死霊館 最後の儀式のレビュー・感想・評価
全145件中、121~140件目を表示
ウォーレン夫妻、おつかれさま♪
オカルト恐怖映画の手本のような作品。オススメ
別れの儀式
『死霊館』シリーズの最終章として、ついに物語が完結しました。これまで長く続いてきたシリーズを締めくくるにふさわしい内容であり、ラストの結婚式の場面で制作陣が登場するなど、作品全体が「別れの儀式」として構成されていました。ジェームズ・ワン監督らしい、恐怖の裏にある“人間の心理”を丁寧に描いた一作だと思います。
物語は、ウォーレン夫妻の娘が恋人を家に連れてくるところから始まります。結婚の挨拶に来た彼を母親は好意的に受け入れる一方、父親はどこか納得していない。その親子関係の緊張が、悪魔憑きという超自然的事件を通じて可視化されていきます。悪魔は鏡を通して現れ、娘をめぐる父の無意識的な恐怖――「娘を他者に奪われる」不安を象徴しているようでした。
鏡の中で彼氏が引きずられたり、首を締めつけられる場面は、まるで父親の心の奥底にある嫉妬や執着を具現化したように感じられます。ジェームズ・ワンは、悪魔という存在を人間の心の暗部と重ね合わせる演出が非常に上手で、単なるホラーではなく“心理の寓話”として物語を組み立てていました。
ラストの結婚式は、悪霊祓いと同時に、父が娘を他者に託す「心の浄化」として描かれていました。恐怖を通過儀礼とすることで、家族の絆を再確認させる。この構造こそが『死霊館』シリーズの一貫したテーマであり、ジェームズ・ワン作品に共通する“落ちのあるホラー”の真骨頂だと思います。
怖さの中にロジックがあり、恐怖の果てに納得がある。ホラーでありながら安心して観られる、まさに“理にかなった恐怖”でした。シリーズの完結編として、穏やかな満足感を残す一作です。
鑑賞方法: IMAX
評価: 62点
ウォーレン家の家族愛が伝わってくる感動作
死霊館シリーズの最新作にして完結作です(寂)
悪魔祓いから退いていたウォーレン夫妻ですが、ペンシルベニア州に住む家族が悪魔に悩まされウォーレン夫妻と娘のジュディ、そして婚約者のトッドも悪魔と対峙することになります。
シリーズとしては1番盛り沢山で怖くて制作への愛も感じました。悪魔祓いまでは長いですが、“何か”がいる恐怖を存分に味わえます。ジュディ出生のエピソードもあるので、悪魔と対峙しながらもウォーレン家の家族愛と温もりも感じました。アナベルに付き纏われるジュディが成長するところも見所です。
ジュディの結婚式にはジェームズ・ワンさんもお祝いに駆けつけたようでw満面の笑み過ぎて笑ってしまいました。ぜひエンドロール後までお楽しみください。
【”古い姿映しの鏡の中に潜んでいたモノが惹き起こした禍々しき出来事。”今作は古い姿映しの鏡に潜んでいた邪悪な悪魔と心霊研究家ウォーレン夫妻との長きに亘る戦いを描いたシリーズの掉尾を飾る作品である。】
<冒頭、この話が実話であるというテロップが流れる。>
■1964年。若きウォーレン夫妻(後はパトリック・ウィルソン&ヴェラ・ファーミガ)の間に愛娘が産まれる。だが、直前にロレインが”古い姿映しの鏡”に触っていたために、最初は息をしていない状態で生まれるが奇跡的に蘇生し、女の子はジュディ(ミア・トムリンソン)と名付けられ、夫妻の愛を受けて育つ。母譲りの霊感も備えつつ。
そして、1986年、ペンシルベニア州のスマール家の家で、蚤の市で娘の堅信式の祝いの為に祖父母が買った古い姿映しの鏡が、原因と思われる超常現象が次々に発生する。
スマール家の前を通った神父が異変に気付き、教会に進言しようとするが何者かに阻止され、彼は縊死した姿で発見されるのである。
神父と親しかったジュディは、神父の葬儀の際に棺に手を当て、その後一人でその家を訪れるが、そこには”邪悪な何か”がおり、それはジュディの命を狙うのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・冒頭のシーンから、若きウォーレン一家の姿と並行して、ペンシルベニア州のスマール家の出来事が、並行して描かれる。
