死霊館 最後の儀式のレビュー・感想・評価
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実話ベースという側面のこだわり
現実感のある描写を強く意識しているように感じました。その結果、物語のリアリティーは増した一方で、怖さが影を潜めてしまった印象です。
デーモン(悪魔)のデザインや演出に目新しさや特色がなく、全体的なインパクトに欠けています。リアルさを追求したことが、かえってホラー映画としての醍醐味を損なう結果となってしまったのではないでしょうか。
"最後"なのに少し期待外れ。
シリーズ最終話となる本作。
シリーズの中で今まで語られることのなかった、ウォーレン親子が経験した恐怖体験が明らかにされます。
悪魔が取り憑いた"呪いの鏡"。
それに触れてしまったロレインは、娘を死産させてしまいます。
必死の祈りが神に届いたのか、死産した娘は息を吹き返し、ウォーレン夫妻と共に幸せな人生を歩んでいるかに思われたのですが…。
時が経ち、不可解な現象に悩むある家族の元を訪れたウォーレン夫妻と成長した娘は再び"呪いの鏡"に立ち向かうことに。
ラスト、
「娘の婚約相手と共に家族の絆で悪魔は追い払われ、家族みんな幸せに暮らしましたとさ。」
と言う演出がされますが、長年にわたり何作も制作されたシリーズなのに、あっさりとしすぎなハッピーエンドで物足りなさを感じました。
ウォーレン夫妻が初めて遭遇し、相当辛い思いをさせられた悪魔を相手にした最終話なのに、見応えのあるストーリー展開ではなかったのが残念です。
しかしながら、シリーズを通してこの作品の魅力であるゾクゾクとした恐怖や驚きは鳥肌が立つほどで、本作でも十分体感できるので、ホラー映画でゾクゾクしたい人にはとてもおすすめです。
シリーズ完結!夫妻から、娘、家族の絆の物語に
死霊館シリーズ最終作と思うと寂しい限り。
このシリーズは、家族に寄り添うウォーレン夫妻の姿が特長。
今作は、悪魔との闘いというホラー要素よりも、ウォーレン夫妻と娘、家族の物語をきちんと描き、過去作で救われた家族や仲間も集まり、きれいに完結しました。
135分ですが、夫妻の歴史をたどる話で、だれることもなく、時間も長く感じませんでした。
娘の苦悩を見守る母という特殊な事情や、娘の相手にやきもきする父など、普通の家族の悩みなども描かれてよかった。娘婿が家族になる展開があったかくていい。
また、夫妻が特別に何か強いわけでもないのに、立ち向かう。
これまでも、今回も何で勝ったかもう覚えてませんが(家族で手をかざして鏡に押し勝った?)、とにかく良かった。
今作でも、ホラー描写も、残酷すぎたり、汚かったりしない、悲惨でもないのがいいです。
ウォーレン家おつかれさま。
愛と信仰で悪魔に立ち向かう最終章
「実話」の強調が余計だった
オカルト・ホラーものは特別好きではないのだが、アメリカで大ヒットしているという記事を目にしていたので興味を持った。
【物語】
1964年、身重のロレイン・ウォーレン(ヴェラ・ファーミガ)は自宅の地下室でただならぬ気配を感じる。 古い姿見鏡の前に立ったとき、「何かいる」と思った途端体に異変が生じて予定日の1か月前にも関わらず産気づく。夫のエド(パトリック・ウィルソン)が慌てて病院に連れて行くが、生まれた娘ジュディは息をしていなかった。しかし、しばらくすると奇跡的に産声を上げる。
その後ウォーレン夫妻は心霊研究家として様々な霊的現象に苦しむ人々を霊的呪縛から救うことを仕事とする。22年後夫妻は心霊研究を辞めることを決意し、娘ジュディ(ミア・トムリンソン)は両親の前で婚約していた頃、遠く離れたペンシルベニアのある家で度重なる霊的現象に苦しんでいた。
平凡な家庭だったその家は、あるとき骨董屋から姿見鏡を買って来てからおかしなことが起こるようになる。その姿見鏡は22年前にロレインに異常を引き起こした鏡だった。ウォーレン家と親しい神父がその家族の苦しみに心を痛めてその家を訪れた直後に謎の死を遂げたことをきっかけにジュディは導かれるようにその家を訪れる。
