「タイトロープ、ガイドロープ」ROPE uzさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトロープ、ガイドロープ
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芋生悠に倉悠貴、前田旺志郎、中尾有伽、そして個人的には何より安野澄を目当てに鑑賞。
曾祖父の代から成功を目の前に亡くなってることで、明るい未来を描けない男の話。
この主人公のクズっぽさがなかなかで、なのにやたら周りからは助けてもらえてて、よく分からん。
たまたま見かけた暴行犯が尋ね人で、謝礼が10万円で、被害者の職場がすぐ分かり、その彼女の家に住んでました…
う〜ん、いくらなんでもご都合が過ぎるような。
聡はわざわざ自宅バレしてまで車で移動したけど、その後の描写的にはめちゃくちゃ近そうだよね。
結局ナビと逆に曲がったのは何だった?
年頃の男女が密室に2人きりというシチュエーションが多いのも気になった。
翠が軽く言及するが、“異性”というより“初対面”を問題視してたし、修二の家にも平気で泊まったり。
妊娠した経緯も、堕胎すら選ばず「産んで殺した」理由も判然としないから、心理も読めない。
インサートのタイミング的に結は修二の元カノっぽいけど、納得するような、違和感が増すような…
聡と貴子のカップルや翠は前向きな変化も望めそうだけど、修二は?
10万円なんて家賃や光熱費や借金を払ったら一瞬で消えるだろうし、“呪い”を振り切る何があったでもなし。
不眠症も特に活きておらず、貼り紙男や放火未遂男、バーのトイレの貼り紙なども意味あった?
なんだか取り留めがなかった印象。
貴子が翠に「バットどっから出したの」と訊いた時、「背中からかな?」と思ったがそんなことはなかった。
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