ファイナル・デッドブラッドのレビュー・感想・評価
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人はポンポン死ぬけど、メタに感動的な仕切り直し作
14年前の『ファイナル・デッドブリッジ』がキレイに円環になるように第一作目とつながる話であったので、もうシリーズは終了したと思っていたのだが、まさかジョン・ワッツによって復活するとは。ほぼ唯一のレギュラーキャストであるトニー・トッドが亡くなる前に出演していて、もう本人の病状と完全にシンクロする役でいいセリフを言って去っていくのも感慨深いのだが、今回はむしろオールドファンに目配せしつつも(そんなに大勢いるとは思えないが)、「ファイナル・デスティネーション」シリーズのフォーマットを復活させて、新規のお客様にも十分楽しんでもらえるものであることを証明する作品になっていて、間違いなくこのシリーズは息を吹き替えしたと思う。
とにかく死を逃れたと思っても、どこまでも死が追ってくるというシリーズなので、どれだけ頑張っても命の重みは限りなく軽いのだけれど、今回の「三世代に渡って死に抗う」というアイデアはコロンブスの卵というか、確かにソレはやってなかったわ!と驚くやら感心するやら。実際、過去作で「死のピタゴラスイッチ」もやり尽くした感があったとは思うのだが、まだまだ新しいことをやる余地があったのだから、どんなことでも先に進むことってできるんだよなあとやけに人生そのものとオーバーラップさせてみたりしてしまいました。人はポンポン死ぬけど、メタに感動的な仕切り直し作。
【史上最恐の殺人鬼映画】
倒せない。逃れられない。救いがない。そんな殺人鬼は、映画史上でもほとんどいない。
最恐の殺人マシーンが、ついに帰ってきた。
人体破壊シーンは過去作に比べるとややソフトになっているが、その分“見せ方”がうまい。
グロではなく恐怖を演出で見せるあたり、もはや職人技。
このジャンルで頂点を極めたと言っていい。
今作はドラマパートにも厚みがあり、キャラクターにも愛着が湧く。
それでも「死んでいっても惜しくない」のがこのシリーズの魅力だ。
全編にわたって不謹慎。笑っても不謹慎。死んでも不謹慎。赤ん坊を見ても不謹慎――。
だが、その“突き抜けた不謹慎さ”こそが、この映画の生命力になっている。
終盤はシリーズのフォーマットに収まる構成ながらも、「2025年に“ハイなる・デッド”を作るとこうなる!」という勢いと熱がある。
特に冒頭20分、何も起きていないのに環境音と演技だけで恐怖を植えつける演出は圧巻。
こんなジャンル映画が存在してくれるだけで嬉しい。
コアなファンが日本公開スルーを覆したのも納得だ。
洋画が元気を失う中、ジャンル・ホラーが見事に存在感を示した一作だった。
シリーズの中でもトップクラスの出来
ドル箱シリーズ再登場
近年の洋画離れも相まってか、日本公開はスルーになりそうだった本作、都内の僅かな映画館で上映すると聞いて足を運んだのだが、久しぶりの"死のピタゴラスイッチ"を大画面で観て思わず笑ってしまった。そこでまた諦めの悪い死神が迫ってくる展開はシリーズ通してこれでもかと同じなのだが、なぜ飽きずに観続けれるのかが不思議である。製作元もここまでドル箱作品になるとは思っていなかったのではないか。
本作で注目すべき点は、全て自身の身内で起こる物語であるという事だ。過去作は事故で死ぬ筈だった近辺の人間で進んでいたが、血族=ブラッドラインだと主人公目線で見ても過去作よりも死が重い認識である。というのも、全シリーズ通して冒頭で主人公が死の予兆を味わい、逃げ出した所その通りに事故が起こる展開だったが、本作ではそれが無いのだ。ファンならば誰もが心の中で「あれ?」と思ったに違いない。それがどう繋がって来るのかはサブタイトルの「ブラッドライン」である程度推測できるだろう。
本シリーズに置いて、登場人物らの過去は特に触れずに、主人公以外はこれと言ったストーリーも無く、ただの"死ぬ人たち"で終わっていたが、今回は家族がテーマとなっている為、シリーズには不釣り合いな"愛"が描かれているのはかなり新鮮だった。母は弟を守り、弟は姉を守り、という自己犠牲の無償な愛を全面に押し出すという展開には少し驚きもありつつ、今までの"どうせ死ぬんだろうな"という感情から"死なないで!"と応援する感情が強くなるというこのシリーズではあり得なかった思いを抱いた。1つ気になったのが、死神の魔の手から逃れた謎の老婆(観てのお楽しみで)の自宅が要塞と化しているのだが、あらゆる方法で死神を防ぐ中、表は鋭利な物で家中を囲っており、それか逆に死亡フラグ100%で笑ってしまう。見た目的にイマイチだが、コンクリート打ちっぱなしの鋭利感ゼロの方が良い気がする。案の定「グシャ!」となるのだが……。
本作はシリーズ最大のヒットとなったが、もし最新作を作るとすれば流石にもう元には戻せない気がする。どうやって工夫してくるのか、その辺のプロの仕事にも期待しつつ、いつか来る死のピタゴラスイッチに備えておきたい。
死神くんのピタゴラ装置復活!
