金髪のレビュー・感想・評価
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イタいおじさん岩田剛典
教師市川を演じる岩田剛典のモノローグがめちゃめちゃ長い&面白い。
そして実にイタい。
30歳=おじさんというのは、市川同様に私もその歳だったときには自覚がなかった。
若ぶっていたし、まだまだおじさんじゃないよ・・・と思っていた。
が、さすがに50台になると自覚はしているが、
本作に出てくるような、自虐とかは無意識レベルでやっているかもと思い、
恥ずかしくなった。気をつけよう(笑)
市川に長台詞でトドメを刺す赤坂(門脇麦)にもグッときた。痛かった。。。
旧態依然とした学校や教育の仕組みを取り扱った映画作品は今年も複数観てきたが、
本作は頭髪の校則への違和感を金髪で争う生徒たちと先生や教育現場という構図は、
実に面白いが、ちょっと飽きてきたかな。
生徒とタッグを組んでSNSの活用で動くも、すれ違いも生じて二転三転していく
トリッキーさで、なかなか先が読めないところが良かった。
特に中心人物の生徒板緑を演じた白鳥玉季が素晴らしい!!
今まで認識していなかったが、強烈なインパクトだった。今後も楽しみな俳優だ。
それにしても、坂下雄一郎監督の作品は、
先週鑑賞した『君の顔では泣けない』に引き続き面白い。
本作の市川がグダグダで何言ってんのかわかんない脚本も最高。
この監督作も今後注目していきたい。
よくも悪くもイタロクの映画😁
共感できる人物が誰一人としていないにも関わらず…。
主人公を含めて誰一人として共感できる人物が出ていないにも関わらず、ラストではホッコリした気分に浸れてしまう作品。
始終、身勝手な行動や会話、モノローグが続くのですが、クスッと笑えてスクリーンから目が離せなくなって行きます。
それはこの物語が背「生徒が金髪になる」という表層の事態をなぞりながらも「成長」を描いていた点にあると思っています。
「成長」といってもヒーロー映画や大作映画が描く大きな成長ではなく、日常のちょっとした出来事で誰もが経験する「僅かな成長」。
この「僅かな成長」がきちんと描かれているからこそ、事態の顛末を見詰めていた観客はラストでホッコリした気分に浸れるのだと感じました。
歳を重ねる毎に成長(オジサン化)する事に逆らおうとする自分を鑑みて「自戒の念」を持ってもう一度鑑賞してこようと思います。
映画館ではお静かに
まずオッチャンは極論モンスターなのでルール守れないやつはみな死刑
嘘です言い過ぎました
校則が気に入らないからって金髪かよお洒落になっとるやんけ
本当に校則を変えたいなら自分達も痛みを伴う身を切るいや髪を切る改革でスキンヘッドにしろや
ずっとイライラして貴重な髪が脱けるやないか
金髪生徒が言ってるの正論かな?
