「新たな出会いで由嘉里の世界が広がる」ミーツ・ザ・ワールド ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
新たな出会いで由嘉里の世界が広がる
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主人公由嘉里(杉咲花)が住む世界が異なるライ(南琴奈)
と出会うことで、自らの世界が広がっていく。
ライとの同居生活による由嘉里の変化、
そしてライの変化、
ライがいなかったら出会わない世界の住人アサヒ(板垣李光人)との出会い&推し活旅、
朝のチョコレートフラッペ、
いろんな経験が由嘉里に変化をもたらす。
もちろん由嘉里と関わった人たちにも影響を与えている。
由嘉里は寂く孤独だと劇中はなしているが、
実はそうではないことにだんだんと気づいていくし、
固定観念を拭い去り、自分の好きな生き方をしていい
ということに気づく。
それはライの失踪により加速したと言えよう。
それにしても杉咲花の腐女子へのなりきり感と
鼻水を垂らしながら泣く感情の表現が圧巻だ。
ますます俳優としての演技の幅が広がっていると思う。
さらには、
渋川清彦、蒼井優、筒井真理子による脇の固め方も秀逸。
そして声でまさかの菅田将暉(エンドロールで認識)。
実に奥深く余韻がたなびく秀作だと思う。
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トミーさんのコメント
2025年10月29日
共感ありがとうございます。
死を常に意識しているライの優しさと対照的だったのが、生きる気満々のアサヒの寛容さ。この辺は狙いなんでしょうが、アニメオールナイトには仲々寄り添えそうもありません・・。
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