「まさか『ファイナル・デスティネーション』シリーズを映画館で観られる日が来るとは!そして、これは今日までの本シリーズの最高傑作であり、さながら2018年版『ハロウィン』だ!!」ファイナル・デッドブラッド とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
まさか『ファイナル・デスティネーション』シリーズを映画館で観られる日が来るとは!そして、これは今日までの本シリーズの最高傑作であり、さながら2018年版『ハロウィン』だ!!
本作は見事な形でシリーズに血を通わせ、復活を果たしてみせた!それも、本シリーズに期待したことがなかった(本シリーズの従来のイメージと対極にある)ような驚くべき深さでもってして。
つまりそれは、いつ【殺人ピタゴラスイッチ】="その瞬間"がやってくるか分からないドキドキな恐怖と、シリーズ史上初と言っていいような感情の揺れを感じられることで、まさかの感情的にも満たされる(そうしたエモーショナルな面は作品中盤に深みを与えながら後半に差し掛かり一気にひっぺ返されるわけだが…)。本シリーズの楽しみ方として"その瞬間"を待っている一方で、退場者が出ることを残念に思う日が来るなんて!これはもう午後ロー用おバカ映画枠は卒業?!
エリックがいいキャラしていたから「死んでほしくない」と思ったし、安心するのはまだ早い!死神の計画は絶対。では、「その計画の矛先を血筋=家族にしたら?」…という切り口にシフトしたのが本作。ジェイソン・ボーン、ジャック・バウアーに次ぐ我らが"JB"の原点も知ることができる。人体破壊ゴア描写満載のティーンホラーは、そうしたシリーズの根幹に関わる自身の強みを最大限活かしながら+α、親子三代にわたる壮大な家族の物語へ。
本シリーズのお約束を逆手に取るように、死神の気配を感じられて、方程式で戦える設定は美味しすぎる。『貞子DX』の主人公(小芝風花)より賢そう!けど、あんな悪夢に毎日うなされるの最悪すぎ、絶対に寝るの怖くなるって…。にしても、冒険できない映画会社の体質を表すように、最近ホラーシリーズの復活="蘇生"が流行っているけど、その多くがそれまでのシリーズ作品よりクオリティ高くて驚かされる。
人生は何が起こるか分からないという予測不可能性に、それゆえに今その時を精一杯生きては楽しむこと。
スカイビュー
DAD♡
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。