劇場公開日 2025年11月21日

金髪のレビュー・感想・評価

全97件中、61~80件目を表示

4.0【”縦型社会に翻弄される人達・・。”今作は校則への反発に場当たり的に対処する学校側と自分のオジサン化ばかり気にする冴えない教師が、金髪騒動の中で生徒の本音に気付き、少し成長する社会派コメディである。】

2025年11月23日
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知的

幸せ

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NOBU

4.5確かに金髪の話ではない

2025年11月23日
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岩田さんがおじさん扱いされるという予告を観て軽い気持ちで観に行ったのだけど、かなり面白かった。男性の脚本&監督だと知って、さらに評価爆上がり。おじさんの悪いところがしっかり描かれてるので、男性からの評価は今ひとつかも?
あるあるを並べたコメディーではなく、おじさん風刺一辺倒にもせず、日本人の悪いところもばっちり描かれているのに説教くさくなく、全ての匙加減が絶妙!岩田さんの心の声のスピード感も面白かった。金髪の話のようで金髪の話ではない。

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みかんのタネ

4.0おじさんが精神的にもおじさんになるお話

2025年11月23日
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前置きとして私もそろそろ30に差し掛かるくらいの歳であり、たまにおじさんを自覚する身分である。これを前提としてこの作品のレビューをさせて頂く。これはそのように評価しなければ、生まれた年代によって難解な映画になりかねない作風であるから。
主人公の言い回しがかなり独特かつ秀逸だが、これをそう感じるのは私が主人公と同年代である所以だろう。特に比喩表現にこれが顕著に現れている。所謂内輪ネタ。
内容に関して言えば出回っている予告+‪α‬位のもので、金髪騒動という作中のイベントに肉付けして1本の映画にした様な印象を受けた。なので劇場向き映画と言われるとちょっと首を傾げたくなる。
とはいえ、同年代に抱えるコンプレックスをかなり繊細に台詞として描いていた点、また、今の若い子の(愚かではない方と愚かな方の両方の)行動力と流され易さを描写して物語に組み込み、成長する大人の話として昇華していたのは見事だと思った。
どちらかと言うと特番のスペシャルドラマのような映画だったが、企画や趣旨、狂言回しといった点に品があり、配信されたら自戒映画としてまた見たいと思える作品だった。
私と同じくらいの年代の男性の方に是非おすすめしたい。

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ぱいら

3.5結果だけ欲してもダメだ

2025年11月23日
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知的

難しい

斬新

 東京国際映画祭で上映されてたし教師が生徒の校則違反に苦しむ作品かな程度に思って見に行った。
校則違反に平行して彼女とのやり取りがあることを気付かないとこの作品が何を訴えたいのかなかなか分からないだろう。金髪に悩む教師で校則でも法律でも社会がすぐに認めないことを訴え認められるにはきちんとした段取りと時間が必要なんだと結婚話をした彼女の最後の行動で分かった。友人との話では何もせずに結果が落ちてくるのを待ってるだけじゃ自分で自分の可能性を潰すだけと言ってるように思えた

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おおとり

3.5劣化の受容

2025年11月23日
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駒井や赤坂が列挙する、おじさんをおじさんたらしめている要素の数々が、降り注ぐナイフの雨となって現役おじさん達に情け容赦無く突き刺さる。特に、大人になりきれないうちにおじさん化するのがどれ程人生を空虚にするか…予防手段は恐らく無いが、せめて自覚はしておきたい。
また、組織というものが、何事かを「決めない」ために如何に膨大なエネルギーを使っているかが意地悪く描かれているが、これもまた、おじさん要素のひとつなのだろう。
赤坂が市川のおじさん性をずばずば指摘するシーンは圧巻。

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ひろちゃんのカレシ

3.0子どものほうが大人で、大人のほうが子どもな社会の風刺劇

2025年11月23日
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こひくき

3.0金髪デモ

2025年11月23日
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中学校教師が生徒の金髪デモに振り回される姿を描いたドラマ。今回は生徒役を演じた白鳥玉季を目当てで鑑賞しましたが、期待通りの演技で引き込まれた。彼女の最近の充実ぶりは本当に素晴らしく、注目の若手女優の一人であり今後の活躍が非常に楽しみです。

2025-171

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隣組

3.5岩田剛典さんがちゃんと気持ち悪くて面白かったTakanori Iwata Was Perfectly Gross—in the Best Way Possible

