「岩ちゃんがちゃんとダサい」金髪 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
岩ちゃんがちゃんとダサい
岩ちゃんは演技がんばってるね。
この役けっこう難しいと思うけど、頑張ってやってた。
それで教師やってるときの服が絶妙にダサいんだよね。
ジャストサイズのシャツをぴったりしたパンツにタックインしてるから、ダサく見えるの。
それでも岩ちゃんの顔がついてるから、かっこいいはかっこいいけど、やっぱりファッションって大事だね。岩ちゃんをもってしてもダサくみえちゃうんだ。
話は、中学校で生徒が『髪型は自由にするという校則に変えて欲しい』って言って一クラス全員が金髪にしてくんのね。それで岩ちゃんが右往左往するっていう。
岩ちゃん、よく喋るけど、喋ってる内容は何もないって役なんだよね。爽やかイケメンだけど中身なにもない感じでやってて良かった。
途中まですごく面白いんだけど、ドンデンドンデンやりだしてから、今ひとつだったな。飽きちゃうんだよね。
観てると山田真歩でてきて、田村健太郎、内田慈、駒木根隆介、前野朋哉と、一時期ミニシアターに行ったら大体この人たち出てるって俳優さんが出てんのね。坂下雄一郎監督も《東京ウィンドオーケストラ》、《ピンカートンに会いにいく》とかやってたから、その頃からのつながりなんだろうな。
観てて思ったのは、学校が生徒をコントロールするやり方って、刑務所で看守が囚人をコントロールするやり方と一緒だね。
人数は生徒の方が多いから、もし一致団結して戦われたら、教師側は負けちゃうんだよね。
だから「お前たちは教師にはかなわない」っていうのを一生懸命植え付けてんの。
上からいきすぎても、下からいきすぎても、うまく支配できなさそうで、教師は大変だと思ったな。
白鳥玉季はいいね。《アイミタガイ》あたりから覚えてるけど、やっぱり良かった。
同級生の最後まで金髪で貫く子も良かったな。
同じことの繰り返し感でダレるところは残念だけど、それ以外は、良く練られた脚本だったし、ダサい岩ちゃんも観れたし、久しぶりに門脇麦も観たし、満足したよ。
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