「なんだか薄っぺらい作品ですねぇ」水の中で深呼吸 バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
なんだか薄っぺらい作品ですねぇ
大好きな女優、石川瑠華さん主演ということで鑑賞です。
監督のトークショー付きの上映会でした。
テーマの背景にあるのは「LGBTQ+」と「あいまいさ」
なかなかの大きなテーマでした。
監督曰くエンタメ要素を織り交ぜながら描きたかったとのこと。
(正確でなかったらすみません)
価値観のあいまいさ、感情のあいまいさ、性別的感情のあいまいさ
成長過程の人間のあいまいさ、自分自身のあいまいさ、そして危うさ
それらをどう描いてくれていたのか?を振り返ってみましたが、
物足りなかったなぁという印象でした。
なんだろ?ステレオタイプがずらっと並んで、それぞれが
群像劇やっていったい何を言いたかったんだろう?描きたかったんだろう?
エンタメを盛り込もうと努力して結局は薄っぺらい話になっちゃったって
とこなのでは?
ヤリチン被害者同盟の話なんて見たくなかったです。
そんなわかりやすい話・・・失笑ですよ。
あの1年生たちの葛藤をもっともっと掘り下げて描くべきだったのでは
ないでしょうか?
そこにこそ描くべきあいまいさや、水の中で深呼吸の意味も、
クライマックスのエースの女性のスタート前のセリフも
ぐっとくるってもんではないでしょうか?
あ、女優さんたちの演技は素晴らしかったです。
出演された皆さんの今後の出演作はチェックさせていただきます。
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