正論はルールは守りましょうだけやと思います
世の中にはクソみたいなルールたくさんあるからね
エスカレーターは立ち止まりましょうとか
自転車は車道走れとかね
ルールなら仕方ないけど
結局最後は校則変えちゃうんだ
若い女の子にみてほしいんかな
様々なテーマを取り上げたせいで、論点が発散してしまったように思われる
主人公が、モノローグで、「これは金髪の話ではない」と、何度も説明するものの、どうしても、金髪を巡る校則の是非について考えてしまう。
「地毛証明書」なるものを提出させることについては、確かにやり過ぎで、改めるべきだと考えられるのだが、金髪に染めることについては、それが不適切な理由として、「中学生らしさ」とか「社会常識」といった言葉しか思いつかず、それで生徒達を説得するのは相当に難しいに違いないと実感することができた。
ただし、劇中でも指摘されているように、「校則に抗議するために、校則を破る」というやり方は、明らかに間違っているので、教師としては、ラストで実施されたような、正規の手続きを踏んで校則を改正するように、はじめから生徒達を指導するべきだったのだろう。(この手続きも、金髪騒動があったからこそ実施されたという考え方もできるのだが•••)
その点、主人公の教師が、自分を有能だと思っている割には、その場しのぎで、当たり障りのない言動しかできない様子は、確かに面白いのだが、いくら上層部の方針に振り回されることに嫌気が差したり、身に覚えのない暴力沙汰で処分されたことに憤慨したからといって、問題となる動画を拡散して、それが「やらせ」であったと暴露したり、テレビのワイドショーで虚偽のコメントをしたりするのは、非常識であるとしか思えない。それで、本当に復職できると考えていたのだとしたら、余りにも浅はかだし、呆れてしまって、笑っていいものかどうか戸惑ってしまった。
彼が、同志となった、金髪騒動のリーダーの女子中学生を、「世間は、怒った中学生など求めていない」と責めることにも、今一つ共感できなかったし、実際に、SNSの世論が、女子中学生に批判的になったことにも、素直に納得できなかった。
そんな考え方をする主人公は、若者ぶっている「おじさん」として描かれていて、彼が、同世代の友人と繰り広げる「知らない間に『おじさん』になっていた件」についての居酒屋談義や、彼の恋人が、「おじさん」なのに、それを認めようとしない主人公のことを説教するくだりには、「おじさんアルアル」に共感できるところが一杯あって、その悲哀を楽しむことができた。
その一方で、こうした「おじさん」になり切れない主人公のキャラクターが、金髪騒動の成り行きに活かされていたのかと言えば、必ずしもそうとは思われず、むしろ、論点が発散してしまったように感じてしまった。
金髪を巡る校則の是非、教育現場の混乱と教師の疲弊、若者から「おじさん」への移り変わり(成長?)と、せっかく色々なテーマを取り上げながら、それらの絞り込みや掘り下げが、中途半端で不十分に感じられたのは、残念としか言いようがない。
ショートムービーを100分に引き伸ばしたような映画
校則に反発する生徒とはっきり意見を持てない中年教師のドタバタ映画。
同じことを何度もループして結局何が言いたいのかよくわからない状態が続いて途中で寝てしまったが起きてもまだ同じ事でドタバタしてて逆に笑えた
アイドル見たさで行くならオッケーだと思うがストーリーを求めて行くなら期待はずれだと思う
「たしかに…」
ある日突然複数の生徒が金髪で登校してきて翻弄される中学教師の話。
髪色が明るいと黒く染めることを強要された生徒が不登校になったことを切っ掛けに校則がおかしいと抗議しての行動ということだけど…。
当たり障りのない能書きたらたらで結局何を言いたいのか明確にせず逃げる主人公が、お上の指示に振り回されて、そして正論をぶつけるてくる生徒に言い負かされて…実際の世界にも自分で判断できなかったり、何でもかんでも難しい問題とか言って逃げ回る人いますよね。
良い人のつもり、わかっているつもり、若いつもりの軟弱30代がほんのり気づく様子をコミカルにみせる作品で、なかなか面白かったけど、内容の割にちょっと長く感じたかな。
まさかの‼️❓本格派教育映画‼️❓
予告編観たらコメディを期待して観たら、真面目もマジメ、真摯に丁寧に教育の問題と対処について描かれていた、主人公は等身大に生きる普通の教師が普通に悩み普通に挫け普通に問題に対処する。普通が難しいのだ、特に映画では、センセーショナルにしたいし現実とは時限を違うものにしたい、でも、この映画は正面から向き合う、普通の人間が、岩田くんは普通の人間が立ち向かう姿を見事に演じた、そのものがそこにいるように名演技だ名優だ。
生徒も他の教師や教育委員会もまるでそのものみたいだ。余談だが教師の成り手が無く大変な状況だ、アメリカでは担任とクラブの顧問は専門職が担い、教師は教育に専念する、日本は全部するから大変だ。エンタメを少々排除してるけど、凄く素晴らしい映画だ、良い勉強になりました、名作を是非。
映画の予告編で「ある日突然、クラス全員が金髪で登校してくる」という...