2025年11月22日
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楽しい

本当に岩田剛典さん演じる
主人公の話だった。

幾つかの作品で、
岩田さんが色んな役をやるのは観ていた。
個人的に近々で印象に残るのは
【虎に翼】でのモデルが実在した役で
闇市を取り締まる立場だったため
決まりを守り餓死した人物。

ダンスからは程遠いイメージだった。
最初、女性に対する偏見があったけれど
最後には主人公と分かり合える友になる。

閑話休題

今回の役は、
ちゃんと気持ち悪くて
でも何処かに、何処でも居そうで
その世代の男性の抱える問題を体現している。
ちゃんと自分本位で
でも根っからの悪人じゃない。

ある意味普通の人。
それに関して違和感が全くないというのは
岩田剛典さんの俳優としての凄さを感じた。

主人公の振る舞いは
自分が同じ年齢だった頃を思い出して
胸に手を当てれば・・・。

今のこの令和の時代の
男性の生きにくい部分を
この金髪を通して描いていた様に思う。

行政の描き方は
薄寒いくらいリアルさを感じたので
わかっている人が監修に入ったんだろうか?

シニカルなコメディとしては
今までにないものに感じた。

This really was the protagonist’s story, played by Takanori Iwata.

I’d seen Iwata in several works before.
Most recently, the role that left the strongest impression on me was his character in Tora ni Tsubasa—a role based on a real person who oversaw black-market crackdowns after the war, a man who followed the rules so strictly he ultimately starved to death.
It was a role completely detached from his dancer image.

At first, his character held prejudices against women.
But by the end, he becomes a friend who understands the protagonist.
But I digress.

In this film, his character is properly unpleasant,
and yet somehow familiar—
the kind of man you could find anywhere,
embodying the struggles faced by men of his generation.

He’s undeniably self-centered,
yet not an irredeemably bad person.
In a way, he’s just an ordinary guy.
And the fact that this feels completely natural
made me realize how impressive Iwata is as an actor.

The protagonist’s behavior reminded me of myself when I was his age.
If I put my hand on my heart and really think back…

Using “Kinpatsu” as a symbolic motif,
the film portrays the difficulties men face
in today’s Reiwa era.

The portrayal of government agencies felt
chillingly realistic—
so realistic that I wondered whether someone knowledgeable
had supervised those scenes.

As a cynical comedy,
this film felt like something we haven’t really seen before.

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新米エヴァンゲリスト

5.0ちくわとちくわぶ

2025年11月22日
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幸せ

なかなか楽しい快作。会話が秀逸。中学生と教師、学校と教育委員会、校則の有無、ちくわとちくわぶ、中年予備軍と世間、希望と絶望、金髪と白髪。実に面白い。おじさん先生の悲喜交々を巧みに画ききっている。

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DnaH

3.5若手教師の本音と成長

2025年11月22日
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楽しい

■ 作品情報
監督・脚本:坂下雄一郎。主要キャスト:岩田剛典、白鳥玉季、門脇麦、山田真歩、田村健太郎、内田慈。

■ ストーリー
職場の先輩教師に囲まれる中、いまだ大人になりきれない中学校教師・市川。ある日、彼の担任クラスの生徒数十人が、校則への抗議として髪を金髪に染めて登校してきた。この前代未聞の「金髪デモ」は学校を大混乱に陥れ、やがてネットニュースや教育委員会を巻き込む社会問題へと発展する。市川は、生徒たちから「なぜ金髪がいけないのか」と問われても、「校則だから」としか答えられず、交際中の恋人・赤坂からも日頃のいたらない言動を手厳しく指摘され疎遠となる。物語は、追い詰められた市川が事態を打開するために奔走し、生徒たちとの交流を通して成長していく姿をシニカルに描く。

■ 感想
そこまで期待していなかったのですが、なかなかおもしろかったです。コミカルに脚色されている部分はあるにせよ、学校の内情や若手教師のリアルな心情が巧みに描かれており、非常に興味深く鑑賞しました。特に、全編にわたる市川のモノローグは、まるで現代の若手教師が抱える本音や葛藤を代弁しているかのようで、深く共感する部分が多かったです。

