劇場公開日 2025年11月14日

スプリングスティーン 孤独のハイウェイのレビュー・感想・評価

全69件中、21~40件目を表示

4.0とても地味だが心に染みる

2025年11月16日
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鑑賞方法:映画館

初めて観に行った洋楽のライブがブルース・スプリングスティーンだった。それくらいには好きなアーティストだったりする。だからあまり情報を入れずに観たほうがいいかなと判断。「ザ・リバー」がヒットした後、「ネブラスカ」をレコーデイングするあたりがメインだった。なるほど。あのアルバムか。
アルバムがヒットして、シングルのヒット曲も生まれた状況で、レコード会社も世間も次なるヒットアルバムを期待する。だが、リリースしたのはアコースティックで地味なアルバムという流れ。自分を見つめ直し自分のことをさらけ出すかのような、この地味なアルバムは個人的にリアルタイムで聴いていたものではない。だから、そこまで思い入れを持つことはできないが、次なるメガヒットアルバム「ボーン・イン・ザ・USA」の収録曲も録音されていたからとても興味深い。
定評のある彼のライブシーンはわずかしかないし、派手にツアーに出かけるシーンがあるわけでもない。だからEストリートバンドのメンバーともほとんど絡みはない。地元で出会った女性と関係性を深め、次作へのプレッシャーを感じ苦しみながら吐き出すようにアルバム制作をした話だ。あのブルースがこんな苦しみを抱えていたのかと驚いた。でも、あまりドラマティックとは言えないから、彼のファンでなければ楽しめないかもしれない。ブルース・スプリングスティーンに心を揺さぶられた少年時代を送った人間だからこそ、この苦悩とそれに向き合う姿勢、そして家族との再生を受け止めることができた可能性はある。
実在のアーティストを扱った映画は本当に難しい。フレディ・マーキュリーの「ボヘミアン・ラプソディ」はそんな映画の稀有な成功例だ。本作は多くの人に受け入れられるとは思えないが、個人的にはいい映画だった。予告編ではジェレミー・アレン・ホワイトが似てないなと思っていたが、実際に歌ったり演じている姿を見ていたらだんだん気にならなくなってきた。この手の音楽映画では本人に似ているかどうかはあまり関係ないのかもな。
映画を観てから「ネブラスカ」を聴きながら帰った。あの頃は感じなかったが、この年になると染みてくる。変わらず地味だったが、とてもいいアルバムだった。

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kenshuchu

3.0イマイチ

2025年11月16日
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kazu565

3.0ブルースがアル・パチーノに見える

2025年11月16日
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ミュージシャンの伝記映画は、クイーンを除いて、概ね面白くない。話がつまらないのだ。折角「ザ・リバー」が大成功したのに、TVで放映されてた「バッドランズ」に影響されて、自宅のカセットで録ったデモテープをそのまま出そうとする話のどこが面白いのか?ただの面倒くさい奴である。それでも先日のティモシーといい、役者は凄いなぁと思わせる、歌も含めたそっくりぶり。

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吉田透

5.0ファンなら楽しめます

2025年11月16日
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泣ける

ボーンインザUSAで彼の事を知り、85年の東京でのライブも観に行き、大ファンのアーティストです

音楽を聴くのは好きなのですが音楽関連の本を読んだり、ミュージシャン関連の記事等はほとんど読まないので、彼はライブでの印象通りタフな人間だと思っていたので、彼の心の葛藤を知れたのは良かったです

私は面白いと思ったので初日と2日目も観に行ったのですが、観客は数名ですし、ファン以外の方にはあまり楽しめない映画ではと思います。

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きょう

4.0きつと大丈夫‼️❓

2025年11月16日
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彼のような才能は無いが、自省的な姿を見ていると自分とシンクロしてるように感じた。前さえ向いていれば、立ち止まろうとも、後退りしようとも、大丈夫、そう思う。彼の曲は一つしか知らないが、良い曲が多いんですね。父親を許せる気持ちはリスペクト出来る。とても良い映画でした、ありがとうございました😊😭