そして、徐々にロレインが難産の末に生んだ子が、”鏡に潜んでいた邪悪な何か”の為に死産で生まれながら、ウォーレン夫妻の願いと力により蘇生した事が分かって来る。
つまりは、”鏡に潜んでいた邪悪な何か”が、ジュディを20年以上、付け狙っていた事が分かって来るのである。
・この”鏡に潜んでいた邪悪な何か”の力は強く、神父が翳す十字架を炎で包み、彼を強制的に縊死させる程である。
■ジュディを探しに来たウォーレン夫妻と、エドからナカナカ認めて貰えない彼女の恋人トニー(ベン・ハーディ)が、ペンシルベニア州のスマール家にやって来て、ゴミ収集車に出したはずの”古い姿映しの鏡”が、その家の屋根裏にあるシーンからの展開が物凄いのである。
その家では、過去に夫が妻と娘を斧で惨殺していた事がロレインの霊視により分かるのだが、”鏡に潜んでいた邪悪な何か”はその夫の妄念を操り、一家に様々な怪異を起こし、ジュディを呼び寄せ、一時彼女を支配するのである。
エドとその家の主が、死に物狂いで”古い姿映しの鏡”を屋根裏から、運び出すシーンも観ていて筋肉が疲れる程、物凄いのである。
その際に、ジュディの恋人トニーは、男として物凄く頑張るのである。チョイ、沁みる。
■全ては解決し、トニーはエドから認められ、彼に地下の禍々しいモノがズラリと並んだ部屋に案内される。そこには”アナベル人形”もある。
トニーはエドに”何で、廃棄しないのですか?”と聞くと”ここに置いておかないと駄目なんだ。”とトニーは答えるのである。(劇中で、”古い姿映しの鏡”はゴミ収集車の中で壊されるが、その後何事も無かったように、屋根裏に有った事を思い出す。)
そして、実際の”古い姿映しの鏡”の白黒写真が映し出され、それは『死霊呪文の鏡』であった事が明かされるのである。
<今作は『死霊呪文の鏡』に憑りついた邪悪な悪魔と心霊研究家ウォーレン夫妻との戦いを描いたシリーズの掉尾を飾る作品なのである。>
結局だだのエクソシスト
ちゃんと怖い・・・わかってても怖い・・・
ホラー好きからすると、
くるぞ、くるぞ、
ってムードわかるからさ、そこからすでに、怖いし、
くるか、くるか、、、、こないかあ!あ、きたあ
ってのも怖い。このシリーズはカメラワークがいいから「ちゃんと怖い」よね。
80年代後半ということで、70年代のサタニックパニックから、オカルトがテレビネタになってた時期の話というのも面白い。しかし、これ、実話ベースってほんとなの?最初に出会った「鏡」に再び出会うとかさ。あと、実話通りなのかもだけど、呪われる一家に双子がいたり、血の海まみれだったり、なんとなく「シャイニング」へのオマージュに感じたり。神父が車を降りた時のアングルは「エクソシスト」ぽかったかな?なんてのも仕組まれてかもね。
決着の着き方があやふやなのも、かえってリアリティあるのかもね。フィクションだと、「大団円」が鼻につきそうだし。
エクソシズム、教会、悪魔。ここら辺はやっぱ西洋ちっくだよね。日本じゃなんかしっくり行かない感じ。
シリーズ通して観てるけど、21世紀のホラーの代表作と言ってもいいんじゃないかな。アメリカ映画特有のの「ファミリー味」もストーリーの中に上手く落とし込むしね。
あ、鏡くるくるは、ちょっとなあ、という感じだったけど。
申し分ない、申し分ないん、だけど、娘役はさ、「アナベル」のマッケナグレースで行って欲しかったよなあ。いや、今回の配役もよかったよ。よかったけどさ。
個人的には満点!満足!あー、怖かった。これは、サブスクとかではなく、劇場で観るべきだと思ったね。
2025年度劇場鑑賞44作品目(45回鑑賞)
寒気がする怖さがあり、エンタメ度も高い
甘めの85点。名残惜しい…
死霊館ユニバースは全て観てきたけど、これで最終作ということで残念ですね…
内容が微妙な多すぎるスピンオフいらないから、もっとコッチの本編を作ってほしかった。
グチから始まったけど、そう思うぐらい本作は面白く、ほぼ大満足です。
最終作としては、いい終わり方したんじゃないでしょうか?
