トリツカレ男のレビュー・感想・評価

評判が良いようなので、地元の映画館で上映終了の1日前に慌てて鑑賞。
色んな事に取り憑かれるようにハマってしまう主人公のジョゼッペ。
正直、ちょっと怖い。
最終的に良い方向に向かっていくから良いのだけど、周りが全く見えなくなり盲信していく姿は、フィクションのアニメでなければ、ゾッとする存在なんて思ってしまうのは、自分の心が汚れているのでしょうか。

ともあれ、佐野晶哉と上白石萌歌の吹き替えも歌も素晴らしい。
『あいのうた』は透明感に溢れ、自然に涙が流れた。

ストーリーは好みでなかったが、丁寧に作られた良い作品です。

久しぶりにアニメ鑑賞、何か懐かしく思い切り何かをしてみたくなりました。すごくいい映画です。

高評価なので、鑑賞。
期待が高すぎたか？
画像はクセがあるが、下手ではない。

残念、私には合わなかった。

散々とりつかれた集大成で彼女を救うみたいな流れだったが、ギャングが虫の大ファンだったのあまりにもただのラッキーすぎるし、咳はサングラスと腹式呼吸では治らない(激怒)
絶え間ない痰と喉から肺まで固まる苦しさを味わうともう一生歌とか歌えないんだって思うから(激怒)
ファンタジーなのは分かってるけど…

正直その他特に特筆すべき点もなかったかと…。
私が冷めちゃったのが良くなかっただろうか。

一先ず家事とか育児とか仕事にとりつかれたいな、とは思いました。うん。

何かにトリツカレてそれに一生懸命になってしまう主人公の男の子がずっとかわいい。
街にはそれを白い目で見てくる人もいるが主人公の周りはいつも優しく見守る人たちで溢れているのが素敵。ほっこり幸せな気持ちになりました。

主人公は好きな人を喜ばせたいから自分の気持ちは一旦おいておく、なんだが胸が苦しい気持ちにもなりました。でもそんな主人公にトリツカレちゃう女の子。わかるなあ。
ミュージカルにしたかったのはなんでだろう、何かにトリツカレた時の人の心の中を表してるのかな。こんなこと起こるなんて何かの主人公じゃーん！って思う時あるよね人生。何言ってんだ私。

　トリツカレ男。遅ればせながら、いきなり観ることにしました。
　スタッフもキャストも、ひじょうに丁寧な吟味のもと集まったんじゃないかな〜と思いました。あと、ちゃんと原作リスペクトが共有できるかとか。スッポ抜けたところがなくて、控えめに言っても会心の作品で大満足しました。

　ツイスト親分の歌声は、横山剣さんだと思ってたんですが…w、誰か分かったのは水樹奈々さんだけでした。

なので見てみたら、とても良かった。

なぜミュージカルなのかは分からないが、
とにかく画調が日本アニメっぽくなく、
フランスアニメっぽい。

テンポが良く、飽きさせない。
『シラノ•ド•ベルジュラック』っぽい。
またネズミ語を喋る相棒のネズミの声が可愛い。

ヒロインは全く好きなタイプではないトリツカレ男
に傾くのか。
クリスマスシーズンに最適なアニメ。

しかし、トリツカレ男はすぐに別のものに興味をしめしトリツカレてしまうから、
そこはそこで今後が心配。

作画は、
まんが日本昔ばなし世代（？）としては
ちょっと懐かしいタッチ。
昨今の実写と見紛う緻密さとは対極。

ただし物語は緻密。
途中からアニメを見ている感覚ではなくなる。

後半に行くにつれ、
物語そのものに引き込まれる。
余計な思考に支配されず、
登場人物の関係、
それが縦糸、横糸として織りなされ
美しい柄が現れる。

最近、幽霊がレギュラーにいる
YouTubeチャンネル（七四六家）を
違和感なく見ているおかげで
ラスト間際のシーンも
あり得るよなと、すんなり入って来た。

メインキャストの二人の歌も
素晴らしかった。

予告編でピンと来てない方も
名作だと思うのでぜひ。

The artwork has a touch that feels nostalgic—at least for someone from the Manga Nihon Mukashibanashi generation.
It stands in complete contrast to the hyper-detailed, almost live-action style we often see today.

But the story itself is meticulous.
Somewhere along the way, it stops feeling like you’re watching an animated film.

As the film moves into its second half, you’re drawn deeper into the narrative.
There’s no room for unnecessary thoughts—
the relationships between the characters weave together,
like vertical and horizontal threads forming a beautiful pattern.

Maybe it’s because I’ve recently been watching a YouTube channel (The 746 Family) where ghosts regularly appear without any sense of oddity,
but the near-final scene slipped in naturally for me—
as in, yeah, that could happen.

The songs performed by the two leads were wonderful as well.

Even if the trailer doesn’t grab you,
I think it’s a masterpiece.
Please give it a watch.