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アサシン5

3.5栄光の裏側

2025年11月16日
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ふわり

5.0ブルース

2025年11月16日
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高校時代からよく聴いていました。この声、音楽が、歌詞がわからなくても心を揺さぶられました。音楽にはいろんなジャンルがあるけども、彼の曲を聴くと、なにか心の内の声が聴こえる気がしていました。その理由がこの映画を観てわかりました。

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まさ

3.5所謂ミュージシャン映画ではないけれど

2025年11月16日
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ブルース・スプリングスティーンの顔は浮かばないけれど、曲はラヂオから何度もきいていた。

こんな四半世紀とは。
映像がきれいで当時の感じが伝わってくる。

ちょっと難解というか、知らない人には察することもできないかな。

俳優陣の表情もよかった。

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meromero

2.5知ってる前提で作られてる気がする

2025年11月16日
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2025年劇場鑑賞318本目。
エンドロール後映像無し。
パンフ無しにつき0.5減点。

とりあえず歌手の半生の映画作っておけばアカデミー賞ノミネートされるんでしょ?的な感じで最近よく作られていますね。自分はやっぱり映画好きなので、俳優の実話映画を観たいのですが、ブルース・リーくらいしかない気がします。映画監督の映画はまだあるんですけどね。

スプリングスティーンさんのことは映画を観始めた頃は知らんなぁとおもっていて、実際曲は一曲も聞き馴染みがありませんでした。
ですから車で走る度にこのまま事故で死んじゃって回想で振り返るのか?とハラハラしながら見ていました。
歌手の伝記映画あるあるの酒かドラッグに溺れるでもなく、乱れた性もないし、そのまま何が言いたいのかよくわからないまま、曲に暗いってよく文句言われる人だなあと見ていたら急にあっこの人うつ病で有名な人だ!と気づいた頃には終わってました。
本編では鬱病という言葉は出てこず、終わった後のテロップでようやくその単語が出てきたので、気づかない人はそのままそのテロップまで気づかないんじゃいかなぁと思いました。

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ガゾーサ

4.0スプリングスティーンの音楽人生の転換点となるアルバム「ネブラスカ」誕生秘話

2025年11月16日
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泣ける

知的

ブルースのコンサートは大成功。勢いに乗って次のアルバム作成を、と、レコード会社からプレッシャーがかかります。

ブルースが提案したのは、自宅での録音。アコースティックギターとハーモニカだけで、カセットテープに音を入れていきます。
やがて出来上がったアルバム「ネブラスカ」のデモテープ。ブルースは、スタジオで録音し直した厚みのある音ではなく、デモテープそのままの音でカッティングするよう要請します。このこだわりはどこから来るのか?

彼は、コンサート成功後も、故郷の地に住み続け、時には実家まで行き、外から眺めるだけで帰ってきます。
「強くなれ」と、虐待レベルの鍛練を自分に強いた父。
映画に連れていってくれた父。
愛憎相反する複雑な気持ちを抱いていて、ブルースは心の整理がつかないようです。

そうした中で生み出されたアルバム「ネブラスカ」は、人々の孤独、貧困、絶望感を歌っています。過去に囚われていた自分を、こうした形で解放しようとしたのかもしれません。
荒削りな音へのこだわりは、「これは個人的な思いを込めた作品だ」というメッセージなのかもしれません。
歌詞の主語をHeからIに書き換えるシーンが印象的です。

音へのこだわりや、プロモーション活動の拒否など、自己流を貫くブルース。
それを受け止めるマネージャーや録音技師たちのサポートに、胸が熱くなります。

名前は知っていたけれど曲に関する知識はほぼゼロだった、ブルース・スプリングスティーン。
これから、いろいろと聴いてみたくなりました、

蛇足:録音に使ったカセットデッキは、TEAC、カセットテープはMaxell、アンプはPioneerでした。
当時は日本製品頑張ってたなぁ。

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ぴのこねこ

5.0アーティストの内面を描く私小説の様な映画でした

2025年11月16日
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泣ける

悲しい

難しい

ボヘミアンラプソディの様な映画を期待して行ったらガッカリするでしょう、そう言う映画では有りません
ボスの曲は訳詞を調べて読めば分かるんですが元々内省的な詩が多く、特にBorn in the USAの曲のイメージで語られる事で凄まじく勘違いされてる人なんですよね。
自分は宇多丸さんのラジオで町山さんが"誤解されているボスの詞の世界を解説する"と言う特集でその自らの内面を詩にするボスの姿を知ったのですが
この映画はアーティスト本人のその背景、内面を描く私小説の様な映画です
全編ワザとハジけない造りになっていて、その誤解から開放させて欲しいと言うボスの必死の訴えの様で見ていてキツい面も有りました
予備知識抜きでは厳しい映画かな?出来ればネットに転がっている訳詞等を読んでから鑑賞するのがオススメです