一方で、自分の思いをしっかりと持ち、それをストレートに表現する板緑の姿がすばらしいです。ダメダメな市川と対照的で、白鳥玉季さんの演技と相まって抜群の破壊力で魅せてくれます。

この二人の対立から共闘の流れがおもしろく、内容的にはおよそあり得ないバカげた作戦もあるものの、しだいに自分を見つめ直していくような姿にどこかほっこりしてしまいます。一連の騒動を通して、市川は人としても教師としても少しだけ成長できたのではないかと思います。

それにしても、市川のダダ漏れの本音が、世の全ての教師に当てはまるとは思いたくないです。最初から夢も希望も理想もなく、ただ漫然と日々の業務をこなしているわけではなく、きっと誰もが教壇に立つ前は、大きな夢と理想を抱いていたはずです。多忙を極める日常業務に追われ、心身ともに疲弊していく中で、それらが少しずつ色褪せ、意識の片隅に追いやられていくのでしょう。でも、目の前の子どもたちと真摯に向き合い、そのキラキラした瞳に見つめられ、純粋な心に触れた時、教師の「やる気スイッチ」は驚くほど簡単に、そして力強く入るものだと思います。

近年、ブラック校則、わいせつ事案、体罰、不適切な指導など、学校現場はさまざまな批判に晒されています。本作は、そうした社会と学校の「ズレた常識」や、教師としての自覚を見つめ直すよいきっかけとなる作品だと感じます。学校現場で奮闘する先生方にもぜひ観ていただき、市川に共感しつつも、自身の職場や子どもたちに向き合う姿勢を振り返っていただきたいです。

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おじゃる

4.0おじさん

2025年11月22日
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ドキドキ

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翔

2.5教育現場のリアリティがもう一つだと職業柄思う

2025年11月22日
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シーンとシーンの繋ぎ方があまりにも脈絡がないというか、繋がりを意識させないことを意識しているのが透けて見えるのがもったいない。

職業柄、学校描写も気になることが多かった(今年の映画だと中山教頭の人生テストはリアル)特に教員の住んでる場所を週刊誌にバラされたわけでもないのに担任している児童が知っているというのは現代を描くのだとしたら全くもってあり得ない。

白鳥玉季ちゃんの力はしっかり発揮できてると思う。ただ、いくら取り込むためとはいえ担任と2人で映画見に行くのはな〜。

劇伴がやや過剰。

岩田は相変わらず演技自体は上手じゃない(目の使い方が特に)けどモノローグはかなり良かったと思う。

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わたろー

3.0イタいおじさん岩田剛典

2025年11月22日
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教師市川を演じる岩田剛典のモノローグがめちゃめちゃ長い&面白い。
そして実にイタい。
30歳=おじさんというのは、市川同様に私もその歳だったときには自覚がなかった。
若ぶっていたし、まだまだおじさんじゃないよ・・・と思っていた。
が、さすがに50台になると自覚はしているが、
本作に出てくるような、自虐とかは無意識レベルでやっているかもと思い、
恥ずかしくなった。気をつけよう(笑)
市川に長台詞でトドメを刺す赤坂(門脇麦)にもグッときた。痛かった。。。

旧態依然とした学校や教育の仕組みを取り扱った映画作品は今年も複数観てきたが、
本作は頭髪の校則への違和感を金髪で争う生徒たちと先生や教育現場という構図は、
実に面白いが、ちょっと飽きてきたかな。
生徒とタッグを組んでSNSの活用で動くも、すれ違いも生じて二転三転していく
トリッキーさで、なかなか先が読めないところが良かった。

特に中心人物の生徒板緑を演じた白鳥玉季が素晴らしい!!
今まで認識していなかったが、強烈なインパクトだった。今後も楽しみな俳優だ。

それにしても、坂下雄一郎監督の作品は、
先週鑑賞した『君の顔では泣けない』に引き続き面白い。
本作の市川がグダグダで何言ってんのかわかんない脚本も最高。
この監督作も今後注目していきたい。

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ひでちゃぴん

3.0よくも悪くもイタロクの映画😁

2025年11月22日
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怒涛の弾丸ハシゴコースの2/11っす(^_^;)