2転3転すると言ったら言いすぎかもだけど平坦じゃない変化あるシナリオ、引き込まれて観てました。
事実に基づく話で、どこまで脚色してるか分からないけど、今まで1000件ぐらい心霊調査を行ったと言うセリフがあって、
だったら、もっと本編を続けて、もっとウォーレン夫妻の活躍を観せて!と思ってしまう…
毎回、気になってたんだけど、呪物コレクションの部屋にある侍の鎧兜、けっきょくノータッチで終わった(笑)
その話も観たかったな…(笑)
あーあ…名残惜しいな…
IMAXは時間あわなくて通常スクリーンで観たんだけど、もう1回観たいですね、IMAXで。
あ!ジュディ役のミア・トムリンソンが可愛いかったです(笑)
あとエンドロール後ありなので、明るくなるまで席を立たないことをオススメします。
悪魔の棲む家VSウォーレン夫妻
死霊館シリーズ最終作?ジュディが大人に成長し夫妻もよる年波には勝てずに心霊調査は1時休業し講演活動がメインになっているが、ある因縁めいた鏡の為にある一家を助けようとするが…。
今までより怖さは少なくなり家族や娘の婚約者の話が多くなった。
とは言えシリーズを綺麗に終わらせるならいたしかたなし。
様々な怪異現象や悪魔の御業をオカルト感たっぷりに描きジャンプスケアも満載!
まさか悪魔の棲む家に乗り込み悪霊と悪魔と対峙するとは!
字幕で本物のウォーレン夫妻の軌跡を紹介しモキュメンタリー風味もあり。
まさに大団円なラスト!
ウォーレン一家の血
シリーズは大好きでずっと見てきた。ウォーレン一家の活躍は本当に素晴らしかった。
今作序章部分が大変長い感じもしましたが、ラストに綱がる部分はどうしても必要で仕方ないきもします。
いつも以上に驚き、ウォーレン一家の大活躍に、最後は少しサプライズもあり、😢したりしました。
皆んないるって最高です!!また同時に好きなシリーズのラストはやはり寂しい。
次の時代へ受け継ぐ様はウォーレン一家に相応しく、拍手をおくりたい。パトリック、ベラお疲れ様。ありがとう。
追伸
どうでも良いけど、最近皆んなから、共感貰うのに必死な人も見受けられる。まぁどうでも良いけどね。ここのシステムがおかしいだけだね。
シリーズ最後と言わないで!
ちょっと怖いし、面白い。
かなり攻撃的な悪魔
オールナイト上映で観てきました
今までの魔女というか悪魔たちは、精神的に追い詰めるような攻撃がメインだったように思いますが、今回はめちゃめちゃ物理できます。痛い!!痛そう!!!
死霊館シリーズにはそんな脅かし演出もあるのかと毎度驚かされます。
死霊館シリーズはやはりSEが秀逸なので、是非とも映画館の大音量であの不気味な音を浴びて欲しいです!
前作がなんだかファンタジーな風味でそうじゃないんだよなーと思っていたので今作は大満足です!
ただ、決着の付け方それでいいの?とか、もっとあの鏡について作中で掘り下げて欲しかったなというモヤモヤは残ります。
テロップで鏡の実物については補足が入りますがやや物足りず、、、やっぱり話の中でそれを暴いて欲しかった。
ラストにふさわしく過去作で関わった人たちがチラチラと写ったりしてとても嬉しくなりました😊
全145件中、121~140件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。