その話に関わるつもりが無かったウォーレン夫妻だったが、ジュディの身に危険を感じて婚約者トニー(ベン・ハーディ)と共にペンシルベニアに向かう。
【感想】
序盤はやや展開について行くのに苦戦。いきなり22年飛ぶし、「ウオーレン一家とペンシルべニアのコールダー家はどんな関係?」「登場人物が多い!」とやや戸惑った。本作が9作目となるシリーズだったことは観賞後に知って「だからか」と納得。シリーズファンなら22年の空白は無く、1986年のウオーレン家の描写は「ジュディはそんな歳になったのか」と感慨を持って観るのだろうし、コールダー家の方は「今回の舞台はここか」とスンナリ理解するのだろう。
新参者の俺でも、しばらくすると登場人物が整理出来て段々面白くなった。序盤から随所にちりばめられている「ドキドキ」、「ビクッ」の演出は上手い。シリーズ9作目のこなれた感じと言えば良いのか。中盤以降はホラー作品としてのスリルを十分に楽しむことができた。
「結構面白かったな」と満足感を覚えつつエンディングを迎えたのだが、最後に落とし穴が有った。
いよいよエンドロールに入るところで実際のウォーレン夫妻の写真が映し出される。実話ベース作品には良くあるやつだが、俺にとってはこれが余計だった。「これは実話である」的な説明が結構長く入る。冒頭にも“True Story”という文字を見た記憶はあるが、俺は“映画”の世界に没入して結構楽しんだのに、急に現実世界に引き戻された感じ。しかも、「実話」を強調されると、逆に「胡散臭い夫妻だな」という思いが沸々と湧いてしまい、急に白けた気分になり、余韻が吹っ飛んでしまった。せいぜい「この話はフィクションではない」的なテロップをさらりと入れるくらいにとどめて欲しかった。
それを除けば、「リアルか否か」は脇に置いて、娯楽として楽しめる作品だと思う。
悪魔との最後の戦い
ウォーレン夫妻にとって最後の調査となった、事件を描いてます。
今回はホラーとしての表現も緩めで、今までよりもゾクっとしたり、ドキドキする感じも、減ってきてるのは、ちょっと残念でした。
悪魔も最大に邪悪な割には、おとなしめで迫力にかけたような気がしました。
それでも後半の悪魔との戦いは、見応えありで良かったです。
家族の絆で悪魔祓いです😊
実話シリーズは、エンフィールド事件が1番好きです。
悪魔は弱ってる心の隙間に入り込んできます。
その人の弱点、傷つけられては困るものを、狙い見せつけて、襲ってきます。
ネガティブな気持ちは、なるべく捨てないとね。
まるで怪しい宗教のようですね(笑)
あと学んだのは、悪魔は近所の幽霊を連れてきて、操る事ができる。
呪物は壊してはいけないということ。
今回も実際の映像や写真がエンドロールで出てきます。これいつも好きなんです。
呪いの鏡の写真もあり、おどろおどろしさはなくて、いたって普通の鏡でした。
2013年の「死霊館」から12年。
これでラストらしいです。全て劇場で観てる大好きなシリーズなので、本当に悲しいです。
スピンオフ作って欲しいですね。
長く続けすぎたか
大好きな死霊館シリーズもとうとうお終いかー、と感慨深く感じながら映画館へ。
そんな私がまさか眠くなるなんて!自分でもショック!
驚かす所は度々あれど、山場がないのが非常に辛かった。
え、これで最後だよね?ジェームズ・ワンじゃなかったっけ?やっぱりジェームズ・ワンだよね?何も解明されないまま終わるの?マジか!というのが正直な感想です。
お得意のジャンプスケアをちょいちょい差し込んでくるけれど、こちらもそれにはとうに慣れているので、簡単には動じない。(動じれない)
怖いシーンも、過去作に比べるとぬるい。
最後と言いながら続編が続くのはよくあることなので、これもそうかなーと思ったけど、最後に過去作のメンバーが出演していることを思うと、やはりこれでラストなのか。
まぁ悪魔は謎のままで終わるのがいいのかな。そういうことだよね、と自分を納得させるしかない。
もっと怖がらせてほしかったなぁ。
面白いが刺激は少なめ
見てる間は結構楽しかった
悪魔や霊を題材にしながらも
家族愛のドラマが主軸だから分かりやすいテーマで
それなりに感動するしエンタメとして気楽に楽しめるのは
いいところ!
