「ゆったりムズムズリアル」金髪 alvさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆったりムズムズリアル
TIFF観客賞、意外と面白いのか?と期待してたら、あれ、こんなに上映館少ないんだ!岩ちゃんなのに?とびっくり。しかし気になってたので遠征して鑑賞。
もっと世にも奇妙な物語的なトーンを想像してたが金髪が主題ではなくちゃんとリアルな人間模様だった。
ドラマや小説で、人って日常会話でそんなに素敵なセリフ言えるものなの??っていつも感じてたのからすると、そうですよねえ、むずかしいですよねえ、わかりませんねえ、がんばりましょう〜、とか本当にどうでもいい返しばかりをする登場人物たちがとてもリアル。その意味のなさ、進まなさにムズムズしつつも苦笑しっぱなし。唯一飲み友さんだけがハキハキ喋る役?で輝いて見えた。大人になりきれない、若さを正しいと思ってしまう、自分への言い訳、慣習変えるのは面倒、思い当たることも多々あり恥ずかしくなる。
面白かったしみてよかったけど、まあ家で1.5倍位で見てもよかったなとは思ってしまった。あのゆったりとした間がこの映画の肝なんだろうけど、現代はせっかちでいけない。
岩ちゃんが全然かっこよく見えなかったのがよかった。門脇麦ちゃんの反撃も強いというか半分筋通ってるのかよくわからなかったけど、いい。白鳥玉季ちゃん、子役で色々お見かけしてるはずなんだけど、一番ピンと来たのは極主夫道の向日葵ちゃん。目力がありなかなかよかった。
ほんと、校則ってなんなんでしょうね。無意味な地毛証明はともかく、高校大学とどんどん自由になっていくから、社会の理不尽なルールに従う練習くらいは一度しといていいと思うんだけど。でもそれを壊してみる練習もまたいい気もする。世の中所詮言ったもん勝ちなとこも大いにある。でも自分が教師だったらやっぱりめんどくせー!って思う気がする。やはり教師は向いてない!
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