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koma koma

4.0ほんの少し違和感・・

2025年11月16日
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日本でのタイトルは忘れましたが、Born To Run から聴いてきています。このアルバムの大ヒットからボスは大スターでした。次のアルバムも売れ、その次の「リバー」は最高傑作で後の「ネブラスカ」にも違和感なく繋がる作品であったように感じていました。ライブは毎晩4時間越えというパワフルさ、そんなアメリカを代表するようなボスが個人的な楽しみとはいえ、地元のバンドのギター弾きをやってたこと、そしてアコースティックアルバムを創ることの抵抗にあっていたこと、この2つに違和感を感じました。
まだ若かった私には歌詞の重さ、暗さに気づきませんでした。そして今はアメリカの大きさを思い知らされています。

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kazz97

3.5愛おしい程のスプリングスティーンの苦悩

2025年11月16日
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邦題に「ハイウェイ」がついているものの、「Born To Run」が「明日なき暴走」とタイトルされるくらいだから、なんとなくそのイメージだと思われる。が、映画の内容に疾走感は無い。寧ろ停滞感やトラウマ、鬱状態に陥ったスターの等身大の姿が描かれている。

話は1980年に発売され全米1位を獲得した2枚組アルバム『The River』のツアーの終わりから始まり、大成功を納めたツアー後、周囲からの次のアルバムへの期待が高まる中、自分に向き合い次作アルバム『NEBRASKA』を発売するまでの悩める姿を描いた映画になる。

これまでも実在するミュージション扱った映画を観てきたが、どれも伝記的な描かれ方で(来年はマイケル・ジャクソンの映画が公開されるが)ある時期に絞った描かれ方は異色と言える。
当時(1981-1982)はシンセサイザーを使った曲が急速に音楽シーンに広幅を利かせ始めた頃で、音楽業界が大きく変わっていく時期にあたる。MTVが開局したのもこの頃だ(1981)。

そんな中、自宅でアコースティックとハーモニカでの弾き語りを主体にしたデモテープをそのままアルバムにしたスタイルは当時の硬直した業界に一石を投じたとされた形だった。
アルバムを発売し、ツアーに出ることも無かった。
アルバムは、椅子の軋む音もそのまま収められているような剥き出しの音で、社会で騒がれた事件をモチーフにした歌もあり、全体的に内向的で暗い。
が、この時期、これがスプリングスティーン自身の内面的なバランスを保つ上で必要だった。
『The River』の後に『NEBRASKA』、その後も『Born in the U.S.A.』の大ヒットの後にやはり宅録を中心にした『TUNNEL OF LOVE』のように「動」の後に「静」のアルバムを繰り返している。
(『Born in the U.S.A.』の収録の幾つかの作品は『NEBRASKA』と同時期に作られていた事は未収録曲を集めた『TRACKS』で判明しているものの、この映画を観ればよくわかる)
その後は家庭を持ったことで安定したのかこの様な明暗くっきり分かれたアルバムリリースはないように思える。

それ以前も出世作『Born To Run』の後にマネージャー(マイク・アペル)と契約問題の裁判沙汰に巻き込まれ、勢いに乗りたい時期に2年間音楽活動停止を余儀なくされ、苦りきった時期がある。その後にやっと出せたアルバム『Darkness
on the edge of town』もロックだったけど暗かった。

