「ありふれた未来」ラストシーン 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
ありふれた未来
2025年5月9日よりApple TVとYouTubeで配信
YouTubeで鑑賞
監督と脚本は『そして父になる』『三度目の殺人』『万引き家族』『真実』『ベイビー・ブローカー』の是枝裕和
粗筋
いまいちパッとしないTVドラマの脚本家の倉田がファミレスで食事をしていると「脚本のラストを変えて欲しい」と見知らぬ女が押しかけてきた
50年後の未来がやってきた由比と名乗る彼女は倉田の孫で倉田が今回脚本を書いているドラマに出演しているヒロイン役と結婚することに
由比の話によるとそのドラマの視聴率があまりにも低くそれがきっかけで業界全体としてTVドラマそのものが制作されなくなったという
ドラマの視聴率がまあまあうまくいけば低視聴率女優のレッテルを貼られて仕事がなくなった由比の祖母と脚本家を辞めた倉田は結婚しなくて済むのだ
50年後になってもTVドラマが制作されている未来に変えるため倉田は観覧車でラストシーンを変えることを決意
すると一緒に観覧車に乗っていた由比は消えてしまった
Appleの企画で全編「iPhone 16 Pro」で撮影が売り
さらにハードウェアとソフトウェアで仕上げた
倉田がおじいちゃんになっている未来
リリー・フランキー演じる観覧車のスタッフはサイボーグになっていたがあれにはちょっと良い意味で苦笑い
頭部は機械化されている
記憶はコンピューターに移し替えている設定か
一部は剥き出しの機械だが全体的に見た目はリリー・フランキー
中途半端なアーマロイドレディだな
あっオジサンか
まあ全体的に変わってしまうとリリー・フランキーだと認識しずらいからこれはこれで良いんだけど
もしかしたら由比は偽名で未来が変わったから消えたのではなくタイムマシンで帰ったからでは
セワシの「どんな交通手段でも行き先が同じなら必ずそこにたどり着く」みたいな
そんな感じがするラストでした
TVドラマのラストを変えたいってだけでわざわざ来なくても
若い頃の祖父に会いたかったのかな
いや祖父じゃないかも
うーんわからない
Appleには申し訳ないけどこの作品を観て「iPhone 16 Pro」という商品を購入したい衝動に駆られることはなかった
世の中にはこの作品を観たことがきっかけでWiki?で調べて仲野太賀が中野英雄の息子で福地桃子が哀川翔の娘だと知った人もいるようだ
僕からすれば信じがたいがネットを始めたばかりならそうかもしれない
話は変わるが最近TV番組に出演した「はいだしょうこ」が芸名は本名を平仮名にしたもので漢字で書くと「拝田祥子」だと話していたらしいが自分はそんなことだいぶ前から知っていた
主にWikipediaだ
Wikipediaには嘘も多いがこの系統で嘘はまずあり得ないし嘘なら荒らし認定されすぐに削除される
しかし「知らなかったー」と思った人も多く彼女のインスタグラムに書き込んだ人も少なからずいたようだ
いくらなんでも「はいだしょうこ」という存在を知ったのはそのTV番組が初めてではあるまい
「はいだしょうこ」の本名が全く気にならない人が知った途端にインスタグラムに書き込む行動が不可解でならない
やはりインターネットを始めたばかりなのか
ヤフコメで「うーん」ボタンを押すだけでコメントは全くない
自分でもその行動原理が全くわからないバカなんだろう
昨今では無知を恥じないどころか無知を誇りにし開き直っている人を見かけるようになった
なぜスマホのような便利な機械を有効に活用しないのか理解に苦しむ
かなり初歩的なことなんだけど
仲野太賀も福地桃子も2世タレントだと知った人はやはり「やっかみ」があるらしいがなかなか仕事にありつけない同業者でもないのになぜ嫉妬するのかこれまた理解に苦しむ
スマホはそういう様々な変な人たちを発見できる便利な機械だ
我が子の成長を動画撮影するとかそういうことには縁がないのでやっぱり「iPhone 16 Pro」はいらない
今のスマホで充分
配役
脚本家の倉田に仲野太賀
タイムマシンで50年後の未来からやってきた由比に福地桃子
女優の琴乃に福地桃子
琴乃の孫の麗奈に福地桃子
TVドラマのプロデューサーの山瀬に黒田大輔
遊園地のスタッフの丸岡にリリー・フランキー
