「本格社会派コメディーというレッテルを捧げます」金髪 SHさんの映画レビュー(感想・評価)
本格社会派コメディーというレッテルを捧げます
TIFF2025コンペティション
映像の質は全く気に入らないのですが、そんなこと全く気にすることないくらいに、面白い内容でした。
白鳥玉季をキャスティングしたのはオーディションを経てということ。決め手は「とにかくうまい人を」ということで選んだらしい。たしかに、岩田剛典や門脇麦など、非常に長い台詞を早い口調で流ちょうに丁々発止される様を見せつけられたので、この作品に出演している演者の皆さんは相当に実力者だということに間違いありません。
みんなうまくて現実離れした業を見せつけているのに、作品そのものはリアリティーあふれるものであり、作品の全体に漂ううまさにうまいこと乗せられてノリノリで見入ってしまいました。何気に、音楽の効果も絶大だったりしました。
作品そのものを楽しめるし、その上そのメッセージも一つではなく色々と強烈に伝わってくるので、かなり良き作品だと思いました。
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