シリーズ制覇したい
B級映画なのにめっちゃくちゃ面白かった 88点
運命のドミノ
ファイナル・デスティネーション(2000)からルールは同じ、死を回避できないってこと。
もがけばもがくほど深みにはまって、木端微塵、血しぶきピュ~。
冒頭から炸裂する事故は、飛行機(デスティネーション)・高速道路(デットコースター)・遊園地(ファイナルデットコースター)・サーキット(デッドサーキット )・吊橋(デッドブリッジ)・そして今回がスペースニードルぽいタワーが舞台。
ホラー映画ではめずらしく正統派で、冒頭から一気に死のドミノが始まるストーリー構成は昔から上手い。
待ちに待った大好きなファイナルシリーズ、インサートソングにこれまた大好きなバッドフィンガーの ウィズアウト・ユー が流れて最高に嬉しかったんだ!
面白かった!
14年振りの新作ですって!今作も1枚のコインから作動する殺人ピタゴラ装置が最高でした!
まず冒頭のスカイビュー・レストランの一連のシーンが物凄くて、ただこれは過去の回想シーン...と言うか祖母が見た未来であり、それを回避したために孫のステファニーが悪夢に魘される事になるわけで。
ステファニーが祖母に会いに行き、祖母から受け取ったノートを見てどうやって死から逃れるのかを考えたり、それでも次々に死んでいく血縁者達を見ていたら絶望感しか漂わないんだけど、ステファニーと弟チャーリーは何とかその連鎖を断ち切ることに成功!大歓喜!って思った私が馬鹿だった。さすがにこのシリーズではそれはないよね〜。最後の最後まで裏切りません。
今作も色々な死に様を見せてもらえて楽しかったんだけど、私がいちばん好きだったのはMRI装置でのエリックの死亡シーン。金属製ピアスが磁力で引き抜かれる描写と、どんどん磁力が上がって抗えなくなっていくところが死ぬほど悪夢的で怖かった。
エンドクレジットで何となくわかったのは『ファイナル・デッドブラッド』は『ファイナル・デスティネーション』シリーズ全体の前日譚って事かな?それなら過去作品で死亡した人達も、実はスカイビュー・レストランの生存者たちの子孫であった可能性もあるって事で。ちょっと歴史を感じた次第です。何はともあれ面白かった〜!
見えない死神.....怖いん。((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
火の海
確かにピタゴラ
死のピタゴラスイッチ復活!特に冒頭の高層タワーの大惨事に気合入ってる!最後まで凝ってる!
シリーズ第6弾!これまで未見でした!今回観たら面白かった!
まずは冒頭の高層タワーの大惨事のディザスター描写が本格的!
それに起きる前の不吉な描写の数々があおるあおる。
噴水のコインを拾うと不吉だとか、展望台からコインを投げる悪ガキとか、5か月早く完成したとか、いろいろあって面白い。
その後の事故も、芝刈り機が出てきたらもうお約束だし、ガラスの破片が氷に混ざって、考えるだけで痛いし、もう大変。
さすがに、MRIはありえなさ過ぎて「やりたいだけでしょ」って覚めてしまったけど。
数々の災難を乗り越えた兄弟に、最後はバッドエンドなのに、カッチリと終わって、気持ちよかった!…から不思議。
細かいところまで手を抜かずにきっちり書き込んだ脚本と、ちゃんと描写した演出が素晴らしかった。
帰り道の車もスーパーの看板も皆怖い
こんなに素晴らしい作品なのに、上映館少なすぎ😓
この映画のあのシーンは医療現場教育にもってこい
超伝導MRIはキラーマシーン😰
乳ピアス🤭
せっかく死ぬのにただの無塩ピーナッツはイヤだ!
同感です。
エピペンの効果でる間もなし。
西村まさ彦似の父親役は血筋じゃないからセーフなのね😎
結構な入りでした。
人気シリーズなんですね。
善良そうな人たちが昼間っから映画館に
押し寄せ、
満足そうにニヤニヤしていたのも
とてもコワい。
【追記】
1日あけてまた今夜観てしまった。
最初のタワーシーンで、ジョニー·キャッシュのリング·オブ·ファイヤーがトランジスタラジオから流れるのが、予告として秀逸。
婚約指輪と燃えながら落下するスカイラウンジのふたつをかけている。とてもセンスがいい。
唸ってしまった。
冒頭で一番おカネかけてるのも潔し。
いつも通りの見事なピタゴラスイッチ
日本の配給会社ダメですね
せっかくのシリーズ復活作品なのにまさかのアメリカから遅れに遅れ
しかも劇場公開はほぼなし
一時みたいヘッタクソな芸能人吹き替えは最悪でしたが
良くも悪くもいつも通りの作品でした
予告というかプレビュー映像少ししか情報入れてなかったので最初はかなり古い時系列の話かと思いましたが
すぐに現代に戻ってきて驚きました
初見の方でもある程度楽しめる作品になってるのでほんとにもったいないですね
とはいえシリーズ追いかけてる人にもしっかりサービスがあり
まずJBの安定の登場
しかも起源が明らかになるのも良かったですね
演じるトニー・トッド氏の遺作になってしまったのは残念です
そして2の主人公キンバリーが死を回避してそのまま生存していたことが正式に判明しましたね
3の未公開エンディングのせいで死亡してますと断言してる人が多かったので良かったです
さらにおばあちゃんの資料に飛行機事故などなどもあったのでこれまでのシリーズはあのタワーの生き残りの方々の血縁者だったんですね
なかなか面白い繋がりでした
死亡の仕方など過去作を意識したシーンも多く
シリーズの繋がりを強く感じる作品でした
ここからまた作品が復活することを願います
連鎖すご!!
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