「ビデオスルーを回避した待望の新作」ファイナル・デッドブラッド トビーさんの映画レビュー(感想・評価)
ビデオスルーを回避した待望の新作
こういうのでいいんですよ、こういうので!
米国で大ヒットとの報じられていた一方で、洋画離れが進む日本では採算が取れないと予想されたのか劇場公開が見送られ、DVD・BDの販売のみと報じられていましたが、この度なんと緊急公開とのサプライズ!期待を胸に劇場へ足を運びました。
自身の無残な死を予知し、間一髪で大惨事を回避した若き少年少女達が、迫り来る“死の運命”から抗い逃げ続けるというのがこの「ファイナル・デスティネーション」シリーズの基本ストーリーで、今作もそれが踏襲されています。当然、醍醐味の「死のピタゴラスイッチ」も健在。最新の映像技術によってキャラクターの死に様をよりド派手で美的に進化させています。
人間ドラマも丁寧に描かれており、退屈することはありませんが、「でもこの人達全員死ぬんだろうな…」と思うと何か哀愁のようなものを感じます。しかし、見ているこっちまで痛んでくるほど絶句する、残虐で惨い死にっぷりは思わず拍手を送りたくなるものです。
2週間限定という短い上映期間ですが、人の入らないホラーかつ、人離れの激しい洋画という事情を考えると、むしろ十分長い期間に感じます。シリーズファンの方は必見です、円盤の発売前に劇場へ足を運んではいかがでしょうか。
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