ファイナル・デッドブラッドのレビュー・感想・評価
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人はポンポン死ぬけど、メタに感動的な仕切り直し作
14年前の『ファイナル・デッドブリッジ』がキレイに円環になるように第一作目とつながる話であったので、もうシリーズは終了したと思っていたのだが、まさかジョン・ワッツによって復活するとは。ほぼ唯一のレギュラーキャストであるトニー・トッドが亡くなる前に出演していて、もう本人の病状と完全にシンクロする役でいいセリフを言って去っていくのも感慨深いのだが、今回はむしろオールドファンに目配せしつつも(そんなに大勢いるとは思えないが)、「ファイナル・デスティネーション」シリーズのフォーマットを復活させて、新規のお客様にも十分楽しんでもらえるものであることを証明する作品になっていて、間違いなくこのシリーズは息を吹き替えしたと思う。
とにかく死を逃れたと思っても、どこまでも死が追ってくるというシリーズなので、どれだけ頑張っても命の重みは限りなく軽いのだけれど、今回の「三世代に渡って死に抗う」というアイデアはコロンブスの卵というか、確かにソレはやってなかったわ!と驚くやら感心するやら。実際、過去作で「死のピタゴラスイッチ」もやり尽くした感があったとは思うのだが、まだまだ新しいことをやる余地があったのだから、どんなことでも先に進むことってできるんだよなあとやけに人生そのものとオーバーラップさせてみたりしてしまいました。人はポンポン死ぬけど、メタに感動的な仕切り直し作。
そっちかーい!
死ぬんかと思って死なへんのかい!
死ぬんかと思って死なへんのかい!
死ぬ?死なん?
死ぬ?死なん?
死なへんの死ぬんかーいおーい!
死なんかと思ってこっちー!
死ぬんかい!死ぬんかい!
死ぬんかい!死ぬんかい!
でも最後は結局死なへんのかーい!!
あ、死んだ…
死神ピタゴラスイッチ復活!
原題のFINALDESTINATION:bloodlinesをそのまま使ったほうが良かったんじゃないかな。
映画館には行けずにアマプラで鑑賞。
エンドロールには「FilmedForIMAX」の文字も!!
IMAXで観てみたかったかも…でも、あの死に方はIMAXじゃトラウマ級かな。
前作できれいな終わり方をしたから続編はないかと思っていた。
死の運命は、血統を辿る…怖い!
ショッキング!笑い!の死の運命から逃れられない!
九死に一生を得た若者たち。
が、死の運命から逃れられなかった。
“死神”の魔の手が襲い来る…!
“死神”と言っても巨大な鎌を持ってフードを被った奴とかリンゴ好きのフルCGの奴とかが堂々登場する訳じゃない。あくまで日常の中の何かが引き金となって惨劇と死の連鎖を引き起こしていく…。
そんな斬新な設定と天晴れな死に様とそれに至るまでの巧みな展開で人気を博したホラー『ファイナル・デスティネーション』。
これも『ソウ』と同じく1作目は秀逸で面白かったけど、回を追う毎にグロい死に方だけが見せ場となりマンネリ気味に…。
シリーズは5本作られたが、まさか14年ぶりに6作目が作られようとは…!
まさかまさか、シリーズ最大のヒットと最高の評価を得ようとは…!
またまたホラーリブートの成功作。確かに面白かった。でも、日本劇場未公開…。(リリース前に一部限定特別公開されたけど)
久々の新作は原点回帰であり、新たな要素も。
1960年代。アイリスは恋人ポールと共に高層タワーてっぺんのスカイレストランのグランドオープンに。が、客たちの行動や設備の不備が連鎖して崩落する大惨事に…! 『ジュラシック・ワールド 復活の大地』のお菓子の包み紙はツッコミだったけど、こちらのコイン一枚は妙に説得力あり。
…という悪夢を見た現代の大学生ステファニー。毎夜毎夜それに悩まされ、成績も落ちる一方。
アイリスという若い女性は会った事の無い祖母と同じ名前。何かの関係と悪夢の原因を探る為、帰郷。
父や叔父は祖母の話を避ける。長らく疎遠で家族を崩壊させた異常者とだけ。それでも手掛かりになる手紙を見つけ、初めて祖母の元を訪ねる。
人里離れた地に要塞のような家で一人暮らす祖母。言動もヤバい。初めて会う祖母がこんなんだったら確かにヤだ…。
祖母によると…、アイリスは祖母の若い頃。大惨事の予知夢を見、惨劇を食い止めた。が、死の運命から逃れられない。あれから長い年月を経て、あの時死ぬ運命だった人々やその血族が相次いで非業の死を遂げている。次はいよいよ私たちの番。家族に死が迫っている。死神からは絶対に逃げられない…!
