「ファンを裏切らないシリーズ最高の面白さ👍️」ファイナル・デッドブラッド HARUAさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンを裏切らないシリーズ最高の面白さ👍️
3作目以降マンネリ化していたファイナル・デスティネーションシリーズですが、今作はひとまず原点回帰していて面白いと思います!!
まず、前作と比較して死に対抗しようとする描写が色濃いと思いました。
特にハラハラして面白かったのが院内でエリックがピーナッツアレルギーのボビーにあえてピーナッツバターを食べさせ一度死なせて蘇生させようと企むシーンです。
死から逃れるためにブラッドワースが助言した「誰かを殺しその者の余命を奪うか一度死に生き返る」の後者を選択し2人は決行するのですが、観ていて一体どうなるんだろうかといったハラハラ感と緊張感がたまらず目が離せませんでした。
途中で生まれたばかりの赤ちゃんを殺すのではないかと思わせる描写がありましたが、「まさかな」「やるわけないよ」と冗談を言い合い視聴者を安心させた後、一度死に生き返えろうと無謀な展開に走る2人の馬鹿っぷりがハラハラしてたまらなかったです(笑)。
また、死のトラップが忘れた頃にやってくるのがこの映画のお決まりです。
自動販売機のコイルに引っかかったピーナッツバターをとるために自動販売機を傾けた拍子でコイルが一瞬飛び出しボビーを直撃するのでは…?と思わせて、そこでは死なない。
なんだぁ…そこでは死なないのかよ😮💨と視聴者に思わせておき、その後MRI室の誤作動で磁力装置が自動販売機のコイルを高速で引き寄せボビーの頭蓋骨を貫通させて見事死のフラグを回収する。
えっ!? そこでコイルが来るのかよ🤣
死のフラグが忘れた頃にやってくるこのテンポの良さがたまらないです。また、サッカーボールに当たった衝撃でゴミ箱に入りそのままゴミ収集車に投入されてからの圧縮死も笑わずにはいられないピタゴラスイッチでした。
しかし、不満な点が1つ個人的にあります。それは、主人公のステファニーが溺死しそうなところを弟のチャーリーが救うシーンです。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、2作目の「デッド・コースター」でキンバリーが溺死しそうなところを保安官のバークが救ったシーンと似ているのです。2作目の場合は意図的に、今作では偶然溺死しそうになるのですがどちらも大同小異です。ここは、賛否両論分かれると思いますが、個人的には2作目と同様のネタはやめてほしかったです。前作のオマージュだったりあるいは同じ展開になることを示唆したかったのかもしれませんが、そこは新しいシチュエーションで描いて欲しかったなと思います。
そして、クライマックスでチャーリーの彼女が若き頃のアイリスと同じ服装で「貴婦人みたい」と同じセリフがあるシーンは背筋がゾクッとしました。映画の序盤で出てきたネタをクライマックスに持ち込み結末を示唆する過去作のお決まりが今作にもちゃんとあって良かったです!
全体的な感想としては、死のバリエーションが相変わらず豊富で露悪的なところは一貫しつつ死に対抗しようとする登場人物たちの哀れで救いようのない痛々しい描写が前作よりも色濃く満喫できました‼️
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