⭐︎3.1 / 5.0
11月21日(金) @映画館
金髪
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全く刺さらず(理屈っぽくて疲れた40代=お爺🤪?)校則で中学2年まで坊主頭だった僕の後頭部は絶壁でしたって映画(嘘w)
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#movie 🎬2025
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#映画好きと繋がりたい
#映画好きな人と繋がりたい
abema prime映画版!?
タイトルなし
主人公と飲み友達の独特な中二病および無茶苦茶イタイコミュ障たちのキャラが新鮮でオリジナルに思った。ここまで空っぽなキャラは初めてかも。パフォーマンスだけで生きてるとこうなるのか。白鳥は例によってとても良かったのだけど、彼女のために自分はどうなってもいいと最初はパフォーマンスのようだったのに、最後の方はどういう心情が見なくなった。SNSこそが社会で、そこでの見え方ばかりなのだけれど、影響力の大きさから言えば、それはある種の戦術。
それにしても、教員たちの言説、市教委、メディアの言説のあまりの薄っぺらさ、気持ち悪くなる。普段テレビも観ないし、できるだけこういった言説は遮断するようにしているのに、映画で延々見せられる苦痛。
岩田くんはかなりのインテリなので、それなのにこの作り込みは素晴らしい。とは言え、彼の役はいつもどこか表層的な感じにするわけではあり、この役もその延長なのだけど。麦ちゃんも良かった。難しい役だったと思う。何でこんなクソなやつと付き合ってるのか、正直さっぱり分からないけど。
上っ面で上の空。
地毛が明るいから「黒く染めてこい」と言われた1人の女子生徒、それを機に不登校になり…、学校の校則はおかしいと髪を金髪にし抗議する約20人の生徒達と、そのクラスを担任する中学教諭・市川先生の話。
学校でそんな事が起きた夜、マッチングアプリで出会い付き合い約1年の彼女・赤坂から「結婚とか考えてないの?」と言われ固まり、価値観が合わないなと思う彼女と市川の恋愛観、生徒達に嫌われない様にと体裁と何か上っ面な考えで教諭する市川だったが事は面倒なことに…。
とりあえずストーリーどうこうよりクラス担任の市川の何か適当な感じ、心の声、ナレーション、自己評価は120点、歳は30だけどまだイケてるイケる!みたいな客観視出来てないノリとキャラがツボすぎた!(笑)
文科省絡みなんちゃらの鼻をほじる学生もツボで、どうせならほじって取れた鼻クソを壁にこすりつけるくらいの演出してくれたなら爆笑したんだけどな(笑)
正直期待せずに観たんだけど学校の問題提起の解決をコメディに見せる、担任の何か適当キャラ、ずっと推しの白鳥玉季ちゃんの金髪よりやっぱ黒髪!と思った本作楽しめた!