こうした背景があり、その後にマネージャーとなったジョン・ランドーはスプリングスティーンが信頼する人物となり現在も彼を支えている。
今回の映画ではジョン・ランドーが良き理解者となり、『NEBRASKA』発売に大きく貢献していた事がよくわかる。
まだ『Born To Run』(1975)が発売される前、当時音楽評論家だったジョン・ランドーが1974年、スプリングスティーンのライブを観て、ボストンの地方新聞に「私はロックンロールの未来をみた。その名はブルース・スプリングスティーン」というコラムを残したのは有名な話になる。
そうした背景を知っている人は充分に楽しめる映画だと思う。

あと、彼のバックバンド(Eストリートバンド)のメンバーがそっくりでクスリと笑ってしまった。

試写会を観た人のコメントでは、「スプリングスティーンを知らない人にもオススメ」と目にしたが、↑で書いた事前知識を知っていると理解しやすいと思う。
知っているファンの人であれば、勿論楽しめるというか、当時の彼の苦悩を知り理解が深まる映画だと思う。
地元ニュージャージーのアズベリーパーク、フリーホールドの景色や地元のライブハウスで本人が今でも飛び入りで参加するという「ストーンポニー」が出てきて忠実に描かれた映画であることがわかった。
わざわざオススメはしませんが、興味のある方への予備知識として。
「なんだコアなファン向けのマニアックな映画か」と思った方は『カセットテープ・ダイアリーズ』をオススメします。80年代のイギリスを舞台に、パキスタンから移民してきた少年がスプリングスティーンの曲を聴いて影響を受けるという実話を基にした青春映画ですが、スプリングスティーンの曲がふんだんに使われ、ファンでなくても普通に楽しめる映画としてお勧めします。

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Tak

3.0スプリングスティーン

2025年11月16日
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いいですね。

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完

1.0退屈な展開

2025年11月16日
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悲しい

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けんひと

3.51番勘違いされているミュージシャンかも

2025年11月15日
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ブルースはルックスとあのボーカルスタイルからマッチョなロッカーと思われているのかもしれない。しかし歌の歌詞を読むと繊細でな内省的な性格な人物なんだとわかる。今回はその辺がちょっとだけ描かれていたと思った。映画で尺があるし、ネブラスカセッションで始まったことでもないので仕方ないと思った。ファンからしてみれば、当然ながらThe RiverもネブラスカもBorn in the U.S.A.も繋がっている。
私のブルース像を壊す事なく映像化してくれたスタッフ、役者に感謝です。あの監督はこういう暗いテーマにピッタリです。ジョン・ランダウも良かった。盛り上がりは無い話だけど監督の力量で上手くまとまったと感じた。
ブルースには長く元気で活躍して欲しい。

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マクラビン

3.5なぜブルースは日本であまり人気がないのか?

2025年11月15日
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アメリカを代表する偉大なロックスター、ブルース・スプリングスティーン。アメリカではボスの名で知られ、アメリカ中で広く国民に愛され慕われているが、日本では誰それ?という人ばかり。少なくとも私の周りでブルースを知ってる人はいなかった。日本における最もアンダーレイテッドなスーパースターだ。

なぜか?わからない。本当にわからない。今夜アトランティック・シティで会おう、というしかない。しかし、彼を真似た日本の歌手はたくさんいる。日本人は元をたどるのが苦手だ。浜田省吾も長渕剛も自分のものだと思っている人が多い。そしてラーメンもチャーハンも箸も漢字も。彼らがブルースから影響を受けまくりなのがわからないのか?今夜アトランティック・シティで会おう。今夜アトランティック・シティで会おう。

ブルースは本当に暗くて鬱な曲『アトランティック・シティ』を含むアルバム『ネブラスカ』を作った。それがこの映画になった。それまでのブルースの曲は弾けた明るい曲が多かった。それが全く違うことをやることになった。なぜなのか?明るく弾けたロックのスーパースターが派手な生活もせず、バンド仲間のEストリートバンドとの交流も一切なく、『タクシードライバー』のトラビスのように革ジャンのポケットに手を入れてとぼとぼ歩き、『真夜中のカーボーイ』のダスティン・ホフマンみたいな見た目の気弱でみすぼらしい男として一人寂しくしている。何があったのか?
この映画ではそのことにはわかりやすく触れないのでよくわからない。

