双子ともいえる『Born in the U.S.A.』(1984)を、歌詞を嚙み締めつつ聴きたくなること間違いなしです。
ブルースがアル・パチーノに見える
ファンなら楽しめます
きつと大丈夫‼️❓
鬱なスプリングスティーンがいた
ブルース・スプリングスティーンの80年代初頭、熱狂したダブルアルバム「ザ・リバー」リリース後から余りにも内省的で地味な内容に驚かされたアコースティックアルバム「ネブラスカ」をリリースするまでの限られた、しかし特別なピリオドに焦点を当てた作品。
ファンとはいえ私生活のことは全く知らなかったのでびっくりした。鬱なスプリングスティーンなんて想像もしなかった。多くの発見があり、「ネブラスカ」の意味、必然性がわかる必見作だ。
兎にも角にも「明日なき暴走」(1975)、「闇に吠える街」(1978)、そして「ザ・リバー」(1980)と昇りつめたあの頃の勢いは凄まじかった。自分にとっては憧れだった。
一番熱くなっていた時の「ネブラスカ」だったので少なからず抵抗があったのです。
ブルース
所謂ミュージシャン映画ではないけれど
ボスファンなら一見の価値あり
以前ラブエフエムの番組で『ボス』スプリングスティーンの伝記映画が制作されていると聞いたときから、学生時代以来のボスファンの自分は一度観ておきたいと思っていた。
本作は『明日なき暴走』『ザ・リバー』ヒット後のボスの周辺で起きていたことや1982年発売の『ネブラスカ』制作過程の時期をストーリーとしている。
ボスの自宅で最低限の機材とギター・ハーモニカを使って『ネブラスカ』が収録された様子はファンだと観ておきたいところである。
また、恋人との別れや病との付き合いが始まる場面もある。
病のことは全く知らず不勉強だった自分を恥じた。
ジェレミー・アレン・ホワイトさんの演技は、学生時代から折に触れてボスのアルバムジャケット・ライブなどの写真を見てきた自分からみるとほぼ本人に見えるほどで、本人が着ていたシャツに似た柄のシャツを当時着ていたことも思い出したほどだった。
ボスから贈られたギターを使う様子やスタジオやライブで歌う様子なんてほとんど本人だった。
ボスファンだと一見の価値があるが、ボスになじみが薄い人だと予習しておく必要がありそう。
知ってる前提で作られてる気がする
2025年劇場鑑賞318本目。
エンドロール後映像無し。
パンフ無しにつき0.5減点。
とりあえず歌手の半生の映画作っておけばアカデミー賞ノミネートされるんでしょ?的な感じで最近よく作られていますね。自分はやっぱり映画好きなので、俳優の実話映画を観たいのですが、ブルース・リーくらいしかない気がします。映画監督の映画はまだあるんですけどね。
スプリングスティーンさんのことは映画を観始めた頃は知らんなぁとおもっていて、実際曲は一曲も聞き馴染みがありませんでした。
ですから車で走る度にこのまま事故で死んじゃって回想で振り返るのか?とハラハラしながら見ていました。
歌手の伝記映画あるあるの酒かドラッグに溺れるでもなく、乱れた性もないし、そのまま何が言いたいのかよくわからないまま、曲に暗いってよく文句言われる人だなあと見ていたら急にあっこの人うつ病で有名な人だ!と気づいた頃には終わってました。
本編では鬱病という言葉は出てこず、終わった後のテロップでようやくその単語が出てきたので、気づかない人はそのままそのテロップまで気づかないんじゃいかなぁと思いました。
スプリングスティーンの音楽人生の転換点となるアルバム「ネブラスカ」誕生秘話
ブルースのコンサートは大成功。勢いに乗って次のアルバム作成を、と、レコード会社からプレッシャーがかかります。
ブルースが提案したのは、自宅での録音。アコースティックギターとハーモニカだけで、カセットテープに音を入れていきます。
やがて出来上がったアルバム「ネブラスカ」のデモテープ。ブルースは、スタジオで録音し直した厚みのある音ではなく、デモテープそのままの音でカッティングするよう要請します。このこだわりはどこから来るのか?
彼は、コンサート成功後も、故郷の地に住み続け、時には実家まで行き、外から眺めるだけで帰ってきます。
「強くなれ」と、虐待レベルの鍛練を自分に強いた父。
映画に連れていってくれた父。
愛憎相反する複雑な気持ちを抱いていて、ブルースは心の整理がつかないようです。
そうした中で生み出されたアルバム「ネブラスカ」は、人々の孤独、貧困、絶望感を歌っています。過去に囚われていた自分を、こうした形で解放しようとしたのかもしれません。
荒削りな音へのこだわりは、「これは個人的な思いを込めた作品だ」というメッセージなのかもしれません。
歌詞の主語をHeからIに書き換えるシーンが印象的です。
音へのこだわりや、プロモーション活動の拒否など、自己流を貫くブルース。
それを受け止めるマネージャーや録音技師たちのサポートに、胸が熱くなります。
名前は知っていたけれど曲に関する知識はほぼゼロだった、ブルース・スプリングスティーン。
これから、いろいろと聴いてみたくなりました、
蛇足:録音に使ったカセットデッキは、TEAC、カセットテープはMaxell、アンプはPioneerでした。
当時は日本製品頑張ってたなぁ。
アーティストの内面を描く私小説の様な映画でした
ボヘミアンラプソディの様な映画を期待して行ったらガッカリするでしょう、そう言う映画では有りません
ボスの曲は訳詞を調べて読めば分かるんですが元々内省的な詩が多く、特にBorn in the USAの曲のイメージで語られる事で凄まじく勘違いされてる人なんですよね。
自分は宇多丸さんのラジオで町山さんが"誤解されているボスの詞の世界を解説する"と言う特集でその自らの内面を詩にするボスの姿を知ったのですが
この映画はアーティスト本人のその背景、内面を描く私小説の様な映画です
全編ワザとハジけない造りになっていて、その誤解から開放させて欲しいと言うボスの必死の訴えの様で見ていてキツい面も有りました
予備知識抜きでは厳しい映画かな?出来ればネットに転がっている訳詞等を読んでから鑑賞するのがオススメです
全89件中、41~60件目を表示
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