思っていたのと、全然、違った(残念な意味で)🤣

もっと、金髪の事が深掘りされるものかと思ったら、ダラダラと校則が変わるのか変わらないのかが延々続くだけという😮‍💨

門脇麦と白鳥玉季の演技派女優の完全な無駄使いでした😌

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おたか

3.0共感できる人物が誰一人としていないにも関わらず…。

2025年11月22日
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主人公を含めて誰一人として共感できる人物が出ていないにも関わらず、ラストではホッコリした気分に浸れてしまう作品。
始終、身勝手な行動や会話、モノローグが続くのですが、クスッと笑えてスクリーンから目が離せなくなって行きます。
それはこの物語が背「生徒が金髪になる」という表層の事態をなぞりながらも「成長」を描いていた点にあると思っています。
「成長」といってもヒーロー映画や大作映画が描く大きな成長ではなく、日常のちょっとした出来事で誰もが経験する「僅かな成長」。
この「僅かな成長」がきちんと描かれているからこそ、事態の顛末を見詰めていた観客はラストでホッコリした気分に浸れるのだと感じました。
歳を重ねる毎に成長(オジサン化)する事に逆らおうとする自分を鑑みて「自戒の念」を持ってもう一度鑑賞してこようと思います。

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かもしだ

3.5岩田は今まであんまり好きじゃなかったけど、 これは良かった 役にも...

2025年11月22日
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岩田は今まであんまり好きじゃなかったけど、

これは良かった

役にもあってた

ストーリー、、、というか、

ぶつぶつ言ってるの、おもしろかった

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jung

3.0金髪

2025年11月22日
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集団金髪騒動

校則変更騒動

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かん

1.0映画館ではお静かに

2025年11月22日
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難しい

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なっかん

2.5一言

2025年11月22日
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156本目。
色々書こうと思ったけど、最後に思った一言。
で、結局なに?

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ひで

3.0様々なテーマを取り上げたせいで、論点が発散してしまったように思われる

2025年11月22日
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主人公が、モノローグで、「これは金髪の話ではない」と、何度も説明するものの、どうしても、金髪を巡る校則の是非について考えてしまう。
「地毛証明書」なるものを提出させることについては、確かにやり過ぎで、改めるべきだと考えられるのだが、金髪に染めることについては、それが不適切な理由として、「中学生らしさ」とか「社会常識」といった言葉しか思いつかず、それで生徒達を説得するのは相当に難しいに違いないと実感することができた。
ただし、劇中でも指摘されているように、「校則に抗議するために、校則を破る」というやり方は、明らかに間違っているので、教師としては、ラストで実施されたような、正規の手続きを踏んで校則を改正するように、はじめから生徒達を指導するべきだったのだろう。(この手続きも、金髪騒動があったからこそ実施されたという考え方もできるのだが•••)
その点、主人公の教師が、自分を有能だと思っている割には、その場しのぎで、当たり障りのない言動しかできない様子は、確かに面白いのだが、いくら上層部の方針に振り回されることに嫌気が差したり、身に覚えのない暴力沙汰で処分されたことに憤慨したからといって、問題となる動画を拡散して、それが「やらせ」であったと暴露したり、テレビのワイドショーで虚偽のコメントをしたりするのは、非常識であるとしか思えない。それで、本当に復職できると考えていたのだとしたら、余りにも浅はかだし、呆れてしまって、笑っていいものかどうか戸惑ってしまった。
彼が、同志となった、金髪騒動のリーダーの女子中学生を、「世間は、怒った中学生など求めていない」と責めることにも、今一つ共感できなかったし、実際に、SNSの世論が、女子中学生に批判的になったことにも、素直に納得できなかった。
そんな考え方をする主人公は、若者ぶっている「おじさん」として描かれていて、彼が、同世代の友人と繰り広げる「知らない間に『おじさん』になっていた件」についての居酒屋談義や、彼の恋人が、「おじさん」なのに、それを認めようとしない主人公のことを説教するくだりには、「おじさんアルアル」に共感できるところが一杯あって、その悲哀を楽しむことができた。
その一方で、こうした「おじさん」になり切れない主人公のキャラクターが、金髪騒動の成り行きに活かされていたのかと言えば、必ずしもそうとは思われず、むしろ、論点が発散してしまったように感じてしまった。
金髪を巡る校則の是非、教育現場の混乱と教師の疲弊、若者から「おじさん」への移り変わり(成長?)と、せっかく色々なテーマを取り上げながら、それらの絞り込みや掘り下げが、中途半端で不十分に感じられたのは、残念としか言いようがない。

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tomato