「カセットテープ」スプリングスティーン 孤独のハイウェイ 北枕寝二さんの映画レビュー(感想・評価)
カセットテープ
イオンシネマで公開初日に鑑賞
時間が仕事終わりにちょうどよかった
何年か前にカセットテープダイアリーだかという映画で
主人公がブルーススプリングスティーンに心酔する設定だった
アメリカ万歳のミュージャンと勘違いしていたのだが
そうではないと知り 少し興味があった
そういえばこの作品でもカセットテープが重要なアイテム
以前そっちの業界に携わっていたので懐かしかった
マクセルではないけど
あとTEACだのpanasonicのラジカセだのが出てきたのも
オラの年代としては嬉しい
当時はnationalでは なんて思ったが
panasonicは逆輸入ブランドだっけか yarisみたいなもんか
彼は年代的には矢沢永ちゃんと同じくらいか BOSSだし
作風は浜田省吾とかちょっと佐野元春のような感じも
あとエコーズかな 聴いたことはないが
ボーンインザUSAは共和党民主党両候補に使われていたという
どちらかといえば左派の人なんだろうか
この作品でも扱われていて
歌詞を改めて知ると全然アメリカ賛歌ではない
問題を起こしたら兵隊にさせられて
黄色人種を殺すことになったみたいな
デニーロと共演の話があったとか
ポールシユレイダー脚本で
実現していたら 彼の人生は別のものになっていたかも
オヤジ役は誰だっけ 観たことあったような
アリとかベイブルースの人だったか
息子をボクサーにしたかったのか
オヤジとの関係性が彼の心象形成に影響があったのかも
というのがメインテーマかと
有名になってからも地元のライブハウスで演奏したり
同級生の妹のシングルマザーと交際したり
今のご時世に照らせば信じられないような…
彼女との破局エピソードはとても切なかった
女優も誰だか知らないけど良かったな
全体的にはトーンが暗め
ちょっと前に観たボブディランの映画にも通じるような
せっかくヒットが出たんだから同じ路線で行けと周りは求める
ファンもしかり でも同じところにいたくない
一方同じラインに乗っかるとひどい目に遭う 飽きられる
それを動物的に感じ取ったのが永ちゃん
あ 前も同じようなことを書いていたかも
歳をとると同じ話ばかりしてしまう…
プロデューサーのジョンが彼のことを
妻にいろいろ相談しているのが興味深かった
オヤジとの関係も含めて一応はハッピーエンドで収めていたが
その後も鬱病と闘っているみたいなクレジット ああそうなのかと
終了したら21時半
大好きなファミレス ジョイフルで金麦2本とポテトフライ
サラダと豚汁定食で〆
いい夜だったが 予想以上に家路は寒かった
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