ブリックのレビュー・感想・評価
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ラストの絶望感はなかなか
採点3.3
ドイツ発シチュエーションスリラー。
何となく「CUBE」のような感じもします。
「心に壁を抱えている人たち」がテーマでもあるけど、設定の荒さが気になるところも。
しかしラストの絶望感はなかなかでした。
結構楽しめたドイツ発のサスペンスパニックもの
みんなナゾトキ脱出映画だと思って見るからガッカリする
違うよ。
「心に壁を抱えている人たち」がテーマの哲学映画。率直に謎解き映画だと思って見ると多分ダメよ
例えば
・隣人の部屋の壁を壊して土足で入る=隣人の内面にズカズカ入り込む
・壁をなくして互いの部屋を行き来する=警戒心が和らいでいる
と言ったように壁を使って心理的な距離感を描写している。で、マンションを囲っている真っ黒い壁は全員が抱える「自分の中に閉じこもっている部分」だ。そこから脱出(例えば主人公夫婦なら本音で話し合い心を通じ合わせる)できればマンションからも脱出できる、というのがこの映画がやろうとしてる「脚本セオリー」だと思われる
だから黒い壁そのものの正体とかパズルとかはオマケみたいなもんで、壁を破れなかった人たち(=心の壁を取り払えない、改善できなかった人たち)が脱出できずにリタイアしていく、というところがミソだ。
とはいえ人物の掘り下げはやっぱり足りない。オチもどうせならバカにしていた陰謀論者の言っていたことが事実で、本当に核戦争が始まってた方が良かった そうすれば「閉じこもっていた方が正しかったのではないか」って新たな一石を投じて終わることになって議論の余地が生まれて奥行きが増す。
でもやりたいことはわかる映画だと思ったよ
結論。わかったようでわからない結論
Netflix オリジナル 2025年 ドイツのスリラー映画 日本語吹替有り
主人公夫妻はドイツに住んでいるが、妻は離婚を考えている。夫妻が住むアパートはレンガ造りの5階建位で3ヶ月の大規模改装をしている。少し離れた場所で大規模火災があったみたい。朝、妻が家を出ようとしたら黒い物体で塞がっている。全ての窓も。wi-fiも繋がらない。閉じ込められた。
妻は建築家だったのでドリルを持っている。壁に穴を開け隣人宅へ。巨大ハンマーを持っている人。長いハシゴをなぜか持っている人もいる。
この映画は脱出ゲームなのか、デスゲームなのか。
色々捜索して解明しようとするサマは納得できるが、最終的に大した結論のないSFですましていいのかとの思いもあって、これ以上の評価も難しい。もちろん最初からその要素はあるのだが。
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日本語版キャスト
ティム(ゲーム開発者):宮下栄治、オリヴィア(妻 建築家):近藤唯、マーヴィン(隣人):真木駿一、アナ(隣人妻):東内マリ子、オスヴァルト(下階の住人):仲野裕、レア(孫):神戸光歩、ユーリ(アントンの友人):綿貫竜之介
その他のキャスト
アントン(住人)、アパートオーナー
設定は本当に良い
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