おじさんになりたくないと抗えば抗うほどに悪い意味のおじさんになるので注意しよう
2025.11.21 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(103分、G)
受け持ちのクラスにて事件が起き、それに巻き込まれる担任の先生を描いたコメディ映画
監督&脚本は坂下雄一郎
物語の舞台は、埼玉県のとある中学校
そこに2年1組を受け持っている市川健太(岩田剛典)は、30歳になった今でも「おじさん」とみられたくない男だった
だが、その思考そのものが「おじさん」であると親友の駒井(田村健太郎)から指摘され、恋人の美咲(門脇麦)からも言葉を選ばれて気を遣われてしまっていた
そんなある日のこと、市村のクラスの生徒が金髪に染めて登校するという事案が勃発する
首謀者が誰かわからないまま、クラスの大半の生徒が同じように髪を染め、それは瞬く間に校内の話題となっていた
市村は校長の三上(信太昌之)、学年主任の栗原(阪田マサノブ)たちに呼び出されて、指導をするように命じられる
市村は一通り自分の言葉を述べ、説得した気になっていたが、翌日以降も金髪騒動は収まらなかった
その後、生徒の板緑(白鳥玉希)から話を聞くことになり、彼女が首謀者であることが判明する
事の発端は別のクラスの生徒が「地毛証明書」の提出を義務付けられ、強制的に髪を染められたことにあった
板緑は「理不尽な校則は変えるべき」という趣旨のもと、校則を破ることで抗議活動を行なっていく
そして、それに同調する生徒もいれば、内申に響くと辞めるものもいる
そして事態は先が見えないまま、外部へと漏れてしまい、市教委から職員が派遣される事態へと発展していくのである
映画は、中間点である事実が判明するのだが、予告編ではあっさりとバラされていた
なので、映画を楽しみたい人は予告編(ロングバージョン)を見ない方が良いと思う
ここはネタバレ感想なので書いてしまうが、要はある時点を機にして、市川と板緑が共闘関係になっていく、というものだった
当初は、どの時点で結託していたのかはよくわからなかったが、テイストとしては、市川が処分保留になった段階で持ちかけた対応策のように描かれている
だが、板緑の主張を否定し続けて突き放した市川が彼女を頼るというのは理解し難く、おそらくは最初から裏で糸を引いていたのだろう
そして、それが若者に気に入られたいからという一心であるように感じられ、板緑は市川の思い通りには動いてくれなかったという感じに思えた
そこからの脱出作戦というものがメインとなっているが、板緑側はすでに飽きている状態になっていて、大人に従っているふりをすることの方が意味があると思っていたりする
その労力が市川のプランでは割りに合わず、結局は髪型などはどうだって良いものだったのだろう
動機は前述のとおりで、当初は担任の市川に相談したものの、彼はその訴えを自分の立場向上に使えると思って利用した
だが、思わぬ方向に向かったことで修正をしていくことになるのだが、結局のところ、落とし所にはそこまで興味がなかったのかもしれない
おじさんになりたくない市川は「誰でも年を重ねる」と言われ、抗うことのできないものだと悟っていく
ある意味、そこに考えが至らないところが内面は子どものままという感じで、滑稽で不憫にすら思えてしまう
いずれにせよ、本作は社会風刺を交えたコメディであり、ネットで誰もが呟いているようなぼやきが主体となっている
その面白さを堪能できるかはわからないが、個人的には愚かすぎて愛おしいという感想を持った
自分の30歳があんな感じだったかはわからないが、大体の人は痛い時期をどこかで経ているので、それが30歳までずれ込むと悲劇につながるのだろう
年齢に相応しい大人になるというのも観念的な言葉であると思うが、普通に生きていればそのように見えるもので、年齢とのギャップがあるというのは何かが足りないのだと思う
そう言った意味では、私は若く見られがちなので、まだまだ人生の鍛錬が足りないのかなあと思った
題名は金髪だけど不良の話ではない。
びっくりするほど面白かった!
これは不良の話ではなくて、金髪中学生と向き合う先生の成長譚。
自分を持つことを大事に育てられた金髪世代と、周りと同じことが何より大事に育てられた先生世代の闘いでもあったわね。
真実と名言の嵐に納得もし、痛いとこ突かれもしながら、なんかめっちゃ笑ったわ。
常に学校と生徒(親も含む)との板挟みからの処世術なのか、何に対してもはっきり言えない彼。対して金髪の彼女は真逆に自分をしっかりもってて正論の嵐。
金髪は、反抗じゃなくて抗議。
学校側も生徒側もどちらも立てようもするあまり、にっちもさっちも行かなくなって自分で自分の首を絞め続ける彼が気の毒だけども面白くて笑えた。彼の親友?の例え話も上手くて的確でよかったな。
生徒の金髪を何かしらの反抗と捉えて、その理由を知りたいと思って観た映画だったけど、全然違ってて、良い意味での裏切りですごく楽しめたわ。
問題提議をユーモアに
全85件中、61~80件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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