劇場公開日 2025年11月14日

「全てはボーンインザUSAへの憧憬から─」スプリングスティーン 孤独のハイウェイ SHさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 全てはボーンインザUSAへの憧憬から─

2025年11月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

ボーンインザUSAを聴いたとき、曲のインパクトと同時にアメリカへのあこがれを抱いたものです。まぁそれは歌詞の内容知らない大いなる勘違いなのでしたけど、その勘違いを全てにおいて今もなおずーっと引きずっているような感じであります。
この作品を見て、作品に対してもそうなのですが、ブルース・スプリングスティーンへの捉え方も相当ずれていた気がしました。
もっとも、あの叫びや囁きの裏に秘められた影は何となく感じてはいたけれどもこうしてまじまじ見せつけられると、短絡的な思いを改めなければと思ってしまいます。
苦悩から生まれ出た魂の叫び─というのはよく理解できるのですが、その瞬間瞬間に煌めき生き抜くパワーというものが苦悩以上にあるような気がするのです・・・それゆえの疲弊であり消耗だろうと勝手に理解していただけに、何かこの作品の暗すぎる感じがしっくりきませんでした。
この映画を見て、その後でTHE LIVE なんて聴く気にもなれないのですが─
あるアーティストの一面を知るにはいい作品かもしれませんが、正直、自分としてはネブラスカをじっくりと聴いていた方がまだいいかなと思ってしまいました。

SH
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