わかるのは父親が幼少期のブルースを男らしく育てようときつくあたっていたことだ。母親は優しかったが、父親は母親を傷つけ、ブルースも傷つけトラウマになっていたことがわかる。自分もあの父親のように癇癪もちで人を傷つけ、ろくでもない人間になり、人の温もりや愛とは無縁の寂しい人生を送るのではないかという恐怖を常にかかえていたようだ。それから逃れるように、反発するように、明るく弾けた愛くるしい曲『明日なき暴走』でスーパースターになったブルースが、自分の辛かった過去や悲しみに向き合ったとき、鬱になってしまった。ブルースは父親からただ普通に愛されたかった。それが叶わなかった虚しい幼少期。でも、あんな父親でもいいところもあり好きだった、自分の父親だから嫌いにはなれなかった。自分を育ててくれた。見捨てることはできない。人はいつか死ぬ。でもまたいつか生まれ変わって、いい父親と出会い愛されるはずだ。今夜アトランティック・シティで会おう。アトランティック・シティはブルース自身の過去を解放するための曲でもある。ブルースは幼少期のトラウマがきつくそれから必死に逃げるためにボーン・トウ・ランして人気はうなぎ上りだった。でもやはりいつまでも逃げられない。自分を偽ることはできなかったし、偽るのは疲れるし辛い。つらい過去のトラウマが押し寄せて鬱になってしまった。明るく激しいロックスターはもう続けられなかった。

この時の経験から、歌詞は鬱なのにメロディは明るく弾けたロックをやるという新境地を開いていく。『ボーン・イン・ザ・USA』だ。自分の鬱を歌詞に出すというやり方を見いだし自分を偽らなくてもよくなった。そういう道を切り開いた。自分と向き合い続けた。

日本人は自分と向き合うのが嫌いだ。辛かった過去、辛かった歴史もすぐ忘れる。忘れたがる。ルーツに向き合えないから浜田省吾も尾崎豊も長渕剛も自分のものだと思っている。ブルースの曲は人に内面的な辛さと向き合わせる強烈に暗い曲がたくさんある。だから苦手なのかもしれない。今夜アトランティック・シティで会おうとはしない。だから日本では人気がないのだ。

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屠殺100%

3.570点ぐらい。『NEBRASKA』

2025年11月15日
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ロックを聴き始めた頃に大好きだったミュージシャンで、出会いは…

ブランキーの照井さんがブルース・スプリングスティーンやボブ・ディランを聴いて泣いたと言っていて、

それを知って、ジャケ買いで『BORN IN THE U.S.A.』を聴き、衝撃を受けたのと同時に僕も泣きまして、大好きになりました。

この映画は、歴史的大名盤『BORN IN THE U.S.A.』前夜に焦点を当てた話で『NEBRASKA』の頃の話です。

『NEBRASKA』は聴いてないし思い入れがないけど、大好きだったスプリングスティーンの若い頃のことが興味深かった。

家族のことや当時の彼女のこと、スプリングスティーンがスーサイドを聴いていたとか(笑)

でもファンじゃない人には、あまり面白くないかも…(笑)

ジェレミー・アレン・ホワイトが思った以上にスプリングスティーンの若い頃に似ていてビックリした(笑)

そして、スプリングスティーンのアルバム『BORN IN THE U.S.A.』を聴いたことがない方は聴いてほしい。

歌詞が素晴らしいので歌詞を読みながら聴いて感動してほしい。

映画の影響で久しぶりに聴いたけど、ホント素晴らしいアルバムだと思った。

『HUMAN TOUCH』や『LUCKY TOWN』もオススメです。

『NEBRASKA』は聴いてないけど聴いてみようかな…(笑)

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RAIN DOG

3.5ボスのライブ、また観に行きたいなぁ❣️

2025年11月15日
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鑑賞方法:映画館

Bruce Springsteenファン必見🎶
Nebraskaの制作過程でボスにこんな葛藤があったなんて知らなかったなぁ😲
ジェレミー・アレン・ホワイトさんの歌も仲々良かった💕
次作は1〜2作目辺りのボスのエピソードやって欲しいです。

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たもん

3.5カセットテープ

2025年11月15日
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北枕寝二
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