こんなキチ○イのような事、誰が信じようか。ステファニーも当初は信じなかったが、死からの回避を研究したノートを渡そうとして家から出た祖母が目の前であり得ないような死に方をする。
祖母の言った事を信じるようになり、家族に忠告するが、誰も聞く耳持たない。そんな家族を…。
ピタゴラスイッチの如き死の法則や連鎖がやはり面白い所。
何かが割れたり壊れたり、ガラスの破片やジャンプ台の下の鎌や草刈り機やゴミ収集車や道端で遊ぶ子供たちや自販機や病院装置やら、これ見よがしに印象付ける“死神の道具”に、“志村!後ろ!”とでも言いたくなるハラハラ。
ありえねー!過剰な死に方だが、でも中には本当に日常であり得そうな危険性も。
それらただショッキングやグロいだけではなく、ブラック・ユーモア交えたり。よく思い付くなぁ…と天晴れするほどのバリエーション豊かな死に様は、近年それが十八番だった『ソウ』や『テリファー』にだって負けやしない。いや寧ろ、こちとら本家や!
個人的ベスト死に様は、ゴミ収集車に潰された従姉妹。
祖母の返り血をたっぷり浴びたステファニーの形相もなかなか。
シリーズのお約束をしっかり踏襲しつつ新要素は、これまでは専ら若者グループだったが、呪われし一族のような家族ドラマになっている点。
予知夢で人生も家族も崩壊させた祖母。そんな母にうんざりの子供たち。ステファニーの母も影響でステファニーを捨てた過去。ステファニーや弟や従兄弟たちの若い世代。
死を塞き止めている間は死は訪れないが、それが破られると血縁順に一人、また一人と…。
ステファニーたちは死の運命に抗おうとする。その過程でわだかまり解けるステファニーと母。家族物語としてもコンパクトに纏まれている。
正直キャストは誰一人知らないが、その分次誰が死ぬかとか容赦なく死ぬとか(子供でさえも)、不謹慎ながら死の見せ場をドキドキ盛り上げる。
若いクリエイターの手腕も巧みなもの。原案にMCUスパイダーマンのジョン・ワッツ!
唯一シリーズの常連、トニー・トッドの遺作にも。次、誰が助言をくれるの…?
長らく止まっていた死の連鎖が再び動き出した。
次は誰が…? どんな死のピタゴラスイッチを見せてくれる…?
次も期待してしまうほどの死に様(面白さ)だった。
14年ぶりに蘇った、死のピタゴラスイッチ。
予知夢によって大事故を免れた者たちが、避けられない運命によって次々と死を迎えるホラーシリーズ『ファイナル・デスティネーション』の、14年ぶりの新作である第6弾。
全米では1億ドル超えのシリーズ最大の大ヒットとなり、日本でも限定的に公開されました。
「2」のクレアをオマージュしたようなキャラクター、
リストに載っていなくても死神を欺こうとしたからなど、フレッシュなアイデアが多く、
あの人じゃなくてこっちの人が犠牲者なの?という不意打ちも面白かった。
あと、今回は異様にアイテムが多い気がしました(笑)
氷、ガラス、プロパンガス、ジェンガ、トランポリンなど。
口に入れる飲み物が…という、生理的嫌悪感をこれでもかと誘発させ、
しかもご丁寧に氷をガリガリ食べると言う(笑)
ステファニーと再会してから気になっていた芝刈り機が引き金だったのもうまかったですね。ただ、あそこまで殺傷能力があるのかは、若干の疑問ではありますが(笑)。
正直なところ、期待したほどでも…って感じではあるのですが、シリーズの復活はなんだかんだで嬉しいです。
追悼 トニー・トッド
景気よく人が死にまくる悪趣味映画😁
平等な神
【史上最恐の殺人鬼映画】
倒せない。逃れられない。救いがない。そんな殺人鬼は、映画史上でもほとんどいない。
最恐の殺人マシーンが、ついに帰ってきた。
人体破壊シーンは過去作に比べるとややソフトになっているが、その分“見せ方”がうまい。
グロではなく恐怖を演出で見せるあたり、もはや職人技。
このジャンルで頂点を極めたと言っていい。
今作はドラマパートにも厚みがあり、キャラクターにも愛着が湧く。
それでも「死んでいっても惜しくない」のがこのシリーズの魅力だ。
全編にわたって不謹慎。笑っても不謹慎。死んでも不謹慎。赤ん坊を見ても不謹慎――。
だが、その“突き抜けた不謹慎さ”こそが、この映画の生命力になっている。
終盤はシリーズのフォーマットに収まる構成ながらも、「2025年に“ハイなる・デッド”を作るとこうなる!」という勢いと熱がある。
特に冒頭20分、何も起きていないのに環境音と演技だけで恐怖を植えつける演出は圧巻。
こんなジャンル映画が存在してくれるだけで嬉しい。
コアなファンが日本公開スルーを覆したのも納得だ。
洋画が元気を失う中、ジャンル・ホラーが見事に存在感を示した一作だった。
シリーズの中でもトップクラスの出来
ドル箱シリーズ再登場