アスペチックな主人公が引き起こすドラマです。
釣りバカ並みのご都合主義展開で話が進みます。
常に主人公に都合が良い展開になるので安心して観ていられます。

最終的に彼女と結ばれますが、こんな男なら5秒後に別の女にトリツカレて居なくなってしまいそうですので、結婚しない方が良いのではと心配になりました。
あと元カレが死んでた事を知らなかった設定にしてた方がしっくりきたのではと思いました。

エンドロールで後日談をやるので最後まで観た方がいいです。
いつも思うのですが、エンドロールになると親が危篤なのかと思う勢いで帰る人がいますが泣き顔を見られたくないんですかね。

何度か予告編を見て、キャラクターやミュージカル調に個人的には「違うかな」と思ったけど、評判良さそうなので見てみた。
様々なものに取りつかれ熱中してしまう主人公が風船売りの少女に恋してしまう。
前半は彼女との距離を縮めるための様々な奮闘をコミカルに描く、とここまでは予告編の想定内。
問題は後半から、さらに彼女の憂いを払おうと奮闘する中で、ある事実を知ることになり主人公はトリツカレ男っぷりを極めていく。
主人公の献身と彼女の心の動きがきめ細やかに描かれる。
もうキャラとかミュージカルっぽい感じとかどうでもよくなり、作品世界にのめりこんでしまう。
主人公、ヒロイン、周りの仲間たちが愛おしい。
脚本・演出・演技のバランスが良く、見ごたえのある仕上がりとなっている。
個人的には、もっとガッツリ寒くなってるときに見ると、一層良かったのにと思ってしまう。

chao以来のスクリーン独占を味わえた映画！
最初はキャラクターの絵柄がなじめなかったが、話が進むにつれて案外いいなと思えるから不思議なものです。
私はミュージカルがあまり好きではないが、歌にトリツカレた事をミュージカル調にうまく落とし込んでいるので気にならなかった。
最後はすこし泣けました。
非常に良くできた作品でみんなに見てほしいけど、残念ながらこの絵柄ではたいていの人は敬遠するだろう。
今後オリジナル映画が作りづらくなるのではと心配になりました。

2025年劇場鑑賞94本目　秀作　66点

自分の好きな事、好きな人に真っ直ぐになれるっていいなと思った。作画で避けていたけど、口コミに押されて観てきた....！本当にみてよかったと思ったし口コミの力ってほんとにすごいなとなった😭
最初のファンファーレで泣いてからずっと涙腺緩みっぱなしだった、心が暖かくなる作品だと思う。

とりつかれる対象が語学や昆虫採集はわかるとして、三段跳びや探偵とは？

問題を解決する手段として、それらが役立って、「なるほど」となります。

街並みや、トリツカレ男ジュゼッペの室内は、落ち着いたトーンの写実的な映像、ツイスト親分のシーンは、思い切って省略された、やや抽象的な映像。
2種類を、うまく使い分けています。

大好きなペチカのために、そこまでやる？
心配しながら見ていましたが、
ネズミのシエロが大活躍。
そして、ペチカも！

素敵なエンディングでした。

当初は観賞予定になかった作品。
「絶対見るべき！」など、熱いレビューに背中を押され、少し離れた映画館まで足を伸ばしました。
１日一回の上映に減っていて、公開終了間近か？
間に合ってよかった！
もっと多くの人に観てもらいたい作品です。

気になったものに手を出して、自分の世界をいくつも持っている。でも、結局は君の世界と繋がるために必要なこと。

初日に観に行ったスカーレットがあまりにも酷かったので、口直しにこちらを鑑賞。
絵柄が独特なので少し心配してたけど、見始めると気にならなくなって、むしろキャラクターが魅力的に見えた。昔見た人形劇にこんな感じのデザインのがあったなと思い出したり。
ストーリーは色んなものに興味を持ってトリツカレる男ジュゼッペが、ある日ペチカという女性に一目惚れする純愛もの。ジュゼッペの今までトリツカレたものが伏線として回収されるのもちょっと強引ではあったけど面白かった。恋のライバル登場で、どうなるかと思ったけど、ハッピーエンドで良かった。一つだけ気になったのは、興味が移ろいやすいジュゼッペのこの恋がいつか冷めないかという心配が拭いきれてなかったと感じたこと。
でも、すごく良かったので、スカーレットの不満分は取り戻せた。

わたしは前情報無しで佐野くん推しの姪っ子と観に行ったので全く期待してなかったのに人一倍泣いて帰りました。絵柄も可愛くて温かいお話。声優さんみんな上手だし歌も良いし満足してかえりました。

先週末に、一度見たのですが、インスタの情報を見て、もう一度、見たくなり、二度目の来館でした。
2度目の方が、更に多幸感がありました。
ジュゼッペやペチカの部屋の隅々まで、細かな作りを見たり、街全体のひきの情景だったり、色合いだったり。ジュゼッペ、ペチカ、シエロの歌声に、笑顔になったり、涙したり。本当に、感情が揺さぶられる、そして、作品に見事に、トリツカレました。
見終わった後、あぁ、幸せだなぁと思える、そんな作品でした。