でも正直物足りなさもあって
事件によって人間関係が深まっていくけど
それ以前に疑念があったり被害者家族が悪い奴とか
人間性や正義に二面性がある設定だったら
もっと深みのある話になったんじゃないかなぁとも思ったし
アクションやホラー演出も斬新さは無かった印象
ただ個人的にツボな楽しいポイントがたくさん!
・特級呪物の鏡の1番の攻撃が物理なところ
・これはやるな、こうなったらマズいと言及された事は全部起こる
何故か呪物のある屋根裏の床が薄くて、案の定やぶれるとか
鏡を見るな、といったらその後しっかり鏡を見るくだりに
・人間側は嫌なヤツが1人もいなくて安心、しかしそこが少し物足りなくもある
シリーズとして平均点
培ってきた演出を使って、ラストのエピソードを見せてくれた事は良かった。
正直、相応のファンでない限りこれだけの作品、派生作品を生み出してきた死霊館シリーズを全部追っかけて、時系列に覚えているのは困難と思う。
今作は娘ジュディの誕生から娘を狙っていたモノを祓う闘いだった。だが過去作と比べてそんなに何か変わるもんでもない相変わらずの展開。
見慣れた演出とは言え、やはりジャンプスケアにはビックリするし、真っ暗闇に急に浮かび上がる何かを見せられたらゾッともする。だがそれだけの事。観終わっても家に帰ってもあ〜怖かったとならない。だって悪魔ってよー分からん。日本で悪魔が居るなんて信じてる人少ないだろう。幽霊や悪霊、呪い等は有るかもと薄っすら考えても悪魔は…。ディズニーの妖精みたいに存在を信じられなかったら、存在出来ないんじゃないだろか?とか思う。
大勢が居ると信じるから存在出来るようになる。日本でも「チェンソーマン」がバチクソ流行り続けたら悪魔も存在するかも知れない。
しかしながらこのシリーズ見続けているもののどうもスッキリしない。
しかしこの作品キリスト教をあてにしている割に中々効果無いんよね。娘には何にも教えてないってのもよー分からん。自宅にあんだけ呪物置いといて教えないとか危ないし、ラストもあれで追っ払えた感じがしない。クレジットが流れ始めて御本人達の映像が流れると俳優って凄いとしか言いようがない見た目してるな。
けっこうよかった
おっかない鏡の悪霊と戦うのだけど、悪霊というか悪魔の狙いはエドとロレインの娘、ジュディなのであった。悪霊に悩まされる一家、お金がないという理由で引っ越しができないというが、お父さん借金してでも引っ越せよ。この際掘っ立て小屋レベルまで生活を落としてもいいではないか。子どもも年寄りもいるのにあんな家、一秒でもいたらダメだ。落ち着いて寝られないし、そもそも電気が暗い。40ワットくらいしかない。
ジュディの婚約者の彼、ジュディが魅力的でいい子であったとしても条件が悪すぎる。それをよしとする見上げた男で、実際大怪我をしても逃げない。
エンドクレジットで写真でご本人登場だ。
コレで終わるのは寂しい
最後にして最高の作品では。 いやー、綺麗な着地、マイルドにまとめて...
オーメン&ポルターガイスト
«悪魔のせい»にしてから早4年…え?4年!
光陰矢の如しとは先達は上手いことを謂ったものです。
つか、間(あいだ)・間にスピンオフがあったりして『死霊館』自体にそんな間(ま)が空いていたとはビックリ🫨
死霊館ユニバースもコレでラストですか。
感慨深いですね…初作より早10年以上。
そりゃぁ!私もオッサンになるわけです🤣
パトリック・ウィルソンさんが善き父を演じる…監督がジェームズ・ワンだったりで、つい『インシディアス』シリーズとごっちゃになります。
アナベル人形やザ・ナン(尼僧の悪霊)とか…スピンオフもそれぞれ三部作だったりと広げに広げた大風呂敷…
今作も大ヒットしたんでしょ?
今度は娘のジュディをメインに…なんて考えてたりして。
ウォーレンさんちの呪物くん達は、それぞれに曰く付きの禍々しい物語があるんでしょうから、ネタには事欠かないわけで。
ラストは…全米大好き・家族愛でなんとかすれば無問題!🤣
つか、娘の結婚式を同窓会にするなし!😆
ホラー映画を見慣れている人には、全く怖くはない造りなれど、だからってツマラナイって事は無いので、ゆったりした気持ちで、我が子の巣立ちを見守る心持ちで観ると感動もひとしおかと。
全145件中、41~60件目を表示
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