近年の洋画離れも相まってか、日本公開はスルーになりそうだった本作、都内の僅かな映画館で上映すると聞いて足を運んだのだが、久しぶりの"死のピタゴラスイッチ"を大画面で観て思わず笑ってしまった。そこでまた諦めの悪い死神が迫ってくる展開はシリーズ通してこれでもかと同じなのだが、なぜ飽きずに観続けれるのかが不思議である。製作元もここまでドル箱作品になるとは思っていなかったのではないか。
本作で注目すべき点は、全て自身の身内で起こる物語であるという事だ。過去作は事故で死ぬ筈だった近辺の人間で進んでいたが、血族=ブラッドラインだと主人公目線で見ても過去作よりも死が重い認識である。というのも、全シリーズ通して冒頭で主人公が死の予兆を味わい、逃げ出した所その通りに事故が起こる展開だったが、本作ではそれが無いのだ。ファンならば誰もが心の中で「あれ?」と思ったに違いない。それがどう繋がって来るのかはサブタイトルの「ブラッドライン」である程度推測できるだろう。
本シリーズに置いて、登場人物らの過去は特に触れずに、主人公以外はこれと言ったストーリーも無く、ただの"死ぬ人たち"で終わっていたが、今回は家族がテーマとなっている為、シリーズには不釣り合いな"愛"が描かれているのはかなり新鮮だった。母は弟を守り、弟は姉を守り、という自己犠牲の無償な愛を全面に押し出すという展開には少し驚きもありつつ、今までの"どうせ死ぬんだろうな"という感情から"死なないで!"と応援する感情が強くなるというこのシリーズではあり得なかった思いを抱いた。1つ気になったのが、死神の魔の手から逃れた謎の老婆(観てのお楽しみで)の自宅が要塞と化しているのだが、あらゆる方法で死神を防ぐ中、表は鋭利な物で家中を囲っており、それか逆に死亡フラグ100%で笑ってしまう。見た目的にイマイチだが、コンクリート打ちっぱなしの鋭利感ゼロの方が良い気がする。案の定「グシャ!」となるのだが……。
本作はシリーズ最大のヒットとなったが、もし最新作を作るとすれば流石にもう元には戻せない気がする。どうやって工夫してくるのか、その辺のプロの仕事にも期待しつつ、いつか来る死のピタゴラスイッチに備えておきたい。
死神くんのピタゴラ装置復活!
シリーズ制覇したい
B級映画なのにめっちゃくちゃ面白かった 88点
運命のドミノ
ファイナル・デスティネーション(2000)からルールは同じ、死を回避できないってこと。
もがけばもがくほど深みにはまって、木端微塵、血しぶきピュ~。
冒頭から炸裂する事故は、飛行機(デスティネーション)・高速道路(デットコースター)・遊園地(ファイナルデットコースター)・サーキット(デッドサーキット )・吊橋(デッドブリッジ)・そして今回がスペースニードルぽいタワーが舞台。
ホラー映画ではめずらしく正統派で、冒頭から一気に死のドミノが始まるストーリー構成は昔から上手い。
待ちに待った大好きなファイナルシリーズ、インサートソングにこれまた大好きなバッドフィンガーの ウィズアウト・ユー が流れて最高に嬉しかったんだ!
面白かった!
14年振りの新作ですって!今作も1枚のコインから作動する殺人ピタゴラ装置が最高でした!
まず冒頭のスカイビュー・レストランの一連のシーンが物凄くて、ただこれは過去の回想シーン...と言うか祖母が見た未来であり、それを回避したために孫のステファニーが悪夢に魘される事になるわけで。
ステファニーが祖母に会いに行き、祖母から受け取ったノートを見てどうやって死から逃れるのかを考えたり、それでも次々に死んでいく血縁者達を見ていたら絶望感しか漂わないんだけど、ステファニーと弟チャーリーは何とかその連鎖を断ち切ることに成功!大歓喜!って思った私が馬鹿だった。さすがにこのシリーズではそれはないよね〜。最後の最後まで裏切りません。
今作も色々な死に様を見せてもらえて楽しかったんだけど、私がいちばん好きだったのはMRI装置でのエリックの死亡シーン。金属製ピアスが磁力で引き抜かれる描写と、どんどん磁力が上がって抗えなくなっていくところが死ぬほど悪夢的で怖かった。
エンドクレジットで何となくわかったのは『ファイナル・デッドブラッド』は『ファイナル・デスティネーション』シリーズ全体の前日譚って事かな?それなら過去作品で死亡した人達も、実はスカイビュー・レストランの生存者たちの子孫であった可能性もあるって事で。ちょっと歴史を感じた次第です。何はともあれ面白かった〜!
見えない死神.....怖いん。((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
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